青春を刻み、愛を刻む-キャンパスのポプラ/ポプラの葉の変化
画像:下記から。
ポプラに彫られたメッセージ
*ラテン語の「liber」(書物)はもともと「樹皮」を指す。
淡い緑色に芽吹くポプラに出会った
僕は生涯の友と出会った
キャンパスの1本に「青春」と刻んだ
緑色の濃さを増すポプラに出向いた
僕は女性の学友に憧れた
キャンパスのポプラを愛しむ様に撫でる
ポプラの葉が濃いシックな色に変化し始める頃
僕は憧れの女性とポプラの木肌に二人で触れた
キャンパスの1本に「愛」と刻んだ
僕らは
ポプラが葉を芽吹き、葉が夏風に騒ぎ、紅葉する葉を愛でる
4紀目の落葉を目にした後、
僕らは
キャンパスを去った
ある秋に黄金に輝くポプラと僕は再開した
「青春」と刻んだ友の笑顔が浮かぶ
「愛」と刻んだ女性の学友の笑みを思い起こす
家に帰れば、妻と二人の子供が待っている
いずれ、ポプラに「人生」と刻むかも。
*
キャンパスのポプラの木立に風が渡ると、
さやさやと、かわいた葉擦れの音が
キャンパスのざわめきと響きあう
その樹皮に文字が刻まれており
日付が刻まれている
*BingAIの「ポプラの葉の1年を通じる変化
*もう1点は、文字の記録台紙として「樹皮」が利用された。
本
*イレネ・パジェホ著/見田悠子訳『パピルスのなかの永遠』作品社、333頁。