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2019年ハンドメイド作品でわたしが買ったもの、買った理由

今年もハンドメイド変態の名に恥じず、あちこちハンドメイドの現場を廻ってたツルカワなんですけど(でもギャラリー業務で以前よりかは押さえ気味)この一年も各地でいろんな作品に出合い、購入しまして。ざっとそれらを振り返ると、この年の記憶がよみがえるってなものです。はい。ほんとハンドメイド変態だなあ。

で、今年の大きな変化は、ここでこれをこんな気持ちで、理由で買いました、というインスタライブを始めたことなんですね。

そこでライブを行ううちに、ツルカワも、あ、だからこの作品買ったんだ、って再認識できて面白かったです。またそのなかから、ツルカワがハンドメイド作品を買うときの共通したパターンって言うか、心情が見え隠れしてるのに気づきました。
そこで今回は、今年買ったものを振り返りながら、その理由みたいなものを語ってみようかなと思います。買った理由の、キーワードみたいな。


でもあくまでツルカワの個人的な話であって、マーケティング的に「これはこうだったから買った=こうすれば売れる」的な話ではないですよ。そういう意味では全くお役に立てない文でもいいよ、という方に読んでほしいです。なんだよなにも売るのに参考にならないじゃんーって読み終わってから怒らないでね。そこはたのんます。では、行きますー。

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1.追憶

ブローチ→FABBRICAさん
(minnneのハンドメイドマーケットで購入 4月)
ヘアピン→てべっとさん  
(デザフェスvol.50で購入 11月)

ツルカワはいつからか、ラッキーモチーフが桜桃です。若い頃から桜桃柄の洋服は好んで買い、小物も身につけていた用に思います。もちろん本物の桜桃も大好き。おいしいですよね、旬の夏の果実。
これはルーツに理由があって、ツルカワ実家の本家は実は東北の大きな桜桃農家なんです。なんです、というか、らしいです、と言う伝聞なんですけど。それは祖父が青年時代にそこから出奔して上京し、本家とはわたしの世代はもう付き合いがなくて行ったことないんですよね。でもそう聞いて育ったし、なんとなくノスタルジックな気持ちで学生時代、貧乏旅行で彼の地を訪れ、それらしい家の前を通りかかり、しばし眺めるだけして帰ってきたこともあります。
そんな理由と形の愛らしさも相まって、桜桃モチーフのものが好きで、なんとなく幸せなきもちになれるラッキーモチーフとして、桜桃モチーフの作品はついつい手に取ってしまうんですよね。どこか自分が自らのルーツに抱いている追憶を感じるんだと思います。追憶、多くの人にとっても、それはとても親しい感情ではないでしょうか。記憶・懐かしさ・共感…それらが相まった特別な感情とでもいうか。目の前の作品が、自身のそういったものとリンクしたとき、ツルカワは自然とそれを手にしたいと感じるみたいです。

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2.遊び心

ポップコーンのニット巾着→yumituruさん
(minneのハンドメイドマーケットで購入 3月)

ツルカワのご存じの方、インスタライブを見た方は分かると思いますが、ツルカワ、食べ物モチーフの作品に弱いです。桜桃は特別としておいても。でも、直球勝負のそのものの形をしたものも、もちろん好きなんですけど、このニット巾着には特別に見つけたときキュンキュンしました。ポップコーン型なんですよ。でもそう言わなければ分からない感じ。でも、ポップコーンを意識して作られたとのこと。この、どーん、と!「はい!ポップコーンです!」という感じでなく、「実はポップコーンなんですよ、わかりますわたし?うふふ」というさりげなさにハンドメイド作品ならではの、人の創意工夫がこもっているなー!と、これは一目惚れでした。いや、言い換えるなら、遊び心、ですかね。そういうものを感じる作品はやっぱり、手が伸びるし、あと、人に見せびらかしたくなる(笑)。

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3.計算されてない感じ

人形→作家さま名失念(カミイチにて購入 4月)
シュシュ→Damaciさん(オダサガ文化祭にて購入 6月)


この人形(ガラガラなのかな)とシュシュ。なんだか、いい意味の「無造作」さ、「計算されてない」感がつまって、とても好きなんです。人形の方は感性のまま形にした自由さを感じますし、シュシュのほうも編まれた糸の色の出方に、2とは逆に、計算され尽くしてない美しさを感じました。もちろん、それは手にしたツルカワの感想で、ものすごく作り手は緻密に精密に計算し尽くして作ったかもしれません。なにしろ仕上がりが雑ではないですし。でも、手を動かしてみたらこれができました、というニュアンスが、作品の魅力だなあと思うわけです。そういう雰囲気を醸し出してる作品を見つけるのも好きです。

さあ、どうでしたか。ふーんそんな感じなのね、とでも読んでいただけたら幸いです。先に書いたように個人的な感覚のはなしなので、セオリーではないので。もちろんなにかのヒントになったっていうなら嬉しいですけど。

2020年はどんなハンドメイド作品に出合えるかな。いろいろせわしない師走ですが、それがいまのツルカワのモチベーションです。あ、来年も気まぐれに、インスタライブしますので、良かったらみてくださいませ
では今回はここまで。
(それにしても作品写真、もっとうまくとる技術が大事だなあ…これ反省点…)


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