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「Jeegareto bokhhoran:あなたの肝臓を食べたい」

どこかで聞いたことがある。韓国映画?違った、日本映画だった。それに、「肝臓」ではなく、「膵臓」だった。

ペルシャ語のことわざに「Jeegareto bokhhoran」(ジェガレト・ボホラン※必ずしもその通りであるかどうかは分からない)がある。

ペルシャ語を話す人にとっては、「愛情の表現」とある。家族や親しい友人など、愛し合っている人同士で使われるという。「食べたいくらい愛している」くらいの意か。

*アラビア語表現では、「جيغاريتو بوخوران」(右から左へ)。

このことわざは『誰も知らない世界のことわざ』(下記)の中にある。

「肝」に通ずるのだろうか。好きな人がいて、下手に「君の肝臓を食べたい」なんていうと、「キモっ」って返されないように!


・エラ・フランシス・サンダース/前田まゆみ訳(2016年)『誰も知らない世界のことわざ』創元社、96-97頁。

*参考

君の膵臓をたべたい(2017)
タイトルとストーリーのギャップで話題を集めた住野よるの同名ベストセラー小説を実写映画化した青春ドラマ。高校時代のクラスメイト・山内桜良の言葉をきっかけに教師となった“僕”は、教え子の栗山と話すうちに、桜良と過ごした数カ月間の思い出をよみがえらせていく。高校時代の“僕”は、膵臓の病を抱える桜良の秘密の闘病日記を見つけたことをきっかけに、桜良と一緒に過ごすようになる。そして桜良の死から12年後、彼女の親友だった恭子もまた、結婚を目前に控え、桜良と過ごした日々を思い出していた。大人になった“僕”役を小栗旬、恭子役を北川景子がそれぞれ演じる。「黒崎くんの言いなりになんてならない」などの新鋭・月川翔監督がメガホンをとり、「ホットロード」「アオハライド」など青春映画に定評のある吉田智子が脚本を担当。

2017年製作/115分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2017年7月28日

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