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「Virual to Live」のMVを見て思う

まずは、にじさんじプロジェクト所属のライバーさんたちと、それを支える全ての人たちに溢れんばかりの感謝と雷鳴の如き拍手を。

はじめに

まず、最初に断らせていただくと、かつてはそうでも無かったのだが今の私はにじさんじライバーの配信は二人のライバーの配信しか観ていません。そして、これは驚かずに聞いてほしいのだけど、私はkzさんのことを全く知らなかったし、今もツイッターのアイコンのかっこいい横顔とすごい方だという情報しか知りません。
というのも、実は私はこれまでの人生であまりオタク文化に触れて来なかったのです。もっと正確に言うと、私がこれまで楽しんできたオタク文化とは「ハヤテのごとく!」と「東方Project」や、最近は「幼女戦記」とか「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とか、本当にそれだけなのです。だから当然ボーカロイドのことは全然詳しくないし、シーズンごとに何本もアニメを見るということもしていません。テレビをつけても見るのは日本やイギリスや韓国のドラマで、アニメは全く見ていないのです。
そういう所謂オタク文化の中でも孤島に住んでいるような筆者(大覺寺ツツジ)が書く感想文だということは留意した上でこの感想文を読んでいただけると嬉しいです。

私とにじさんじの出会い

私がにじさんじと初めて出会ったのはニコニコ動画のエンターテインメントカテゴリでした。そのとき見た動画のサムネイルは朱色の背景に銀色のポニーテールの女子高生が映し出されたもので、いわゆる樋口楓さんの配信の切り抜き動画が私とにじさんじの出会いでした。
しかし、その切り抜き動画のサムネイルを見た瞬間ににじさんじにハマったかといえば、当然そんなことはなかったんですね。そのとき私は「ああ、今流行りのバーチャルYouTuberか」と思っただけで、それ以上にじさんじに深入りしようとは思わなかったんです。バーチャルYouTuberはキズナアイさんや輝夜月さんや富士葵さんや電脳少女シロさんを見ていれば良いだろう、そう思ってその時は樋口さんの配信の切り抜き動画を開くことはなかったんです。ちなみに、私とバーチャルYoutuberの出会いはTwitterに流れてきたキズナアイさんの「ふぁっきゅー連呼動画」でした。
しかし、その後に「Vtuberおすすめまとめ」みたいなタイトルの動画を見てしまったばかりに私の運命は決まってしまいました。私はVtuberのまとめ動画にまとめられた朱色の背景に銀色のポニーテールをなびかせた樋口さんの所謂「嫉妬」を見てしまったことによってにじさんじ沼に落ちることになったのです。

にじさんじ公式ライバーたちと私。

樋口さんの「嫉妬」を見た瞬間、私の身体に電撃が走りました。それを見た瞬間、私は画面の中で話している人が生きていることを強く実感したのです。彼女たちは確かに配信の中で生き、ときには失敗し、ときには喜んだりもしていました。これは私にとっては衝撃だった。あのときの感情を表すとするならば、こういう表現が良いでしょうか。
アニメキャラと同じ世界に来てしまった。アニメの幕間の世界に来てしまった』当然、彼女たちはアニメキャラではありません。生活があり、傷つきもする生身の人間です。そのことは誤解なきよう。
当時、まだバーチャル存在の生配信は珍しくて、その時代において、にじさんじは生放送を主体に活動していました。それも彼女たちが生きているという実感を強めた理由のひとつだと思います。企画され、編集された動画とは違う、良く言えば何が起こるか分からない。悪く言えば行き当たりばったり。そんな生放送をにじさんじの公式ライバーたちは行っていました。(念のため、当時はにじさんじ所属ライバーではなく、にじさんじ公式ライバーという肩書だった)生放送だから当然何が起こるかわからない。つい生の感情を吐露してしまうかもしれないし、いきなりBANされそうになって自分の立ち絵でモザイクをかけようとすることになるかもしれない。意図せず名言が生まれるかもしれない。そういうライブ感を味わうのが新鮮でした。前述の通り、私はこれまでオタク文化の孤島にいたので歌い手や実況主の生配信も見たことがなかったので、そのことも私がにじさんじにハマるキッカケを作ってくれたような気もします。
ともかく、私は当時珍しかった生配信主体や2Dの立ち絵で活動をしているというインパクトも大きな要因となってにじさんじ公式ライバーにはまったのです。今は少し状況が異なっていますが、当時のにじさんじライバーはほとんどが配信素人であり、そのことも魅力の一つになっていたように思うのです。

