博士課程で結婚するのは危険?

だいず(@zkn_em)さんという方のtogetterがツイッターでまわってきました。

学振特別研究員が別居婚別生計なのに授業料免除にならなかった件

概要: 東北大文学研究科DC1の2年目のだいずさんが、独立生計にも関わらず結婚しているという理由だけで授業料免除が通らなかった。

今回私の考えを書こうと思ったのは、同じ学年(M1)の私の彼が博士課程に進学、私は就職する予定で、修士課程を修了した時に結婚しましょうという話が出ているからです。

結婚したら授業料免除に不利になるの?と思って色々調べた結果と自分なりの考えを述べています。

考えが纏まってない中ポツポツ書いている状態なのでご了承ください。

博士課程で授業料免除に親・配偶者の収入が加味されること

授業料が免除されるためには、独立生計者として認定される以外では、親・配偶者の収入があっても授業料納付が厳しいと認められる必要があります(もちろん学力基準もあります)。

25とかになってまで親の収入が〜云々かんぬんっておかしくないですか...?

一部の方から批判されることを覚悟して言いますが、大学院は社会的にも必須な学歴ではないので、完全に学力勝負でいいと思っています。

すなわち大学院に行けるのは、大学院に行ける経済力のある人か、成績が優秀な人か、またその両方を持っている人か。

業績が物を言う世界で、成績だけが考慮される授業料免除、全く問題ないと思います。

独立生計者の認定について

私としてはそもそも独立生計者と扶養から外れることの違いが分からなかったので調べてみた次第です。

この認定は大学院によって異なるようですが、彼の大学院の授業料免除申請書類には

本人および配偶者に恒常的収入(収入以外に奨学金、預貯金の切り崩し)があり、親と別居していて経済的支援を受けていない、扶養から外れていて国民健康保険などを自分で払っていること

もしくは

本人および配偶者が学振特別研究員であること

どちらかを満たしていれば独立生計者として認められるようです。

扶養から外れるためには年収が130万越える必要があり、月10万以上の収入?普通の大学院生にはかなり厳しいのでは、と思ったけれど、例えば月8万の奨学金+4万のアルバイト収入ならなんとか超えますね。

学振では月20万ほどもらえるので扶養は必然的に外れます。

ただし扶養から外れるということはすなわち国民健康保険や所得税などを自分の収入から払う必要があるので、学振の研究遂行費を除いた残りから払う必要があり、学振をもらってもなかなか厳しいという声があるのも事実ですが、今回は学振について触れるのはやめておきます。

別居婚でも別生計にできないこと

だいずさんは授業料免除申請のために別居している証明なども合わせて提出させられたにも関わらず、全く考慮されなかったというなんとも意味がわからない状況だったみたいですが、どこの大学でも別居婚でも別生計にはできないのでしょうか。

だいずさんの大学院では明文化されていなかったようですが、私の彼の大学院の授業料免除申請書類には以下のように書いてありました。

「独立生計者でも配偶者がいる場合は別生計とできないので、配偶者の収入証明書を提出すること」

「配偶者と別居している場合でも別生計とすることはできません」

父母等に関しては扶養から外れていて別居していれば別生計として認定されるのになぜ配偶者になると別生計とされないのか...真意はわかりません。

togetterでまとめられているツイートによると、学振を除く二人の収入が、京大の場合だと400万、東北大の場合だと230万を下回る場合に免除基準内になるらしいです。

400万ってどんなもんなのかしら...と思って調べてみと、有名外資メーカーだと初任給がそんなもの、国内メーカーだと30代くらい?だそうです。もちろん外資コンサルとかはもっと貰えるそう。

私は就職したいと思っているので、彼が学振を取っても入社して3年の間400万を超えないなら結婚しても問題ない(彼は授業料免除を獲得できる)、という感じです。学振を取れなかったら彼は親の扶養から抜けられるほど収入がないので授業料免除は受けられないという感じでもあります。

博士課程で結婚するのは危険か?

私たちのところは彼が学振を取れるかどうか、私がどこに就職するか、によって結婚のタイミングが大きく変わると考えています。

大学の同級生で、片方はバリキャリ、片方は大学院生のカップルは、学振が取れたから結婚していなければ授業料免除対象になるのに、結婚していて配偶者が年収400万超えてるせいで(?)授業料免除にならない、という場合は大いにありそうです。

結婚のタイミングってそーんな難しいって思っていなかったのですが、今回色々調べる機会があり勉強になりました。

長文失礼しました。

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