フットルースFootlooseから

*フットルースについては、


「フットルース」が1984年にアメリカで上映された。題名を気にしながらも若者向けの映画かな、と敬遠。映画のポスターがやけに印象に残った。察すると、「 ケヴィン・ベーコン」か。

彼の映画は「My dog Skip」で父親役として出演していた。「Apollo 13」でも印象的だったが、なんといっても、『激流』(メリルストリープ)で悪役を熱演。

『フラッシュダンス』(Flashdance)、1983年に上映されたアメリカ合衆国の青春映画も気に入っていたが、同じ青春映画でも、「フットルース」には足が向かなかった。

今見ると、MTVも流されている時代で、「一種の社会現象」となったとある。シカゴ生まれの「レン・マコーミック」がアメリカの中西部(保守的)に転校してきたことから始まる。

最後くらいのシーンで、彼が彼女を誘ってパーティに行く車が、1940年代の古い車なのか、あの丸みを帯びたボンネットには記憶がある。従妹の乗っている車(もちろん、この当時はアメリカでもホームカー)に似ていた。キューバ(世界でも最も古い自動車がある)に行っても見当たらないかもしれない。

最後の卒業ダンスパーティーのシーンで、ダンスが披露される。その中に、ムーウォークらしきダンスが。調べてみると、かなり古い。1930年代のようだ。マイケル・ジャクソンが1983年5月、初めてムーンウォークを披露した(モータウン25周年コンサート)ことで、知ることになった。

そのパーティでは、いろいろなダンスが披露されている。見覚えのあるようなダンスもある。ファッションも見覚えがあるといってよいものもある。ジーンズにTシャツ、いつの頃かキャンパスで見ていた気がする。さらに進んで、紺色のジーンズにホワイトシャツの女性がSNSが流行りだした頃でもまだ着用していた。

*footloose(1873年に記録あり、1690年代にも記録あり)
足を縛られず、自由に動かせ、自分の思うように行動できる様を表現したものか。若者たちが、それまでに培われてきた伝統・慣習からテイクオフして様子を描いたものに見える。
アメリカの「ミーイズム」とどのような関係があるのだろう。ふと、気にかかる。