にじさんじと共に歩んだ1年

先日、といってももう半年前ではあるのですが、にじさんじ1期生が活動1周年を迎えました。つまり、今や私はにじさんじと共に1年以上を過ごした人間になったのです。1年間、実に色々なことがありました。この世の悪意に叫びたくなるようなこともあったし、楽しいイベントもあった。何より私にとっては一番大きなイベントであった「KANA-DERO」がありました。あの日、私は成人式の2日前であったにも関わらず大泣きし、目が腫れて成人式の写真に影響を及ぼすんじゃないかとヒヤヒヤしたりもしました笑。
なにはともあれ、私は2018年という年を振り返るときに必ずにじさんじ所属ライバーさんたちのことを連想するし、2019年や2020年を思い返すときもそうであってほしいと強く願っています。
この1年、いくつもの別れがあったし、いくつもの出会いがありました。
実に濃い1年でした。

本題に入ろう。

さて、本題に入りましょう。
「Virual to Live」はにじさんじ1周年を記念して作られた曲です。ショート版が公開されたのがいつだったかは覚えていないのですが、そのときにファンからのイラストを募り、それを使ってMVを作るという話を聞いて「おー!みんなで作るのか!」と嬉しい気持ちになりました。そしてショート版を聴いてみて自然と涙が出てきました。この1年の歩みを綺麗に昇華させた曲だな、と強く感じました。
そして今日、完成版のMVを見て私の顔面は無事ナイアガラの滝と化したのでした。今はベートーヴェンの歓喜の歌を聴きながらこのnoteを書いてます。(そこはVtLを聴きながら書きなよツツジ)
改めて、作詞・作曲・編曲のkzさん、楽曲ロゴデザインの有馬トモユキさん、ミュージックビデオ作成のろくんしさん、ギターのかずぺそさん、歌唱の月ノ美兎さん、樋口楓さん、静凛さん、スノー・ホワイト・パラダイス・エルサント・フロウ・ワスレナ・ピュア・プリンセス・リーブル・ラブ・ハイデルン・ドコドコ・ヤッタゼ・ヴァルキュリア・パッション・アールヴ・ノエル・チャコボシ・エルアリア・フロージア・メイドイン・ブルーム・エルさん、剣持刀也さん、森中花咲さん、シスター・クレアさん、緑仙さん、ドーラさん、本間ひまわりさん、鷹宮リオンさん、ジョー・力一さん、そしてMVに使われたイラストを描いてくださったたくさんの皆さんに感謝を。(イラスト提供者さんの名前もどこかにまとめて上げておいてくれると嬉しいなーって思います。誰がどのイラストを描いたのかとか知りたいですし。いちからさーん!お願いします!!)
そして何より、にじさんじを生み出すきっかけを作ってくれた田角社長にもとびっきりの感謝を。
そして、今のにじさんじを作ったと言っても過言ではない3人のライバーの方々にも感謝を。怒涛のツイッターで始まったばかりのにじさんじへの注目を集めたモイラ様、にじさんじに向けられた注目をそのまま力に変えて一気に爆発させた月ノ美兎さん、にじさんじライバー同士の繋がりを築いて今のような「箱」の基礎を固めた樋口楓さん。
最後に、彼女たちライバーに声援を送り、支えている私やあなたのようなファンにも感謝を。私たちはよくやりました。これからも支えていきましょう。とびっきりの歓声を送りましょう。そして、もし彼女たちがカーテンコールを迎えるようなときがあれば盛大な拍手を捧げましょう。
2周年、3周年に向けてやっていきましょう。
この曲に関しては、どんな感想も陳腐なものになってしまうので、是非MVを見てみてください!!(こいつまたVtLのリンク貼ってんな…)

おわりに。

家に帰ったら配信を見よう。配信に間に合うように家を帰ろう。
そういう行動がすっかり生活の一部に組み込まれて馴染み、もはや日常となりつつあります。
この幸せな日々が将来どうなるかもわからない五里霧中なこの時代において末永く続くことを祈り、ドイツの詩人フリードリヒ・フォン・シラーの作品にしてルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番の歌詞でもある美しい詩でこのnoteを締めようと思います。長々と雑文をお読みくださり、ありがとうございました。


歓喜よ、神々の麗しき霊感よ
天上の楽園の乙女よ
我々は火のように酔いしれて
崇高なる歓喜よ、汝の聖所に入る

汝が魔力は再び結び合わせる
時流が強く切り離したものを
すべての人々は兄弟となる
汝の柔らかな翼が留まる所で



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