何が何でもこれで食べていく

 さっきトイレに行こうとしたら、「今回は何が何でも売れるまで続ける。売るために工夫を尽くすぞ」という強い思いが浮かんできた。有料マガジンのことである。

 わたしはこれまで何をしてもまともに稼げたことがなかったのだが、今思うと、「何が何でもこれで食べていく」という覚悟が足りなかったのだろう。
 だから、ちょっと宣伝してみて、売れなかったら無料にしたりその活動自体をやめたりしてきた。特に、文章に関してはそういう傾向が強かった。

 お金を稼ぐことよりも、より多くの人に読んでもらいたいという気持ちが強かったからなのだけど、その裏には「無料なら多くの人が読んでくれるだろうけど、有料になったらきっと誰も見向きしてくれない」という弱気な心が潜んでいた。

 でも、これまではそれでよかった。周りの男性に養われるという経験がしたかったし、利害関係抜きのところで書くことと向き合えたことで、作家としての軸のようなものができたから。

 今になって「何が何でもこれで食べていく」という決意が浮かんできたのは、たぶん、意識が次の段階に移行したからだろう。いろんなところに寄り道したおかげで、「やっぱりわたしは書くことだけを仕事にしたい」と気持ちが固まったことも影響しているのかもしれない。

 とにかくわたしは、何が何でも書くことで——それも自分が書きたいことだけを書いて——食べていく。その一歩として、まずは有料マガジンを本気で売り込もうと思う。そのための工夫は惜しまない。

この続きをみるには

この続き:0文字

何が何でもこれで食べていく

水流苑まち(つるぞの・まち)

100円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

いつもサポートありがとうございます。 『この世界の余白』としての生をまっとうすべく、意味のないものを生み出すために使わせていただきます。

スキスキエラーが発生しました。
7

嘘つきは作家のはじまり

作家の日常、考えごと。 嘘や妄想も織り交ぜて、チラ裏にメモする感覚で軽く書いています。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。