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学習角度を引き上げる8つの質問

株式会社ONER取締役の綱島将人(@tsuna_oner)です。弊社では、ひとつの事業として学習塾の運営を行なっています。この塾というのが、現役の東大生や早稲田生が学習トレーナーとなって、生徒と2人3脚で大学受験を乗り越えていくというものです。生徒の毎日の勉強計画を全てたて、勉強時間の報告をしていただき、また添削指導を通して勉強効率にもコミットしていくというスタイルです。


この塾事業を運営するにあたって、この質問に明確に答えられるかどうかで合格確率が大きくかわるなっという質問が8個あったのでまとめてみます。これは全ての学習において共通する問です。自分自身の学習効率を今後高めていくためにも、サクッと思考メモです。


1,勝利条件はなにか??何点をとれば合格できるのか?

点数はあくまで合格の条件を具体化したものに過ぎません。しかも、試験の多くは満点を取らなくても合格できます。合格最低点は何点なのか?どの資格試験でもまず初めに把握しましょう。目的地を理解できていないのに、いくら戦略を練っても意味はありません。読書も同じ。この本を読んで自分はどんな情報を得られたら成功といえるのか?考える。


2,最重要科目は何なのか??配点に偏りはないか?

すべての科目が同様に重要なわけではありません。配点が高い科目もあれば。配点が低い科目もあります。配点の時点で2倍以上の差がついているなんてこともあります。もちろん、配点が高い科目を重視して学習をすすめるべきです。ゴールに対してもっともインパクの高い数値はどこなのか?と考え抜くことが重要です。


3,mustな勉強は何なのか??現在やっている勉強に”やったほうがいい”勉強はないか?

時間は有限です。”やったほうがいい”に惑わされていけません。どんな勉強もやらないよりかはやったほうがマシです。問題はプラスがあるかどうかではありません。プラスの幅なのです。betterではなくmustに集中しましょう。


4,目の前の勉強は試験本番のどの問題を解くために勉強しているのか?

最終的に戦わないといけないのは試験本番の問題です。試験本番の問題に関係のない勉強をしても合格には一切近づきません。目の前の勉強は具体的に、試験問題のどの問題を解くのに役立つのか?を確認しましょう。なにごとも目的意識です。目の前の努力が結果的にどの数値に影響をあたえるのかを意識するだけで、効率はグンッと上がるはずです。


5,全部で何冊の教材をこなすのか??そこから逆算して今の教材はいつまでに終わらせるべきか?

全行程のイメージをつけましょう。全行程がわかっていないと、「いまのペースで順調なのか?遅れているのか?」すら分かりません。人間、遅れていれば頑張ろうと思えますが、遅れていることすら認識できなければ急ぐことすらできません。ペースをつかむために全行程の洗い出しは必要です。


6,効率のいい勉強法は調べたか??勉強法は手段であり、いつまでも効果のでいない方法にこだわってないか?

さびついた刃でいくらモノを切っても時間がかかりすぎます。まずは刃を磨くことに時間を使いましょう。という話がありますが、そのとおりです。効率とは速度です。いくら時間をかけても速度が遅ければ前進幅は小さいです。より効率のいい方法はないのか?という視点はつねに持ち続けましょう。


7,自分の実力にあった教材を使えているか??階段を一段おりる勇気が必要なのではないか?

身の丈にあった勉強をしていても伸びません。基礎・基本がおろそかならまずは基礎基本に立ち返るべきです。階段を飛ばしてもいいことはありません。目標達成のために重要なのは、ゴールとスタートの乖離を埋めることです。ゴールは一度認識すれば分かりやすいですが、現在の立ち位置は見誤ってしまうものです。


8,点数アップは本当に実力によるものなのか??テクニックで点数を取っていないか?

たまたまで結果がでてしまったときほど恐ろしいことはありません。何が運で、なにが実力かを間違えると安定して結果をだすことはできません。なにかしらの原因があっていまの結果になっています。その原因がなんなのか?を分析してはじめて安心できます。


パッと浮かんできた8個の質問についてまとめました。学習角度は意識次第で一気に引き上げることができます。自分自身もなにか学習を始めるときの問のメモとして。


「学習を科学する」教育事業をやっています。今後は学習角度を引き上げる工夫についても発信できればと。フォローお待ちしています。

綱島将人(@tsuna_oner)


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