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”失敗しない”お花の撮り方って?

暖かくなりお花の季節が到来しました。
綺麗なお花を前にすると、つい写真を撮りたくなりますよね。
夢中になってたくさん撮った写真を家に帰って見てみると、”あら~、あんなに綺麗だったのに” なんて経験はありませんか? 
年間100ヶ所以上のお花スポットで写真を撮り無数の失敗をしてきた筆者が、お花の撮り方のコツをお教えします。筆者は、カメラで撮影することが多いですが、スマホでも同じだと思います。




”残念な”写真とは?

自分の表現したいことを静止画に残すことが、写真ですので、良い悪いの基準は人それぞれです。ただ、私が個人的になんだかパッとしないなあと感じる理由はいくつかあります。

お花を撮る際、気をつけたいポイント

  1. 意図しない邪魔なモノはできるだけ排除(電柱、家、人など)

  2. 背景・光を意識(空、山)

  3. 主役を決める(一番綺麗な花を選ぶ)

  4. 副題を入れると深みが増す(アジサイとお寺とか)

  5. 構図を意識する

  6. 四隅まで意識する

  7. 前ボケ、後ボケを入れる(主役が引き立ち、遠近感が出る)

  8. 撮影後の写真を修正(レタッチ)する

構図って?

下の2つの写真は、全く同じものを構図を変えるよう切り取りました。
どちらがお好きですか?

上の写真は、花が真ん中にあるので安定感はありますが、単調で面白みはありません。一方、下の写真は花の咲いている方向に広がりがあり、ストーリー性を感じます。
構図は、どれが良いということではなく、自分の表現したいイメージ
になることが大切だと思います。
主な構図を簡単に解説しますので、頭に入れておいて写真を撮る際に思い出してみてください。

主な構図について

各シチュエーションでの撮影のポイント

晴れているケース
花の背景に青空を入れることができ、花が引き立つ。
ただし、光(影)が強くなるので柔らかい雰囲気はでない。
晴れが合う花:ヒマワリ、ラベンダーなど

曇り・雨のケース
光が柔らかいので、花をふんわり撮ることができる。青空は入らない。
曇りや雨が合う花:アジサイ、アヤメなど

早朝・夕方のケース
柔らかい横からの光は、陰影をつけやすく印象的な写真を撮ることができる。暗くなりがちなので注意する必要あり。

順光のケース

太陽が背中側

花の色がもっとも綺麗に出る。
青い空を背景に入れたい場合は、順光が良い。

逆光のケース

太陽が正面

花びらの透過光を入れることができる。花びらが薄い花(コスモスなど)が良い。花が影になるので花色は出し難い。空は白っぽくなる。

”前ボケ”、”後ボケ”って

花の手前にボケを作るのが”前ボケ”、背景にボケを入れるのが”後ボケ”。
ボケを入れると奥行き感がでます。特に”前ボケ”を入れるとふんわり感がでます。ボケをうまく入れることで、表現方法が一気に広がります。

カメラで撮る場合、絞りを開放にして、できるだけ望遠側で撮ります。スマホの場合は、ポートレートモードで撮ります。前ボケの場合は、ぼかしたい花にカメラ(スマホ)が当たるぐらい近づき、少し離れた花にピントを合わせます。

撮った写真は修正(レタッチ)する

プロのカメラマンでさえ、撮った写真はレタッチしています。
アマチュアの方であれば、尚更レタッチをお薦めします。
無料のソフトやアプリもありますので、活用してはいかがでしょうか?



お花の写真を撮る際の基本的なポイントをまとめてみました。
あくまでも個人的な意見ですので、違った意見もたくさんあるかと思います。何よりも楽しく撮影するのが、一番大切ではないでしょうか。
この記事が、少しでも皆様のお役に立てばうれしいです。


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