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ごくうが行く:「ごくうですよね」といいながら寄ってくる中女、今春高校生

2年ちょっと前、新しい団地の登坂口で、中学生の5人の集団に遭遇。

一人が「ごくうですよね、ごくうですよね」名前を連呼しながら近づいてくる。

釣られて4人もごくうを取り囲み、「かわいい、かわいい」とお約束の連呼。

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季節が移り、ごくうの散歩時間が中学校の下校時間と重なると、

「ごくうですよね、ごくうですよね」と平手を振り、撫でるジェスチャー。代わりに別のメンバーがごくうに接近。「かわいい」と撫でにかかる。

冬至を過ぎ、年が明け、散歩時間が同じになる頃、よく出会う、おなじみのフレーズを伴って。

と、そのメンバーの前に同じ団地の中女に、大きめの女子がいる。知り合いの孫娘なので、出会えば、ごくうを可愛がってくれる。ごくうもお気に入りらしい。鼻泣きが違う。

「しばらくぶりね」

ごくうの頭を撫でに回る。先回の出会いは春しばらくしてだった。出会う前も背が高かったが、昨日は一段と背の高さが際立っていた。皆背が伸びているのに気が付いた。

初春の候、今の中学3年生は高校生。高校生になれば、出会う機会はなくなる。それでも、ごくうはいつものように散歩に出かけ、自分の散歩コースをおさらいしながら、アレンジして行く。

1月末から2月初旬に向けて、寒い中でも、ごくうは散歩を続け、2月中旬、ごくうは春に向かって散歩を続ける。