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【観劇記録】流星の音色

初めての御園座。
写真では見たことあったけど、実際に来てみると
想像以上に大きい建物でわくわく。
念願の!流星の音色を観劇してきました!!

私はSixTONESのファンなのですが、
グループを知ったきっかけは
京本くんのミュージカル出演なので、
彼の舞台を観る事は悲願でありました(おおげさ?笑)
FNS等の音楽番組でミュージカルソングを
歌う彼の姿は何度も何度も見てきましたが、
観劇自体は一度もなかったのです。
チケットが取れなくて…(本当に取れない…)

そんな中、流星の音色の上演発表、
続いて真彩希帆・新妻聖子という
最強且つ私得キャスト発表…
(いわずもがなきいちゃんは宝塚雪組ファンとして
大好きな存在ですし、新妻さんはいつか舞台姿を拝見したいと願い続けていた方なので…)

こんなん絶対観たいに決まっとるやろ!!!!!💢

という重すぎる思いを抱いておりましたので、
観られて本当に嬉しかったです。大感謝…

せっかくなので、公演について書きます〜!

あらすじ

公式のホームページを見ますと

京本大我(SixTONES)新橋演舞場 単独初主演で音楽を担当!!
七夕に起きる愛と悲劇を描いたオリジナルミュージカル!!
公式ホームページより

ざっくり!!!!!(笑)
(おいおい強気だな…さすがジャニーズ)
プログラムにはちゃんと記載がありました。

海の星の王子・リーパは偉大な父・サルムより王位継承を告げられ、逃れられない運命と責任に不安を覚え葛藤していた。
一方、内気で気弱な山の星の王女・シルウァもまた、歌で星の平和を守る使命を全うする自信がなく思い悩んでいた。
彼女は恋に憧れ、小説に描かれる燃えるような恋心を夢見ていた。
しかし母・フローラーリアから「幸せになるためには甘い恋に憧れてはいけない」と言い聞かされており、恋をすることを諦めていたのだった。
そんなある時、いつものように恋愛小説を読んでいたシルウァの目の前に眩い光が満ち、遠く離れた星に住むリーパの歌声を耳にする。
その歌声に合わせて、無意識に竪琴を弾き、声を合わせるシルウァ。
互いの歌声と演奏に惹かれた2人は顔も知らぬまま会う約束を交わすが・・・。
流星の音色パンフレットより

王道ラブストーリーの香りがぷんぷんしますね
(大好き)
パンフレット、装丁が綺麗なのでおすすめです!
実はポスター発表前は七夕がモチーフって
聞いてたから勝手に日本物と思ってたのですが
(日本物の雪組の血が騒ぎすぎた)
(「星逢一夜ね、バスタオル持ってこ」って思ってた)
架空の星のファンタジーなお話です。

評判

劇場に着いてみると、やはり若い女の子が多い!
舞台を初めて観た方も多いんじゃないかな〜!と
思いました。

初見の舞台観劇前はパンフのあらすじ読む程度で
SNSの感想やネタバレは読まず、
観終わった後に読む派なのですが、
ざっくり見た感じ、キャストに対しての評判は
ほぼほぼ9割が賛辞の言葉でしたね!
脚本・演出に関しては賛否両論って感じ。
あくまで一個人の印象ですが。

私自身の感想はというと…
※ここからはネタバレダメな人は回れ右〜!!!
※正直な事も書くので(賛否の否の部分も)、
一個人の感想として暖かい目で
読んで頂けますと嬉しいです。
とにかくたくさん感じた事があるので
全部書くときりがない〜!笑
ので頑張って大きく4点にまとめます!

感想 

ええ、泣きました。
泣きましたとも…。大感動。
私の周りのギャル達みんな泣いてなくて、
歳とると涙腺が弱くなるってこういう事か…?
となった(本当にそうなのか…?)

