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テクノロジーがマーケティングを進化させる / 『デジタルマーケティングの教科書』

こんにちは、ふるぽんです。牧田幸裕氏の『デジタルマーケティングの教科書』を読んだので、記録を残しておきます。

前提、僕はMBAで教えらているマーケティングについて勉強したことがありません。ただ、Webディレクターといわれる仕事をしていて、マーケティング的な視点が必要になるため、本屋で気になったマーケティング関連の本をたまに読んでいます。

この本は、タイトルのとおり、デジタルマーケティングの教科書です。デジタルマーケティングの定義を明らかにし、MBAで教えられているような従来型のマーケティングからデジタルマーケティングになり、何が進化したのかについて解説されています。

デジタルマーケティングの定義は以下です。

デジタルマーケティングとは、データドリブンでターゲット消費者へ製品やサービスを認知させ、消費者の購買前行動データに基づいて興味・関心・欲求を調整し、購買データを取得する。購買データと購買後の消費者の評価データをもとに製品開発、 サービス開発への示唆を得る。これらのデータを、EC チャネルとリアル店舗から取得し、同時に、消費者に最適な購買体験を提供する、一連の活動をいう。
これらの活動の目標は、消費者との関係性を深め、最終的に消費者のエージェント(代理人)になることである

重要なキーワードは「データドリブン」と「オムニチャネル」です。

テクノロジーの発展で今まで取得できなかったデータを簡単に取得できるようになったこと、複数のデータベースを共通のユーザーIDで紐付け、一元管理できるようになったこと。それらにより、「勘」や「直感」に頼らずデータに基づいて(データドリブンで)、WEBと店舗に関わらず(オムニチャネルで)一人ひとりに合わせたマーケティングができるようになるということです。

それを細かくいうと、環境分析、消費者理解、セグメンテーション、チャネル、プロモーションという5つの要素の進化ということになります。

この本では、デジタルマーケティングの基礎として、従来型マーケティングも解説されていて、僕のようなマーケティング未学者でも読みやすくなっています。

最初に書いたように、僕はマーケティングを学んだことはありませんが、この本で従来型マーケティングのエッセンスを知ることができたし、デジタルマーケティングの全体観も知ることができました。

この本の付録では、「デジタルマーケティングの勉強法」が書かれていて、第1ステップが従来型マーケティングを学ぶことだと書いていたので、紹介されている書籍を読んでみたいと思います。

デジタルマーケティングの教科書

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