4.車にお金をかけない-②新車は買うな

みなさん、こんにちは。

前回の「車にお金をかけない」の続きです。

前回は車の購入費用を使用期間で割ることで固定費を算出する考え方を述べました。

今回は初期費用、燃費、維持費という観点から見ていきたいと思いますが、タイトルにあるように「新車は買うな」が一番伝えたいことです。

なぜなら、新車は一度でもオーナーが付いてしまった瞬間に価値を目減りさせるからです。特に激しく汚れたり、傷んだりしているわけでもないのに、人の手に渡った瞬間に価値が目減りします。

まずは「新車じゃなければ嫌だ」という思いを捨て去りましょう。その気持ちを捨てれば、差額を貯金したり、他の楽しいことに使うことができますので、そちらのメリットを意識してみましょう。

初期費用

まずは、その車に何年乗るのか?を考えましょう。例えば10年乗る予定だとして、10年後の下取り価格がいくらになりそうか?を予想し、1年間や1カ月の固定費を算出してみましょう。そこで自分が納得できる金額を見極めることが大切です。

ちなみに、車好きでなければ車の取得費用をなるべく抑えるべきです。安すぎてトラブルが多く、生活や仕事に支障を来たしたり、修理費用が掛かる不安が大きいものは避けた上で、50~100万円の範囲で選ぶことをお薦めします。

その価格帯であれば、自損事故で傷を付けても精神的なダメージが少なくて済みます。そもそも車両保険を付けないという選択をしやすくなるので、保険料も数万円抑えられるでしょう。

失って嫌なものは持たない。この姿勢をお薦めしたいです。

燃費

燃費はランニングコストに直結する要素ですので、燃費がいいに越したことはありません。燃費の悪い車は避ける。最低でもリッター15km以上は走る車を選びたいですね。

維持費

車は維持費が必ず掛かるものですので、どのような維持費が掛かるのかをあらかじめ考える必要があります。

①自動車税 …排気量が小さいほど自動車税は安く済みます。軽自動車、コンパクトカーをお薦めします。

②パーツの価格 …国産の量産されている自動車ほどパーツが安いため、消耗品であるタイヤをはじめ修理費を安く抑えることができます。輸入車や珍しい車は避け、国産の大衆車をおすすめします。タイヤの径が大きくなるほどタイヤは高くなりますので、軽自動車かコンパクトカーをおすすめします。

③オイル交換 …年に2~3回のオイル交換は必ず行いましょう。イエローハットやオートバックスなどで、一番安いオイルでOKです。「これを入れた方がエンジンにいいですよ」と店員さんから追加費用を伴う提案をされることがありますが、それらには応じる必要はありません。不安なことを言われたら、車検を依頼している工場にオピニオンを求めるようにしてください。
逆にオイル交換をさぼるとエンジンの寿命が非常に短くなります。オイル交換をしない=お金をドブに捨てていること、と捉えてください。オイル交換をしないことを人間に例えるなら、歯磨きを全くせずに虫歯を増やすようなものなのです。

④車検 …前述のオイル交換をしていれば、車検に掛かる費用は国産の軽自動車やコンパクトカーなら10万円前後だと思います。

何も考えずに車を買うと数年間で大きな金額を消費することになります。

自動車購入の際には、どのようにお金が流れ出ていくのかを俯瞰的に見て、戦略的に考える必要があるのです。

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