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写真整理のすすめ!

写真は処分しづらいもの

実家の片付けで処分に困るものってご存じですか?
圧倒的1位は、「写真・思い出の品」となっています。

大切な親や家族の気持ち、そして共に積み重ねてきた歴史がつまったものであるため、写真や思い出の品は多くの人にとって処分しづらい存在のようです。
膨大な親の写真の中でどの写真が必要なのかわからず、泣く泣くほとんどの写真を処分してしまったという経験をお持ちの方もおられるかもしれません。
処分しづらいものほど、親が生きているうちに判断をしてもらった方が良いのではないでしょうか。

写真を整理するメリットとは

写真整理は、なにも家族のためだけに行なうわけではありません。
写真には一枚一枚いろんな思い出や記憶が込められています。そんな大切な写真が、家のどこかにしまい込まれ、まったく見返されていないとしたらもったいないと思いませんか。
 「この場所懐かしいなあ?」、「この友だち、元気かなあ?」・・・写真を見返すことで当時の思いが蘇り、新たに気づいたり感じたりすることもあるに違いありません。
写真整理の最大のメリットは写真を「見返す」ことができるということではないでしょうか。
写真整理には、その他にもいろいろとメリットはあります。

  • 必要ない写真を処分したりデータ化することで、収納スペースを空けることができる

  • デジタルデータにすれば写真が紛失したり劣化することなく、大切な思い出をずっと残せる

  • お気に入りの写真をベストアルバムやフォトブックにすることで、いつでも気軽に見返せる

  • コンパクトで持ち歩きやすいタイプなら、人に「見せる」楽しみが生まれる

  • 必要な写真を探しやすい

  • 遺影に使う写真を選べる

写真整理のきっかけ

それでは、どのように親に写真整理を促せば良いのでしょうか? 
写真整理というと処分が前提となり、言われた方は抵抗感があるかもしれません。それより、「昔の写真を一緒に見てみようよ」と話を持ちかけ、思い出話に花を咲かせながら、一緒に仕分けをしてみてはいかがでしょうか? その際、どの写真が大切で残してほしいのかを確認しながら仕分けをすれば良いでしょう。実際のところ処分してもいい写真もかなりあるに違いありません。

それでは親の側はどうなのでしょうか? 押し入れや棚に眠っている大量の写真をいつか整理したいと漠然とは思っていても、実際のところ何かきっかけがない限り、なかなか重い腰が上がらないのではないでしょうか。自分が生きているうちに整理しておかないと、子供に迷惑がかかると思えば、少しはやる気がでてくるかもしれません。

1つ1つの写真には、家族旅行、新しい出会いや別れ、記念日、何気ない日常の思い出が詰まっているに違いありません。それらの写真を見返しながら家族と思い出をシェアすることは、単調になりがちな高齢者にとって刺激的で楽しいことだと思います。それが写真の整理・処分につながると考えれば、なおさら有意義なことではないでしょうか。

写真整理の進め方

 1) 全体量を把握する
いろいろな場所に分散している場合、一箇所に集めるなどして全体量を把握しましょう。
2) 要・不要の仕分けをする
どこで撮ったかわからない写真、ピントが合ってない失敗写真、似ている写真(1枚残す)、気に入らない写真などは処分の対象です。
3) 保存の仕方を決める
お気に入りの写真だけをベスト・アルバムやフォトブックとして残したり、残したい写真は、デジタルデータ化しデータとして保管することをお勧めします。こうしておけば、写真が劣化したり紛失することを防げますし、いざという時必要な写真をすぐに見ることができます。写真のデジタル化は、スキャナーを購入して自分でやる方法と専門業者に依頼する方法があります。費やせる作業時間やコストを考え、自分に適した方法でやりましょう。
 
いずれにしても膨大な写真を短時間で一気にやろうとすると気が重くなりかねません。やりやすい部分から手をつけ、気長に楽しみながらやるのが良いでしょう。

スマホで撮った写真はどうすればよいか?

これまでプリント写真について話をしてきましたが、スマホで撮った写真はどうすれば良いのでしょう。スマホが急に壊れてしまい、入っていた写真がすべて消えてしまったという人もいるかもしれません。
 
筆者が考えるスマホの写真の整理術は、以下です。

  • 定期的に撮った写真を見返し、不要な写真は削除する

  • お気に入りの写真は、「お気に入り」登録したり「アルバム」にする

  • 写真をバックアップしてスマホが壊れた時に備える

  • フォトブックにして家族や友達と楽しむ

写真のバックアップには、クラウドサービスを利用する方法もあります。
但し、サービス内容は各社違いますし、将来変更する可能性もありますので注意が必要です。たとえば、Googleフォトの場合、現在無料プランで利用できる容量は15GBです。Amazonフォトは、無料プランの容量は5GBですが、プライム会員は容量無制限となります。(静止画のみ) Amazonプライム会員になっている人は、このサービスを利用しない手はないでしょう。

写真は見返してこそ価値がある!

写真は、個人や家族にとってかけがえのないものです。最近、昔の写真を見ていないと感じておられる方は、この機会に写真整理をしてみてはいかがでしょうか? 写真を「見返す」ことは、忘れかけていた大切な思い出が蘇り、自分だけでなく家族や友達にとっても楽しいイベントになるのではないでしょうか。
いつか誰かが必ず行う必要のある写真整理を、今自分の手で行うことは有意義なことではないでしょうか。


合同会社ツムナスは、フォトブックの制作・販売に加えて、写真整理アドバイザー資格(初級)保有者が写真整理のアドバイスや実際の写真整理サービスも提供しております。
この機会に是非一度お問い合わせください。

 https://tsumunasu.com/


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