贈り物
流れ弾を受けた覚えはないけれど
むしろ、弾丸を撃ち抜いたのは
この私なのだけれど
なぜか私の身体には
無数の弾痕が眠っていて
目覚める日を
今か今かと待ちわびている
ひとつ、再開の目処は立ち
ふたつ、繰り返し日々の再利用
みっつ、取り返しのつかない未来との和解
これらすべてを孕んだ夢を
枕元に置いて立ち去る者よ
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