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#5 ひとり映画の休日

18/06/16

朝、目覚める。
本当は病院に行こうと思っていたのだけど、身体が重すぎて二度寝。
10時30分に時計を見て慌ててベットから飛び出した。
思ったより外が寒くて、何を着ていこうか迷う。
しばらく箪笥の底で眠っていた、2年前に買ったカーディガンを発掘し、上に羽織る。羽織った時の感触が前よりいい感じになっていて、これはジム通いの成果が出てるのか?と一瞬調子に乗ったりしてみる。

電車に乗って、カレー好きの友人と待ち合わせ。
駅からふらふら歩いて、調べておいたインドカレーのお店へ行く。ものすごく並ぶことを覚悟して行ったのに、全然並ぶことなくすんなり入店。
南インドのカレーのお店らしく、知らない単語がずらりと並んでいた。
はちみつたっぷりのバターチキンカレーのランチセットを注文。カレーは美味しくて満足。
初めて「バスマティライス」なるものを食べたんだけど、個人的にはとても苦手だった…何が苦手かと言われるとうまく説明できないんだけど、とにかく苦手な感じ。全部食べたけど、食べたけれども。
カレーを食べる時は、普通のナンか、日本のお米が好きだなぁ。味覚はやはり日本人よりなのかもしれない、なんて思う。

ふらふらと街を散歩して、友人が調べてくれたアップルパイが美味しい喫茶店へ入った。
アップルパイと、アイスティーを注文。びっくりするほど大きなアップルパイが出てきて、ふたりで絶句。でも美味しくて、ペロッと平らげてしまいました。うん、私たちの胃、恐るべし。

GW何をしたのか、なんて話をしていて、成り行きで写真を見せることに。どうせならよく撮れてる写真を見せたいなと思ったから、インスタに上げてる写真を見せたところ、めちゃくちゃ褒めてもらえて嬉しい。
「すだち写真うまいね、さすがだね」なんて言ってもらえるのは、純粋にくすぐったくて、でもとっても嬉しい気持ちになった。

友人と解散して、ひとり映画へと向かう。
最近はひとり映画が私の中でものすごく流行っている。週1のペースで映画館に通っている計算になる。
今日は時間帯的にタイミングの良かった「万引き家族」を見ることに。

映画のことは詳しく分からないから、批評をすることができない。
「なんかすごい賞を取ったらしい」という前情報だけあって(こんなことを言っていたら映画好きの人にぶっ飛ばされそうだけど笑)、「なんかわかんないけどきっとすごい映画なんだろうな」と思いながら席に座った。
「すごい映画」なのか「すごくない映画」なのかと問われても、ド素人の私には判断することはできなくて、でも「面白い映画」なのか「面白くない映画」なのかと問われたら、それは私の感性で答えることができる。
「面白かった」か「面白くなかったか」と言われたら、「面白かった」と私は答えるような映画だった。

最近の事件とか、社会情勢を考えながら見ていると、多方面へのメッセージ性が強い映画だなと思った。

映画を見ているとき、ロケ地を想像しながら見るのが楽しい。
ここは東京かな、東京の区部かな、23区の中でもあの辺のエリアかな、スカイツリーがあの角度で映ってるからあながち間違ってなさそうだな、なんて勝手に推理をする。
ガードレールの形とか、地名とか、橋とか、ヒントが至る所に転がっていて、そんなヒントをかき集めながら見る。
物語も楽しんでいるけれど、映画の中で「まち」がどのように描かれているかを見るのが結構好きだったりする。

良い休日だった。
明日も生きていきましょう。