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ユニコーンが好きという

アメリカ中西部の大学キャンパスに隣接した粗野な一軒家。間借りしている知人を訪ねた。一軒家には母親と少女が暮らしていた。上の子供たちが成長して家を出ていった。空いた部屋を貸し出し、生計の一部にしていた。

知人から家に来るなら、少女にお土産が欲しいという。少女はユニコーンが好きという。ユニコーンは「1本の角を持つ白馬」だ。神秘的で魅力的な生き物として知られ、旧約聖書や古典文学に登場する。※そういえば、ペガサスもいるなぁ。

メインストリートにまだお土産屋が残っていた。そこで調達し、ユニコーンのお土産を持参した。予想以上に少女は喜んでくれた。

その頃は「ユニコーン企業」というタームはなかった。2013年、アイリーン・リーAileen Leeが初めて使った。

ユニコーン企業と銘打ったのは、非常に希少な企業であり、貴重な存在と言える。革新的で、人々にとって、潜在的な市場をきずかせ、魅力を感じさせ、活動を疼かせるビジネス展開をもたらす。

社会の、経済のフロンティアーの広がりを感じ取り、人々や企業の潜在的な願望を実現するべくチャレンジする。方法は革新性に富み、マーケットの広がりを予感させる。

創業して、10年も経過しない内に、企業評価額は10億ドル(約1000億円)を超えている。以前はFintech分野に、Infotech分野に多く、IPビジネス(知的財産権を生かすビジネス)に見られるだろうか。今はAI分野だろうか。

資金調達もベンチャー投資家を利用したり、クラウドファンディングが主流なのだろうか。