あの糸

 瞼をひらくと、天から一本の糸が垂れ下がっているのが見えた。
 積極的にここから抜け出したいというわけではなかったが、ここであきらめたら先には間違いなく地獄が待っている。
 すがる思いで糸に向かって手を伸ばした。
 先端に結ばれた玉を握り締め、腕に力を込める。そう遠くない場所で、カチリ、と金属がこすれ合う音がした。
 その時、青白い光がこの目を貫いた。
 部屋が明るくなった。

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あの糸

水流苑まち(つるぞの・まち)

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チッ。クソが!!!!(訳:大好き)
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お告げの書(by水流苑神社)

意味がないものに意味が生まれる場所、それが水流苑神社。ここに記されるお告げの書に意味はない。それをどう読み解くかはあなた次第。
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