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休みたいのに自分から休みたいと言えなかった時期

ここで日記を書くのがしばらく空いてしまった。けどそこに対して、すぐ飽きちゃうなこいつ(自分)とかそういうきもちはない。むしろ自分のペースでいい感じじゃないのわたくしったらと思っている。

出張取材に行ったり、原稿の打ち合わせをしたり、パートナーの友人が家に来たり、日帰り出張のはずが帰れなくなったり、原稿の打ち合わせをしたり、定例の打ち合わせにいくつか出たり、構成案を確認したり、仕事の契約まわりの確認をしたり、ずっと真夜中でいいのに。のライブにいって余韻に浸りながらのんだり、そんな日々。

ふと、ああ、もうこれ以上たくさんは働けない、と思う。4〜5年前、朝から晩まで働いていて、それは周囲と比べて自分のできなさがどんどん浮き彫りになって、まわりも助けてくれるのだけれど、ずっと助けてもらう側でどんどん息苦しくなって、頭痛がはじまって、お腹もすかなくて、ある日ベッドから出られなくなった。医師のすすめで休職した。

「休んでもいいんですよ」
「働きます」

そんなやりとりをした。けど正直なきもちは「もうなにもしたくありません、働きたくありません、なんの意欲もありません」だった。けれど自分から言い出せなかった。助けられているのに、それでも適応できない自分を責めた。そこから数回同じ職場で違う理由もあるけれど復帰しては休むを繰り返した。辛かった。そして違うきっかけがきて辞めた。

そこからは、無理して焦って働くことを極力避けた。とっても端折るけれど、以降は自分なりの健やかさ優先にできている。けれど、あの時期以降、たくさん働けなくなったのは事実だ。

あの時期に学んだことがいまの仕事にいきているし、そこでのご縁もたくさんあった。けれど、あの時期を、環境を、経験してよかったとは思いたくない。辛かったし、辛くないとできない学びを美化したくないし、辛くなくても学べる環境よ多くあってくれと思う。「未来の自分のために今辛い思いをする」的な判断からは逃げてほしい、と現時点でのわたしは、あのときのわたしに思ったりする。

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