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2019年の「ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリー」と2020年のツルカワはこんなことをしたよ、するよ、したいよ、という話

みなさま、よい年の瀬をお迎えですか?
そんななかですが、今回はタイトル通り、2019年の、当ギャラリーの企画展を振り返ってみようという話プラス、ツルカワの来年のことについて、です。お付き合いくださませ。

※なお記事はアメブロの方にも書いたものの、コピペとなってしまうのですが、こちらでもお読みしたい方いるかな、と思ってのことです。重複してしまいますが、加筆していることもございますので、よろしくお付き合い下されば幸いです。

1 絵の力 狭いならではのギャラリーの可能性

1月 イノウエエリコ「いつかどこかで」
9月 なお【空想絵画物語】「七つの星から届いた絵ハガキ展」

今年は本格的な絵画の展示が二回ありました。

本来、プラムツリーは「ハンドメイド」中心の展示が多く、またそれを指向して作られた場であったので、さあ、どんな形になるのかな、という試みでもありました。そのうえ、二つの展示の方向は相反していて

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「いつかどこかで」は、狭いながらの空間の余白を生かした展示

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「七つの星から届いた絵ハガキ展」は、狭いならではの空白をあえて殺したみっちりの展示

だったんですね。さてどうなるかな、と思ったものの、やってみればどちらも面白く、また好評でした。日々お客さまで賑わった展示となりました。
この二つの展示からツルカワが学んだのは

ギャラリーの狭さはコンプレックでなく武器にもなると言うこと。
前者ではそのアットホームさがいいと
後者ではみっちりさゆえ、他のギャラリーでは体感できない浮遊感が得られると、それぞれご感想をいただき、新たな自分のギャラリーの可能性に気づけたのです。

これはありがたいことでした。

2 【PlumTree】というグループ展の原点に立ち返る

6月「夏草の園庭 空想薬草園2」

今年のグループ展、つまりは【PlumTree】の企画は、6月の「夏草の園庭 空想薬草園2」でした。

初めての「過去の企画展の続編」にチャレンジしました。前の「空想薬草園」とは全く違った作家陣。しかもとても好評だった企画の続編。

そんな要素もあり、これは冒険でもありました。前とはどれだけ違った世界観を作れるかの勝負でもありました。

しかし蓋を開けてみればそこは前とは全く違った新しい薬草園で、見事な6人の個性が絡み合った夏草の園庭。やってみるものだなと思いました。

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しかも作家さまたちがとても密に関係し合って下さり、イメージを一緒に作り込めただけでなく、日々の在廊や宣伝などもとても熱心に行って頂き、その連携プレーはとても心強かったのです。

これは「皆で経験をシェアする」という【PlumTree】の原点に、立ち直れた展示だったと思います。

3 作家の存在は展示における最大の魅力

4月 yummy toy.box「窓」
10月 糸結花人*coiffure*「森の標本室」
12月 siinamiina 「マサイフレンズ展」

これら3つの展示の作家さまは、当ギャラリーのある相模原からは、近いとはいえない場所にお住まいでした。それにも関わらず、日にちを工夫して可能な限り在廊して下さいました。

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その効果が、最大限に表れたのがこれらの展示でした。やはり、作家の在廊は展示において魔法のようなものです。

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「会いたかった」と来て下さるお客さまの連鎖に驚かされたり作品の魅力の説明には、ご本人ならではの説得力と魅力があったりと……結果、とても展示を充実したものにしていただけました。

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やはりハンドメイドの展示は、作家さまの横顔が見えてこその展示なのです。そしてそれが直であればあるほど、やる意義はあるのだと痛感しました。

4 さらなる「場の周知」を目指した新しい挑戦

それはなにかといえば10月からの
金曜日「ちいさな雑貨店 プラムツリー」営業の開始、です。

それまでギャラリーだけの営業、しかも2ヶ月に1週間ほどの少ない頻度でのオープンだったわけですが

それに対して多くの方から「いつ開いているのか分からない」「行きたいけどその期間にうかがえない」というご意見をいただいていました。また「何をやっている空間かわからない」という近場からの声もございました。

これは、どうにかしないと。

「ここはこんな空間です」という周知を図らねば。それにはどうすればいいか。そう考えての決断でした。それに加え、企画展では紹介しきれない作家様の魅力を継続して示せる場でもありたい。との考えから、常設作家様を選ぶべくお声がけをし結果、快くすべての作家様からOKをいただけたのも幸いこの上ないことでした。

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まだ、経営的には正直苦戦中です。そもそも、金曜日開いてますよ、って周知がまだ足りないですし。

ですが、これは続けて頑張っていけば、必ずギャラリー全体にいい効果をもたらすと信じてやっていきます。

どうだったでしょう。これが2019年の「ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリー」のツルカワによるまとめです。これをベースにもっと魅力ある空間に向けてやりきるのみです、2020年も。ギャラリーも3周年を迎えますしね。

5  2020年は作家としての目線に立ってみることから始める

さて、2020年のスタートは、ツルカワ個人の活動となりますが、
ぬこ絵描き「にゃじ川ぬっこ」として、年明けに出展します
1/5(日)~1/11(土)の「にゃんこ展9」から始まります。

目次タイトルにもあるように、作家としての立場に立ってみてより視野を広げたいんです。ギャラリー運営にも役立つだろうし、自分個人の表現とどう付き合っていけば考える基盤にできればと、思っています。

で、みなさんに、よかったら是非来てほしいんですよ。

展示場所の、デザフェスギャラリー原宿での在廊日は、現在、初日のopen~18時位迄、月、木、金、土の13時から18時迄は在廊しようか画策してますので、それ以外の時間でも「この日に行くよ~」というリクエストがありましたら、コメント欄、Twitterのリプでなどお教え下さい。

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みなさんどうか、この機会にツルカワに、
またはツルカワならぬ「にゃじ川ぬっこ」に会いに来て下さいね~…!
ちょっとしたチャレンジだから…!!

スペースはEAST館の201のDです。EAST館の2階です…
憧れの作家さんとも同じ部屋…ああああ、緊張……しつつ、ぬこ絵の持ち味「シュール&ブラック&ナンセンス」を爆発させますよー。
今回は「あなたの人生にムダな動きを。ぬこヨガ!Let's try 1week!」
と題した展示が中心。その他スケッチブックに描きためたぬこ絵のカケラや、ポスター、原画などを展示販売します。よろしくお願いしますね!


 6 noteにて申請中の「ハンドメイドの好きをただ語り合うだけのサークル」を実現させる。

そしてハンドメイド変態、2020年、ツルカワの野望。詳しくは前の記事をご参照いただきたいのですが、やりたいんですよ、これ。

果たして人数が集まるのか、とか、料金はどうするのか、とか、リアルの場で集まるのは果たしてうまく実現できるのか、とか、考えなきゃならぬことは沢山あるんですけどね。
それに、課金制度で成り立つということを考えると、「ツルカワの活動にご理解とご支援をいただける方による、ツルカワのファンクラブ(おこがましいことながら)的」位置づけになるのかなとか考えてしまったり。

そうなるとどうなんだろう。主目的はちゃんとあるにせよ。

とりあえず、noteの公式なサークル機能についての説明会が1月にあるので、それ行ってきますね。

では、2019年はここまでにしておくかな。みなさま、どうぞお風邪など召されぬよう。今年一年、ありがとうございました。どうぞよい年をお迎え下さい。ハンドメイド変態、ツルカワでした。


いろいろがんばって日々の濁流の中生きてます。その流れの只中で、ときに手を伸ばし摑まり、一息つける川辺の石にあなたがなってくれたら、これ以上嬉しいことはございません。