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まちまち解体新書

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記事一覧

わたしの中の気難しい子

わたしの中の気難しい子

昨日は一年ぶりくらいに母と会ってきました。
奈良のまめすずさんで初めてケーキを食べたけど、アップルケーキはりんごの酸味が効いてるし、小倉パイはカシューナッツとの相性抜群だしで、どちらも非常に美味でした。

わたしはケーキ頼んでないんだけど。
母が「どっちも食べたい」って二つ頼んだからご相伴にあずかった。

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ゼロに近づいてゆくここからの眺め

手持ちのお金がゼロに近づいてゆくにつれて、自分の中から『絶対にこうでないと』という執着が削ぎ落とされていく感覚がある。

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夢の中のわたしからあなたへ

夢の中のわたしからあなたへ

『きっとお互い似たものを持っていて共鳴したんだろうな』

 夜中に寝ぼけたまま開いたメッセンジャーには、大切な友人からのそんなメッセージが届いていた。
 今日、あなたが乗り移っていた気がする、という私の言葉に対する返信だった。

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未来のオーバー60世代の仕事観

 私の親も婚約者の親も「自分はそろそろ歳だからそんなには稼げなくなる」ということを言っていた。だから、そうなる前に自分で稼ぐ力を身につけて欲しい、と。

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背景を伝えていくこと

背景を伝えていくこと

 これってすべてのことに共通することだと思うけど、お金の使い方やそれに対する価値観って人それぞれで、同じ使い方をしていても、その背景にあるものによってぜんぜん意味が変わったりする。

 たとえば、誰かに何かをしてもらったことをずっと覚えていて、どこかで必ずお返しをする人。
 心の底からそういう想いを大切にしたいという場合もあれば、「してもらったら返さなくては」という義務からやっている場合もあるだろ

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誰かが創ったもので遊び、そこで受け取ったものを、ただ世界に返していく。

誰かが創ったもので遊び、そこで受け取ったものを、ただ世界に返していく。

 遊ぶことに対する罪悪感が強すぎて、無意識のうちに自分を家の中に閉じ込めようとする癖がある。
「遊ぶのは、やることをやってからにしなさい」
 遊びに出かけようとしたら、頭の中でもうひとりの自分がこんなふうに責めてくるのだ。

 それでも、たまには遊びの予定を入れることがある。遊び始めると楽しくて、つい、いろんな誘いに乗ってしまう。
 そうやって遊び回っているうちに、罪悪感が膨らんでいく。楽しめば楽

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生月島開拓合宿レポート・一日目 ~台風とまむし湯と幻の味~

生月島開拓合宿レポート・一日目 ~台風とまむし湯と幻の味~

 生月島開拓合宿・1日目は台風の予感と共に目を覚ました。
 時刻は午前六時過ぎ。たしか、朝から正午にかけて暴風域に入るという予報だったけど、窓の外は雨が降っているくらいでまだ静かなものだった。
 ストレッチや筋トレなどの日課を済ませ、北くんから「もし眠っていたら起こして下さい」と言われていた時間になったので声をかけた。
 彼がレンタカーを取りに行ってくれている間に、私は身支度を整えて荷物を片付けた

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生月島開拓合宿レポート・〇日目 ~福岡の街を巡る~

生月島開拓合宿レポート・〇日目 ~福岡の街を巡る~

 生月島開拓合宿から帰ってきて、そろそろ一週間が経過しようとしている。
 向こうでの体験が濃厚すぎたのか、未だに魂の半分ほどを福岡と生月に持っていかれたままな気がするけれど、いつまでもぼんやりしていられないので、旅を締めくくる意味も込めて今回の体験をエッセイにまとめていこうと思う。
 まずは生月島開拓合宿・〇日目の福岡観光の話から。

 10日5日の午後二時頃、今回の旅の待ち合わせ場所である博多駅

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寝業カレンダー撮影ツアー(淡路島編)

寝業カレンダー撮影ツアー(淡路島編)

 約一カ月ぶりに京橋URAに遊びに行ったら、突然、淡路島旅行に誘われた。その時、私は家主のけんたろくんの用事に付き合って、一緒に百円均一やコンビニをうろうろしているところだった。
「おゆりさん(けんたろくんの恋人であり同居人)が明日淡路島旅行に行かないかって言ってるよ。一緒に行く人が一人キャンセルになったから空きが出たらしい」
「えっ、明日?」
 反射的に行きたいと思ったけれど、旅行慣れしていない

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いろいろとヤバイ夜、そして明け方

いろいろとヤバイ夜、そして明け方

 京橋URAで突然、遠足に巻き込まれる前夜の話。
 夜遅くに西成ルポ芸人のイカ子ちゃんがやって来た。残念ながらこの日はかぶっていなかったけれど、彼女はイカの被り物がトレードマークの女性。西成でエデンハウスという名のシェアハウスの管理人をしている。
 Twitterで存在を知って以来、一度会ってみたいと思っていたので、彼女が来ると聞いて密かに楽しみにしていた。

 当日、彼女は黒字に赤のアクセントが

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京橋URAで他人のミッション遂行を監視した話

京橋URAで他人のミッション遂行を監視した話

 玉造にある整骨院に行った帰り、久しぶりに京橋URAに行きたくなって京橋駅に立ち寄ることにした。家主である寝業家のけんたろくんに事前に連絡を入れ、初めて訪れた一カ月前の記憶を頼りに目的の家を探した。

 玄関前に到着する。思った通り電気が消えていた。事前に「眠っていると思うので勝手に入って下さい」と言われていたので、静かに扉を開けて中に入った。 階段を上がって二階の部屋を覗いてみる。寝袋とタオルを

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東京写真撮影紀行 ~ゆるゆる番外編~

東京写真撮影紀行 ~ゆるゆる番外編~

 ご存じの方も多いだろうが、6月の16日から17日にかけて、写真撮影のため東京まで出張してきた。現在、そこでの体験を裏話としてエッセイにまとめているのだが、内容が濃すぎてすべては書ききれないので、はみ出たものをここに書き留めようと思う。

 東京に行くことを決めてから、ポルカで企画を立てて旅費の支援を募った。手元にお金がないわけではなかったが、こういう時でないと「欲しい」と言えないので、いい機会だ

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集中豪雨直後の成り行き京都旅(法金剛院~嵐山)

集中豪雨直後の成り行き京都旅(法金剛院~嵐山)

『女による女のためのR18会』を終えた翌朝、私はな一睡もしないまま京都の花園駅近くにある法金剛院を訪れていた。
 前日の夜にR18会の共同主催である荒木睦美ちゃん(通称むちこ)が、翌朝は六時に起きて蓮を見に行くと言っていたので、お願いして一緒に連れて行ってもらうことにしたのだ。
 寝る準備に入ったのが深夜の二時過ぎだったから、早起きできるか不安だったのだけど、どうやら杞憂だったようだ。なんせ寝てな

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