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《エピソード3・高校生の彼女。SEXの距離。壊れる日々の始まり》弱冠20歳で1000万超えの借金、鬱、自殺未遂、親との確執。からの逆転人生を実現させたリアル話。

高校生の彼女。SEXの距離。壊れる日々の始まり

借金を背負い始めていた20歳。夢だった野球を諦め部をやめ大学も行かなくなった。ギャンブル、バイト、遊び、飲み、ギャンブル。そんな毎日だった中に変化が訪れたあの日。僕に彼女ができたんだ。4つ下の高校生S子。彼女との日々は喜びや楽しさよりも“苦痛”のほうが多かった気がする。借金に並行するかのように彼女との泥沼の日々が始まったんだ・・・。

童貞を捨てたのは車だった

野球しかしてこなかった僕は、高校も野球漬けだった。彼女はいたけどキスもしたことがなかった過去。もちろん体の関係もだ。そんな僕にも久し振りに彼女ができた。4つ下の高校生S子だ。

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S子とはバイト先で知り合った。真っ白なコートを着て車に乗り彼女を迎えにいく。ドライブしたお台場。僕が借金漬けになり始め、夢を捨て、大学もやめたことなんか知りもしなかった彼女。どちらが告白したかなんかは覚えていないけど、あの日僕たちは付き合い始めたんだ。

タガが外れ遊びを覚えた僕は家にほとんど帰らない日々だった。S子も高校生でありながら、父親との関係が悪く遊びまわっていた。

お互い家庭環境に問題を抱えていた。

兄貴が乗っていたフルスモークのトヨタアリスト。バッチバチに決めた車で彼女の高校まで迎えにいくと、すれ違う女子高生が僕に手を振ってきた。金も知識も何もない、あるのは借金だけだったのに、調子に乗っていたんだと思う。それでも喜んだ彼女だった。

一見楽しそうな日々。それでも人生のパズルはヒシヒシと壊れ始めていた。音もせず、少しまた少しと。

そんなことには気づきもしなかった僕とS子は、車の中で初めてのSEXをした。僕は人生で初めてのSEXが車だったけど、「初めて」ということは気づかれなかったらしい。おそらく、AVの見よう見まねでなんとかできていたんだと思う。男の1つの夢は車の中で叶った。

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好き。ではなく、、、

好きで付き合ったはずなのに、お互いどこかに虚無感を感じていた。それぞれが親との関係に嫌気がさし始めていた中で、「認めて欲しい」「愛されたい」という欲望が強く心を支配していて、強い承認と愛情をお互いが求めていたんだと思う。

依存し合う関係になるまで、そう時間はかからなかった。僕たちは好き同士ではなく依存し合う関係になっていた。もちろん2人は気づいていなかったんだけど。

彼女がいなければ。彼女には僕しかいない。私にはあなたが必要。あなたには私しかいない。

そんな日々はどこか重みを増していく。
心が空虚になればホテルに駆け込み抱きしめ合う。家をほぼ飛び出していた僕たちは、毎週のようにホテルで抱き合った。

なんだか虚無感が薄れていくんだけど、結局また抱き合えば抱き合うほど虚無感に襲われた。

彼女を連れまわす。クソだった僕

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S子と付き合ってからも僕の借金は膨らみ続けた。借金の返済に追われバイトをする。バイトをすれば早く返すためにまたギャンブルにハマる。高校生の S子にはもちろんわからなかったことなんだけど。

こんなこともあった。
日々、お金に追われるようになった僕はギャンブルの頻度も増えていった。早く大きく稼ぐという方法がギャンブルしか目の前にはなく、それでしか返せないと信じきっていた僕は、 S子の誕生日にまでギャンブルに出かけていた。後ろに立たせてスロットを打つ。クソみたいなやつなのに、 S子は僕に従った。きっと10のうち1や2程度みせる優しさが彼女の心を引き留めていたんだと思う。

それでも S子の心には1つ1つ傷がつき始めていた。そして、音を立てて崩れ落ちる出来事が次々と起こったんだ。

続きはまた。

いつも読んでくださりありがとうございます。いろんなフィードバックがあって初めて自分と向き合える。自分を確認できる。 サポートしていただくことでさらに向き合えることができることに感謝です。