清水義範の口
昨夜、十年来の付き合いになる友人に「わたしの強みって何だと思う?」と訊ねてみた。結果、意外な——だけどいま目指している方向へ背中を押してくれるような——返事が戻ってきた。
やっぱりわたしはそっちで合ってるんだ、と勇気が出る。
その勢いで清水義範さんの小説を図書館で予約しまくった。『飛びすぎる教室』とか『博士の異常な発明』とか、タイトルに目を通すだけで口元が緩くなる。
「明日は研究を兼ねて読書三昧だ」と意気込んで眠ったのに、起きてみたら今日は月曜日。そう、休館日だった。
もう「清水義範の口」になっているから、何をしてもテンションが上がらなくて困る。
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