「大学生の暮らしにくい街」、多摩ニュータウン

どうも。
多摩ニュータウンにある某大学の大学生です。
【一住民として、「ニュータウン」について考える】をテーマとして感じたこと、考えたことを書いていけたらと思います。少々理論に基づいていないところがありますがご了承下さい。

多摩ニュータウンと、大学生

1980年代以降、地域を活性化させることや郊外のキャンパスで学習環境を向上させることを目的として、多くの大学が多摩ニュータウンにキャンパスを新設、移転してきました。しかしもともと多摩ニュータウンは都心の住宅難を解消するため開発された、いわば「家族のための街」です。大学生とはニーズや行動パターンが異なるため、不便な思いをすることも多くありました。

家族連れには快適でも…

多摩ニュータウンでは、終電はおおよそ1時ごろです。一方、商業施設が閉まるのは早く、特にスーパーマーケットは22時までに閉店するところがほとんどです。また22時以降に営業しているところは駅から遠く、車を使わないと利用できないところばかりです。家族向けであれば土日の昼に買い物をすれば事足りるかもしれませんが、大学生、特に学業やアルバイトなどで忙しくしている身には買い物さえも一苦労です。また、終電の利用者もそれなりにいるため、その時間まで営業している駅前商業施設も一定の需要はあると考えられます。

一人暮らしの大学生にとっては終電はさほど気にすべきことではないかもしれませんが、実家暮らしにとってはそうではないでしょう。一般的に国公立大学の方が学費が安く、家族からの援助が受けやすいといった理由で私立大学に比べて一人暮らしの割合が高いとされています。多摩ニュータウンに立地する国公立大学は首都大学東京1つのみであり、ほとんどが私立大学となっているため、多くの大学生が実家から通っていることと思われます。
気になる終電ですが、平日の多摩センター駅を基準として考えると、小田急の新百合ヶ丘行きが24:08、京王の稲城以遠が24:04、多摩モノレールの立川北行きが24:17、それを過ぎると橋本駅を除いて多摩ニュータウンから外へ出ることは困難になります。
確かに都心から郊外へ向かう電車よりも逆方面の方が終電は早くなることは理解できますが、京王ライナーやロマンスカーなど、都心から多摩ニュータウンに向かう電車が充実していることを考えると、不便であることには変わりないと考えます。

次に商業施設の立地ですが、都心の「駅前立地型」と地方の「ロードサイド立地型」が混在しています。大きなものでも多摩センターや南大沢の駅前にあると思えば、南多摩尾根幹線道路沿いにぐりーんうぉーく多摩があったりと、商業施設が分散している印象を受けます。そのため目的によっては広範囲を移動しなければならず、車を利用しにくい大学生にとっては不便極まりないと感じます。

あくまで、主人公ではない

以上、多摩ニュータウンに住む大学生の愚痴でした。解決策を考えてもよいのですが、この街のメインターゲットである家族向けに対するメリットが少なく、大きなデメリットを及ぼす可能性が高いため、実行可能なものは「上の不満が少ない街に住む」くらいしかないと思われます。

駄文でしたが、ここまでお読みいただきましてありがとうございます。次回はもう少しまともなテーマで書けたらいいな…

それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?