祖母が素晴らしい晴れ女で、家族旅行は常に晴れ。雨が降って困った記憶は子どもの頃はなかったが、大人になったわたくしは結構、雨に降られてル。旅行の時の大雨はホントに辛くて悲しいね？特に移動日は最悪ね？スーツケースを引っ張ってスマホで道を確認しつつ、折り畳み傘をえっちらと両手で開くのは至難の業だ。
最近求めたこの傘は自動開閉という仕組み。手元の持ち手のボタンを押せばパッと一瞬で伸びて開く。傘を閉じたいその時も、開いた状態のままでボタンを押したらさっと閉じるので、両手が使えぬ旅行中、すごく助かるむっちゃ便利！即買いだわさ！と飛びついた。

あれは３月のことじゃった。息子が使ってるのを見て、その便利さを知ったニョだ。土砂降り中の大荷物、バスを乗り継ぐ移動日で、大雨の中歩いてびしょ濡れ、わたくし泣きそうだったニョだ。ペラペラの華奢な小さい傘をもたもた扱うわたしを尻目に、片手でバッと傘を開いてさっさか進んでいく息子。えー何その傘、折り畳みなのにジャンプ機能がついてるの！？
「セブンイレブンで1000円くらいだったよー。もうちょっと（お金を）出したら軽いのもあるんじゃないの？」と教えられた。
自動開閉装置のせいで、一般的なコンパクト傘よりずしりと重い。それでも片手で簡単に開閉できる機能の便利さブラボー！だ。それでもほんの少しでも軽くてかわいいのがいいぞ！とハンズで必死に探したニョ。

旅行中の雨の日は、傘の袋は外しておく。なんならホテルへ置いてくる。だってなくしたら悲しーし。専用カバーの代わりにジブロックに傘を入れて持ち歩く。日本のデパートなんかだと入り口に濡れた傘入れ袋を準備してくれているけれど、常にあるとは限らないし。せっせときちんと巻いて細いカバーを被せるより、ぐるぐる適当にざっとまとめてジブロックに突っ込むほうが早い。

わたしが携帯する傘は、雨対策より日傘の意味合いが強いなぁ。今持っているのは、
1. （今回の）重くて長いけど、自動開閉機能付き。（210g）雨の日に使うと本当に便利で感激した。
2. （とても軽くてコンパクト）すごくすごく軽いのがよい。ペラくてチャチい。（95g）持っているのを忘れるくらいコンパクトなので「もしも」のためにいつもカバンに入れている。しかし実際、雨の日には弱くて使いづらかった。まー頭くらいは守れるかな？というくらいの気休めに有効。あるのとないのでは大違いだし。もちろん日傘としても使える。しかし一日土砂降りだとわかっている移動の多い日は別の傘を持つのが正解だと思うヨ。（←自分への覚書）
3. （街歩き用）軽くてコンパクトな黒レース（155g）お気に入りなのに傘袋をなくしてとても悲しい。今かぶせているのは実は、別の傘の袋。サイズが合うのを探すのはなかなか骨が折れましたよ？日傘としての利用が主で、急な雨にはイケルくらいのレベル。
4. （通勤用）とてもかわいいけど嵩張って畳みづらい（180g）３の傘袋をなくしたのが悲しくてうっかり買った新しい傘。美しいレースに惹かれたけれど、実用的ではなかった。旅行へは持って行かず日常の日傘として愛用。

こうして改めて並べてみると、ほんとの雨天用の傘はわたくし持っていなかった。だから今回の自動開閉は必要な買い物だったワ。と。
やっぱり旅行には機能が大事。荷物はキッチリ厳選し、できるだけ減らして軽くする！とココロに誓ってきたわたし。うぬ重さより便利な機能に転ぶ日がくるとは驚きだ。若い頃は不便さも笑い飛ばして蹴飛ばしてパワーで押し切って来られたが、今では便利な機能LOVE。