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ごくうが行く:前足の親指が折れた

おび

ごくうは散歩が大好きである。散歩予定時間の30分を切ると、クーン・・・クーンと鼻泣きする。散歩時間10分前になると、ワンとこれ見よがしに吠える。予定の散歩時間を過ぎると、怒るように吠える。「ワン・・ワン」。

この慣習(ルーティン)を、昨日、今日と、ごくうはすることがなかった。一昨日、ごくうの右足の爪が折れて曲がっていた。少しでも触ると、これ見よがしに「キャゥン」と啼くように吠える。今日、朝、病院に行き。治療して貰った。治療代6千円。

もうすでに右足の親指は折れていた。辛うじて爪の根元の皮膚でくっついていたようである。ドクターは簡単に取り去り、ヨードを塗る。新しく爪は生えてくると思うが、必要ないところでもあるし、心配ないと説明する。

人間を含めて趾行動物(英: digitigrade)は踵を浮かせて、爪先立ちの状態で直立して歩行する。これを「趾行」(しこう)といい、歩行・走行で便利である。前足の親指は「狼爪」(ろうそう)といい、は足指の痕跡器官である。特に、必要とはしない。

ごくうは、帰るとすぐに抗生物質の薬を飲まさなければならない。小さい錠剤なので、いつも喜んで食べるガムに挟んで食べさせると、薬とも思わず飲み込んだ。

その後、疲れたのか、ぐっすり昼寝して、散歩時間になっても寝ていた。ルーティンはしないが、しばらくしてノソノソと動き出し、やがて小走りに歩き出した。ただし、例によって食べない。今夜はどんな戦略で食べさせるか、それが問題だ。

おび