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東京写真撮影紀行 ~ゆるゆる番外編~

 ご存じの方も多いだろうが、6月の16日から17日にかけて、写真撮影のため東京まで出張してきた。現在、そこでの体験を裏話としてエッセイにまとめているのだが、内容が濃すぎてすべては書ききれないので、はみ出たものをここに書き留めようと思う。

 東京に行くことを決めてから、ポルカで企画を立てて旅費の支援を募った。手元にお金がないわけではなかったが、こういう時でないと「欲しい」と言えないので、いい機会だと思ったのだ。
 そしたら、それを見た友だちから『夜行バスを使えば数千円で往復できるよ』という情報が舞い込んできた。マジか、そんな安いのかと飛びつきそうになったけど、二泊三日の旅行+撮影(ハードな撮影が予測される)という私からしたらキャパシティーオーバーなスケジュールだったので、大事を取って飛行機を利用することに。
 飛行機を選んだ理由は、空港が近いのと、格安ジェットを使えば新幹線よりも安く済むというメリットを考えてのことだった。
 誤算だったのは、撮影のための衣装が多く、無料で持ち込める荷物の重さを超えてしまったこと。行きは財布と折り畳み傘を手に持つことでセーフにしてもらったのだが、服が水を吸って重くなっていたため(汚す系の撮影があったため)、追加料金を払って手荷物として預ける羽目になった。
 新幹線とあまり値段が変わらなくなった上、空港についてから自分の荷物が出てくるまで待つ時間が発生したので、これなら新幹線の方が楽だったな、と思った。
 思ったんだけど、新大阪についてから一時間以上も電車に揺られることを考えたら、やっぱり飛行機で正解だったかもな。今回は初めて一人で乗ったから、わからないことが多くて時間もギリギリで不安になる瞬間が多かったけど、慣れてしまえば快適かなって。
 あと、飛行機が離陸する時の、あの加速感は癖になりそう。ここだけの話、一人で静かに興奮してた。

 無事に着陸を終えて東京に到着。
 ……と思ったら、思わぬ罠が待ち受けていた。そう、着いたのは東京ではなく千葉の空港だったのだ。
 機長さんがうっかりミスをしたわけではない(当たり前だ)
 成田空港の所在地を勘違いしていたために起こった悲劇だった。
 だって、最安値の飛行機を検索するサイトで、選択肢が『羽田空港・成田空港』って一緒くたになっててんもん。どっちも似たようなもんやと思うやん。有名な空港やし(それはまったく関係ない)
 ということで、ここから一時間ほどかけて撮影場所である『日野駅』を目指すことに。
 せっかく千葉に来たのだからと、千葉県在住の友だちに上の写真を送りつけた。千葉っぽさを表現しようと思ったのだけど、スマホのカメラの動体視力が悪すぎて失敗に終わった。

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