①リーパとシルウァの恋にときめく。
(京本・真彩)

ストーリーは、
「ロミオとジュリエット」に七夕伝説を
織り込んだようなお話で所謂…私好みでした(笑)
(どシンプル恋愛悲劇!大好き!!!!!)
パンフレットにも書いてありましたが
ファンタジー9割:リアル1割といった世界観で
王道の王子様とお姫様のお話。
何かの舞台の劇中話ででてきそうなくらい、
夢々しく甘く、切なかった。

リーパ(京本)とシルウァ(真彩)の
年齢設定が10代のため、序盤はかなり幼い役創りで
「こん人は…私の知らん真彩です」
って違和感を感じてしまったのだけど
(真彩さんですよ)
(すぐ星逢一夜を出さないでください)
やっぱりそこは京本さんと真彩さんの
持ち前の華と高い演技力に引き込まれて
途中から違和感など忘れていました。

2人はお互いの声を聞いて恋に落ち、
会話を重ねる毎に、顔を知らないまま
恋心を募らせていくんですが、
その過程の演技が2人とも素晴らしくて。

序盤、リーパくんの
「恋?!いやないないないない!!!!」
のターンでは仲間になった気分で
心の中でうぇ〜いwwってからかってましたし(?)
シルウァちゃんの
「頭から離れないっっ!!!!」
のターンはもう可愛すぎて可愛すぎて
私はカウムでした(勝手に乳母になるな)

2人とも初めは幼く、
「わからないよぉ〜」を連呼していたのですが
恋を知って、焦ったり悲しんだり、
目一杯喜んだりしながら
大人になっていくのを見ていると、
残酷な壁に挑もうとする2人を止めたいけど、
それ以上に応援したい。
客席全体にそう思わせるような
芝居の吸引力がすごかったです。お2人とも。
全私の母性本能が沸いた。

あんなに御坊ちゃま全開だったリーパが
シルウァに話しかける時の
話が進むたびに優しくなっていくのが素敵で。
特に「愛してる」「…会おう」
の言い方・溜め方が最高すぎて、
京本さん、、本当、、、好き、、、、!!!
(K点超え)


全体を通して発声・所作・立ち回り等
ミュージカル技術が確かなものだからこそ、
持ち前の華・王子様が板につきすぎているし
芝居が上手い…。

そうなったらオタクはもう
リーパ…シルウァを愛し抜け…!
全身…全霊で…!!!!!(絶命)

ってなりますよね
(急にマーキューシオにならないでください)

京本・真彩が互いの声に惹かれ、
恋に落ちて死ぬミュージカル…
優勝じゃん
(だいきほファントム以来2度目)

ついでに京本さんの演技で
好きだったところを挙げると、
2幕冒頭の闇堕ちリーパくん。

龍の血の力によって別人格になるとこの、
演じ分けが非常に良かった。
序盤、あんなにキラキラしていたリーパですが、
この場面は瞳に光が差してないんですよね。
闇堕ち大好き芸人としては、
瞳のお芝居でスイッチ入れてくれたのが
たまらなかったです。低音の声も良かった!


②シルウァとフローラーリアの愛に涙。
(真彩・新妻)

シルウァを成長させたのは
リーパとの恋だけでなく、
母・フローラーリア(新妻)でもあると
感じられたのも好きでした。

新妻さんって本当に凄い方ですね…
最初に泣いたのはフローラーリア様の
「美わし命」を聴いた時です(早い)

観劇当日のツイートなのですが、
歌で情景って表現できるんだ…!と大感動。
本当に生で聴けて幸せでした。
そして、シルウァが同じ曲を
真彩さんが新妻さんと同じ曲を(強調)
歌うのも大好きなポイントです。


フローラーリアは厳しく、
自分の過去の辛い思い出から
シルウァを縛ってしまいますが、
最終的には大きな愛で
娘の背中を押す姿が美しかったです。
私は母になったことないのに
あまりにも自然に、歌に感情を乗せられる方だから
感情移入してしまうのも自然でした。
新妻聖子様、素晴らしかったです(涙)

そして、シルウァがフローラーリアの思いを
受け止めていたのにも心を打たれました。
2人がボロボロ泣きながら思いを吐露するシーンは
私もボロボロになっていました(???)

最後の場面で身体が溶けていく中、
リーパの目をまっすぐに見つめて
話を一生懸命に聞き頷くシルウァは、
あまりにも慈愛に満ちた優しい笑顔をしていて。
真彩シルウァのその表情には
新妻フローラーリアを彷彿とさせる
気高く愛に溢れた、母性をも感じさせる
やわらかさがありました。

シルウァは、母のように
山の星の王女としての素質と
愛を持った女性に成長し、
母のいないリーパに、包み込むほどに
大きな愛情を注いで命を全うしたんだな、
と思うとラスト涙が止まらなくなり…
真彩さんのお芝居大好きです(涙)

③幻想的な音楽と光にうっとり。

リーパやシルウァ達の物語を
よりドラマチックに彩っていたのは、
美しい光の演出と音楽でした。
かなり好みでした!綺麗だったなあ。

舞台観劇の経験は少なくないですが、
あれだけたくさんのLEDを使った
光の演出を観たのは初めてでした。
小さくとも強く輝いている、たくさんの星々の
世界が幻想的でロマンチックでしたね〜

