お金のことで悩みまくっていた私が見つけた『気持ちのいいお金の回し方』
違和感だらけのお金の使い方
たしか、最初は『お金がいくらでも入ってくる設定で使ってみよう』という遊びから始まったのだったと思う。
一年半くらい前からだろうか、『いくらでも入ってくるから大丈夫、大丈夫』と自分に対して惜しみなくお金を使い、人にも積極的にあげるようにしてきた。
続けていくうちに、「男の人にあげるのはめっちゃ抵抗ある」とか「ばら撒くことと循環させることの違いがわからない」などなど、小さな違和感が積み重なっていった。
シンプルに、気持ちよく循環させていきたいだけなのに、実際にやろうとしたら難しくて、考えれば考えるほど複雑にこんがらがってしまった。
そしてわたしは悩みすぎて石になった。
(完)
お金も『満たされてあふれる感覚』で循環させていけばいい
自分がどうしたいのかわからないまま生きていたある時、『まず自分から与えようとすることで 無理をしてしまっている人たちへ』で書いたように満たされてあふれるという体験をした。
その時に、『そうか、この感覚でお金も循環させていけばいいのか』と腑に落ちた。
まだ実験を始めたばかりだけど、わたしの思う『満たされてあふれたものを循環させるお金の使い方』ってこんな感じ。
◆払う時
受け取ったものを丁寧に感じ取って、悦びであふれた分だけ相手に流す。今回はあえてお金に絞って書いてるけど、お金にこだわる必要はなくて、そこは『自分が負担なくあげられるもの』と『相手が求めているもの』を照らし合わせた上で判断していく。
でも、う〇こをあげるとかは相手がマニアックな人の場合を除いてやめておいた方がいいよ。ここ、重要。
あらかじめ金額が設定されている場合も、それ以上にあふれたと思ったら上乗せして渡す。
◆受け取る時
相手から気持ちよくあふれ出したものは喜んで受け取るけど、それ以外の不純な想いが混じっているものは受け取らない。
これ、あえて受け取ってみるとわかるけど、お金と引き換えにじわじわエネルギーを吸い取られるから要注意。財布の中から常に異臭が漂ってきたらテンション下がるでしょ? そういう感じ!
ただし、相手が托鉢的な意味で受け取って欲しいと感じている時は、ありがたく受け取る。そのあたりは柔軟に。
こんな感じで『満たされてあふれる感覚』をベースに循環させていけば、違和感のないお金の流れを作り出すことができるんじゃないかと思うの。あくまでも仮設だけどね。
今すぐに始められること
長々と書いてしまったけど、じゃあ、実際にそういうお金の循環を作ろうと思ったら、具体的に何から始めていけばいいのかというお話。
これはすごくシンプルで、
①少しでも気持ち悪さを感じたらお金を払わない(無理におごろうとしないとか、募金などの支援を呼びかけられても断るとか)
②同じく相手が無理をしていると感じたら受け取らない(「無理しなくていいんだよ」「お金で返そうとしなくていいんだよ」などと声をかけてみる)
最初は自分が気持ち悪さを感じていることも、相手が無理をしていることも気づきにくいかもしれない。
そういう場合は、一度、どうしても支払わなければならない場面(例:お店で商品を購入する時)を除いて、人にお金を払うことをやめてみるといい。受け取る側になる時も、相手に事情を説明した上でぜんぶ断ってみるといい。
わたしはしばらく人にお金をあげたり多めに払うことを辞めてみたんだけど、そうやって断食を続けていたら、少しずつ「この人にお金を渡したい」という欲求が悦びと一緒に浮かんでくるようになったよ。
断食、マジでおすすめ。
ひとつのものからより多くのものを受け取る
断食作戦が成功して、心が正常な反応を取り戻してくると、与えられたものの価値を丁寧に読み取れるようになってきた。
可愛い、おいしい、楽しいといった表面的な価値だけでなく、そこに込められた提供者の想いに感動しやすくなった。
たとえば、『めちゃくちゃ豊かな視点で作り上げられた空間』(思う、カフェ)とか、『「天ぷらを天丼にして食べたい」というわたしの夢を叶えるために特別に用意してくれたご飯と天つゆ』(魚要商店)とか。
与えられたものの価値を丁寧に読み取るほど、受け取れるものの総量が増えてあふれやすくなる。結果的に気持ちよく流せる量が増えて、循環の渦も大きくなっていく。(たぶん)
骨の髄までしゃぶり尽くす勢いで、与えられたものからより多くのものを受け取ること。それも豊かさをはぐくむことに繋がると思う。
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