見出し画像

18/03/04 カレーとクリームソーダと御朱印の日

今日はよく歩いた。外を歩き回って新しい場所へ行くと、情報がキャパオーバーしてしまう。
朝から夕方までよく歩いて、クタクタになって帰ってきた。そんな私のお散歩をおすそ分け。

今日は友人とランチの予定があった。ずっと前から行こうと決めていた人気のカレー屋さんに行く予定。
せっかくお金かけて都心へでるなら、合流する前に少しお散歩したいなと。
御朱印帳を手に入れてうきうきしている単純な私は「そうだ、神社巡りをしよう」と安直に思い立った。
友人との集合場所は、神保町。
神保町から歩いていけそうなエリアをグーグルマップで見繕う。
どうってことない脳内散歩をグーグルマップの上でするのはとても楽しい。

***
湯島駅に降り立った。朝の10時半。
向かうは湯島天神。日差しがいい感じに出てきていて、絶好のお散歩日和だ。
冬用のコートを着てきたことをちょっぴり後悔する。

駅から歩いて3分。何度か来たことがあるため、すいすいと足は向かう。
受験シーズンのため、ある程度の人は覚悟していたけれど、やっぱりすごい人だった。
それは「梅まつり」も大いに関係していたと思う。ちょうど「梅まつり」が開催されていた。

園内に咲き誇る梅を楽しむ人々、これでもかと連なっている絵馬に自分の絵馬を付けようとする受験生、結婚式の記念撮影をするカップル。
様々な人たちが思い思いの時間を過ごしていた。
私も梅の撮影に挑戦。なかなか上手にとれない。人もすごく、梅の前でゆっくりすることがためらわれたので、御朱印を貰いに行くことに。
湯島天神の御朱印は「交換札」システムだった。
私は御朱印巡りの初心者なのだが、分かったことがいくつかある。
その中の一つに御朱印をもらうときには「交換札式」と「対面式」(ネーミングにいささか不安と疑問の声が私の中で上がる)の2種類があるということだ。
「交換札式」は、御朱印帳を預けて、代わりに番号が付いた札をもらって呼ばれるまで待つシステム。
自分の番号が呼ばれたら、御朱印が記帳された自分の御朱印帳と交換する。比較的参拝客の多い神社でみられる。
「対面式」は、御朱印帳を預けたら目の前で御朱印を書いてくれるシステム。比較的参拝客が少ない、落ち着いた神社でみられる。
湯島天神は言わずもがな「交換札式」だった。人がたくさん並んでてびっくり。私も列に参戦する。

5分ほど待つと御朱印帳が返ってきた。
そこには赤く「梅まつり」という文字が。きっとこれは梅まつり限定の文字なのだろう、ちょっと嬉しくなってそっとカバンにしまった。

道を歩く。普段見慣れないガードレールが見えてくる。
東京都23区は区ごとに違うデザインのガードレールを採用している。
ここはどこ区になるのだろう…とふと隣を見ると「文京区」という文字が。なるほど、文京区のガードレールだったのね、なんて考えながら進む。

続いて、神田明神。
神田明神に来るのは初めてだ。ラブライブの聖地としてずいぶん話題になったっけ。
入り口からすごい強さを放ってる。迫力がすごい。ずどーん。
神社についてはまだ知識が全然ないから詳しいことは分からない。とりあえず敷地内の案内看板をじっくり読んでみる。
ひとりで行くと、気兼ねなく案内看板を好きなだけ読んでいられるから良い。
誰かと行くと、必ず隣の人の様子を気にしてしまう。無意識のうちなんだけど。
東京の中でもずいぶんと古い時期からあった由緒正しい神社らしい。

参拝をして、御朱印帳に記帳してもらった。
神田明神は「対面式」だった。ここは2ページに渡って書いてもらう今まで私は経験のない御朱印だった。
予め印刷されている紙を貼って、となりのページに印を押す感じ。時短テクなのかな、ちょっと笑ってしまった。

御茶ノ水駅を越えて、神保町方面へぶらり。
途中に素敵な商店があったので、入ってみることに。
どうやらそこは有機野菜や、素材にこだわった食品を置いている店のようで、見ているだけで楽しいラインナップ。
私もフェアトレードのクランベリーチョコを思わず購入。今もチョコを食べながらこの日記を書いている。
クランベリーチョコは美味しい。以前職場の人にもらって食べた時の衝撃は今でも忘れられない。
クランベリーの甘酸っぱさと、チョコレートの甘さがいい感じにマッチしていくらでも食べれちゃうの。ちょっと高いけど、幸せ。

神保町と言えば本の街。本屋さんに入って目当ての本を探す。
…店員さんに聞いて探してもらうも、残念ながら置いてなかった。
とある資格の本なのだけど、やっぱりネットで注文しないとダメそうかな~なんて考えている。

ここでお昼になったので友人と合流。結構充実した午前中だったなと思いつつ、友人の到着を待った。

***
お昼。
お目当てのカレー屋さんに並ぶ。人気店と分かっていたのである程度の覚悟はできていたのだが、想像以上だった。
前に並んでいる人はどうやら常連のようで、聞こえてきたのは「2時間待ち」という単語。
なんてこった。だがしかし私と友人のカレーへの情熱はすさまじかった。
数か月に1度会う仲なのだけど、会うときは絶対カレー。都内の美味しいカレーを制覇しようと意気込んでいる。
今回選定されたお店は、ずっと行きたいカレー屋さんだったから2時間待ちでもイケる、待ってやる、絶対食べる、というこれを執念と呼ばず何と呼ぶのかという状態。

お喋りしてれば案外あっという間に過ぎる1時間半。約2時間弱待ってようやく店内に。
待ちに待ったカレーの登場。今回は一番人気のビーフカレー。
ビーフがすごかった。ビーフカレーのビーフって2,3個入ってるのが普通だと思うんだど、なんかめっちゃ入ってる。
ゴロゴロしてる。ビーフがゴロゴロ。そしてホロホロ。
ホロホロビーフがゴロゴロ。自分でも何言ってるか分からない。語彙力が乏しい。最高。
カレーも美味しい、ちょっとクセがあるけど、私はとっても好きな感じ。今度ブログで紹介したいな。

満足度の高いカレーを楽しんだ後は純喫茶へ。
神保町は美味しいカレーに溢れてていい街だ。
純喫茶ではクリームソーダを注文。
クリームソーダっていいよね、クリームソーダ。
小さいころは大好物で、でもなかなか飲めなくて、飲める時はすっごく嬉しかった。
少し年齢を重ねると、「クリームソーダは子供が飲む飲み物」なんてカッコつけて、頼まなくなった。本当は飲みたいのに手を出さないクリームソーダ。
そして今。「クリームソーダ美味しい」時代がまた到来している。

メロンソーダの上に乗っているアイスクリームとさくらんぼ。
毒々しい色ったりゃありゃしないのだけど、なぜだか美味しい。ほっとする懐かしい味。
アイスをそのまま食べてもいいし、溶けてきてメロンソーダと混ざった状態もいい。
最高に体に悪そうな飲み物をゆっくり飲む時間、最高に幸せだ。

***
そんなこんなでもりだくさんだった一日。
夕焼けが綺麗で思わずぱちり。
疲れた、というのが素直な感想。
普段の生活圏を離れると、入ってくる情報がたくさんあって、処理しきれなくなってしまう。
疲れるのが早くなったのも、年のせいか病気のせいか。

明日はゆっくり本を読んで過ごしたい思う。
私の大事な充電期間。
暖かくて、靴下を履かないで過ごせる夜。幸せ。
おやすみなさい。