また音楽も素敵で!
京本くんが作詞作曲したナンバーも、
その他のナンバーや楽曲もこの作品にぴったり
且つ私の好みドンピシャ!!!(笑)

ラスト、壮大なナンバーに輝く星々、
本物の水(大量)を使った雨の演出はもう、
リーパとシルウァへの思いも相まって
涙が自然に出ていました。
これが滝沢のやり方か………!!!!!
チームラボみたい(褒めてる)

音楽を担当されている長谷川雅大さんって、
ジャニーズの舞台を中心に
手がけている方みたいですが、
望海さんコンサートの音楽監督も
されていたんですね。だいきほじゃん(?)
生オケなのも最高でした!!!

④最高だからこそ、ここが惜しかった!

・ストーリー、テーマが好み
・メインキャストの芝居がとっても素晴らしい
・光と音楽が素晴らしい
からこそ、惜しい…と思ったポイントも
正直ありました。

まずは、脚本。
基本的に海→山→海→山の場面の繰り返しで、
単調過ぎるかなと思いました。
また、説明台詞が多くそれも繰り返すので、
『いや、もうさすがにそこ理解できてます!』
って心の中でツッコミしてしまいそうに(笑)
逆に、物語の肝である『龍の血』については
あっさり描写で終わるため、
『え?!あ、そういう事?!?!』と
雑に理解したままラストに向かっていって
しまったのが少し残念。

次に、演出。
脚本が単調なので難しいとは思うのですが、
物語の進むテンポが一定過ぎました。
起承転結の『転』あたり、
2人の恋心が最高潮に向かうにつれて
テンポ感をギューンと上げて、
もう一押し!盛り上がりを作って欲しかった。
緩急って、大事よ
ラストは水使うならリーパとシルウァを
本当に濡らして悲愴感を際立たせるのもアリでは?
だって悲劇なんだし!!!!!
(悲劇はとことん悲劇にしたいタイプのオタク)

私がこんなにも感情移入し、良かった…!
という感想を持てているのは正直、
メインキャスト陣の熱演が素晴らしかったのと
(もちろんアンサンブルのみなさんも)
ストーリーや音楽が好みだったのが
大きいと思うので、もう少し脚本と演出…
光など舞台機構を使った演出は
素晴らしいだけに…タッキ〜〜〜〜〜〜〜〜(爆)

あとは衣装ですね。
NHKの子供向けミュージカルとかだったら
全然ありだと思うんです!夢夢しくて可愛いし!
けど…客層や内容を考えると
もう少し大人っぽくスタイリッシュさが
あった方が私は好みです!!!!!(涙)

衣装担当の方も調べたのですが、
日本物のお芝居でのお仕事が多く
るろ剣ミュージカルも担当されてるそうで!
元々和装が得意な方なんですかね…
るろミュのお衣装良かったけどな〜なんで〜〜って
思い出してみたんですけど、
唯一コスチューム衣装の蒼紫様の衣装だけ、
解釈不一致…ってなったのを思い出しました(察し)
まあでも、メインキャストの方々の華で
ねじ伏せていたのでOKです(?)

まとめ

こうして振り返ってみると、もっとこうして欲しい!
と思ったところはあるものの、
やっぱり楽しかったな、素敵な舞台だったな〜!
が圧倒的に勝る、暖かい気持ちになる作品でした。

最近は原作物や海外ミュージカルの公演が
増えている中、宝塚以外でオリジナル作品を
観れて嬉しいし(だってここでしか観れない!)
それも京本さん真彩さん新妻さんという
キャストで観れた事、本当に奇跡だ…

ミュージカルの京本さんは私にとって
SixTONESへの入口になってくれた方なので、
今回初めて生で拝見してぜひ!!
また京本さんのミュージカル観たい!!
と強く思いました。

(イケコ………聞こえてますか…………京本大我でモーツァルト!をやるのです…………コンスタンツェは真彩希帆、男爵夫人は新妻聖子です…………………………オタクは皆、彼らの『僕こそ音楽』『ダンスはやめられない』『星から降る金』を渇望しています……………………モーツァルト!ですよ…………………………)

↑強欲

その日がきますように、日々頑張って生きて、
できるだけ徳を積みたいと思います!

ここまで読んで下さりありがとうございました。

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