新人広報担当者こそ社内インタビューを積極的にやったほうがいい13の理由
こんにちは、ディアメディアの鶴見です。
私は現在、ディアメディアの広報PRコンサルタントとして活動しながら、個人でもインタビュー・ライティングのお仕事をしています。
気がつけばインタビュー・ライティングのキャリアは6年以上。
プレスリリース添削・作成と記事執筆をあわせると、ここ数年は、毎年100本前後のコンテンツ作成に携わっています。
ディアメディアでは、広報部門の立ち上げや広報担当者の育成、情報発信のサポートを中心に、企業さまや個人の方のPR・ ブランディング支援を行っていますが、
最近は特に、経営課題・採用課題を解決するために、メッセージング策定とそのためのコンテンツ企画・コンテンツ作成まで、一貫した情報発信のサポートをご依頼いただくケースが増えてきました。
実際にお手伝いさせていただいた方からは、
「継続的な情報発信で、採用活動の促進ができている」
「企業認知につながった」
「業務内容の特殊性を理解してもらいやすくなった」
「リード獲得につながった」
など具体的な効果を実感したというお声をもらうことが多く、改めて情報発信していくことの有効性と重要性を再認識しています。
そんな私が今回noteで伝えたいのは、
「広報担当者こそ、社内インタビューを積極的にやったほうがいい」というお話です。
ここでいう「社内インタビュー」とは、
・Wantedlyなどの採用系媒体に掲載するため
・会社HPやブログに掲載するため
に行う、インタビュー記事コンテンツのことです。
そして、「積極的にやる」とは、
・インタビュアーとして関わる
・インタビューに同席して追加質問させてもらう
・できれば記事も書いてしまう
ことを指します。
私は特に、新任の広報担当者にこそおすすめだと思っています。
そう思う理由は、広報業務に活かせる情報を効率的に得ることができるのと、自分次第で一石何鳥にもできるからです。
では早速、社内インタビューにどんなよいことがありそうか、「広報PR視点から」思いつく限りご紹介していきます。
社内インタビューは一石十三鳥にもなる
まず、インタビューには話し手であるインタビュイーが必要です。
そのため、「誰にインタビューするか?」と人材を選定する過程で、必要各所へヒアリングすることになるでしょう。そのヒアリングを通じて、採用ターゲットや会社が求める人物像がわかりますし、そのタイミングで力を入れている事業やサービスも見えてきます。
( 1 ) 会社がどんな人材を求めているかがわかる
( 2 ) 注力する事業がわかる
インタビュイー選定が終わったら次は、準備に取り掛かります。
私はいつも、インタビューするために事前に相手にお渡しする質問事項やインタビュー切り口案を用意しています。
それらを用意するためには、その方自身や周辺の情報について調査し、その記事を読んでもらいたい相手がどんな情報を欲しいと思っているのか、会社として一番伝えたいことは何かなど、さまざまな視点で構成を考えていく必要があるので、その過程で多くの事柄への理解が深まります。
( 3 ) 世の中の話題(時流)に目が向く
広義では「インタビューする」ということは「取材する」ということと同じ。
もちろん報道とは取り上げ方などの質は異なりますが、取材記事を作る側の立場になってみると、記者さんがどういう心持ちで取材に望んでいるかなどの気づきにつながります。
( 4 ) メディア側・取材する側の視点を得られる
次は、待ちに待ったインタビューです。
インタビュイーが経営者や経営陣であれば、そのインタビューで話される内容、なぜ会社を立ち上げたのか、会社の方向性はどこにあるのか、どんな思想や思いを持って経営しているのかなど、広報PR活動していく上で欠かせない素材だらけでしょう。
( 5 ) 企業理解が深まる
( 6 ) 狙う露出の方向性が明瞭になる
( 7 ) PRネタをたくさん拾える
特に、経営者を軸にした企画・特集枠が各媒体・メディアには多く存在します。
インタビューでは、その情報源となるネタを積極的に拾っておきたいところです。
また、同じことを説明するのでも、表現の仕方は人それぞれ。
経営者や経営陣の言葉だけでなく、社員一人ひとりが発するさまざまな言葉によって、「複合的理解」が進んでいきます。
「あ、あの人の発言はこういう意味だったのか!」とか、
「あの人とこの人は表現の仕方は違うけれど、言いたいことや大事にしている軸が同じだな」とか。
色々な人にインタビューしていき、彼らの言葉が重なっていくことで、複合的に理解を深められます。
その過程では、目には見えないカルチャーや自社の独自性が見えてきたりもします。
( 8 ) 事業・プロダクト・サービス理解が深まる
( 9 ) カルチャー理解につながる
事業責任者や社員へのインタビューでは、具体的に事業内容や仕事内容を深掘りしていくことも多いです。
競合他社理解や、自社の事業がどう世の中の課題を解決しているかなどの事例は、広報PRにおいて非常に大事な情報になります。
インタビューという機会を活用して、積極的にヒアリングしておきたいところです。
( 10 ) 市場環境や自社の立ち位置理解が深まる
( 11 ) 事例ネタが見つかる
インタビューでは1時間ほどじっくりお話をすることが多いです。
そのため、その方との関係性をつくりやすい。
社内の情報無くして、広報PR活動は取り組めません。
インタビューをきっかけに、何かあった時にお願いしたりされたりするいい関係性づくりを積極的に行いたいです。
( 12 ) 社内人脈がつくれる
インタビューが終われば、あとは記事化するのみ。
広報担当者で「文章を書くのが苦手で…」という方が多くいらっしゃる印象ですが、残念ながら、広報PRと文章を書く仕事は切っても切り離せません。
文章が苦手なら、その克服方法はたったひとつ。
書いて苦手を克服するのみ!(苦笑)
インタビューの記事コンテンツ化は、そのいい機会ではないでしょうか。
( 13 ) 文章力を鍛えられる
広報PRの成果は、企業理解と事業理解ができてこそ得られる
広報PRの仕事と聞くと、多くの方が真っ先に思い浮かべる業務は、きっとメディアリレーションやそれによる取材獲得だと思います。
でも本当にそうでしょうか。
メディアの方との接点をもったり、取材獲得するには、彼らと自社をつなぐ「情報」があってこそできます。
その情報は、企業理解と事業理解できているからこそ持てるものです。
つまり、社内情報の収集ができてこそ、メディアリレーションや取材獲得など、広報PR活動で得たい成果を得られると思います。
社内インタビューへの関わりは、人事や採用担当者、上長など各所との調整が必要かもしれませんが、会社にとっても広報担当者自身にとってもいいものにできるはずです。
広報PR活動の促進に、ぜひ社内インタビューを活用してみてください。
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社内インタビューのメリットは理解できた!わかっている!でも・・・
「インタビューの進め方がわからない」
「うまくヒアリングできなくて悩んでいる」
と情報発信で困っているのなら、その道のプロに依頼して、その手順や作法を学ぶというのも効率的で有効な手段だと思います。
ディアメディアでも情報発信のサポートに特化した、「ブランディングに効く “キャッチフレーズ” や “肩書き” の開発」「プロによるインタビュー記事作成」「音声コンテンツ作成」を提供する『PR・ブランディング構築 インタビュー記事パック』を提供しています。
無料オンライン相談を行っていますので、ぜひお気軽にご活用ください。
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