0706作戦、完遂。 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』 冒頭10分40秒00コマを観た。
圧倒的だった。
幕開けからノンストップで加速し続ける作戦遂行シーン。
おびただしい量の情報が、まるで洪水のように押し寄せる怒涛の10分40秒。
(映像は、「52:00」あたりからスタート)
正直に言えば、この映像だけでは、とても物語の全容を掴むことはできない。
しかし、全ての観客を絶望の底まで叩きつけた『Q』の先に、たしかに「物語が続いていく」という(当たり前の)事実を、しっかりと確認することができた。
7年も待ったからこそ、たったそれだけのことでも感慨深いのだ。
今回のアバンタイトル映像から得られた情報は、主に下記の通り。
・舞台は、フランス。
・フォースインパクトの影響によって、真紅に染まったパリの街並み。
・激化の一途を辿るヴィレとネルフの対立。
・ヴィレの作戦の目的は、機能不全となったユーロネルフの復旧。(および、エヴァの予備パーツ&武器弾薬の回収)
・使徒の造形を模した無数の量産機を操るネルフ。
・いつものように軽快に歌を口ずさみながら、8号機を駆るマリ。
もちろん、新たな疑問も次々と生まれてくる。
最大の謎は、「シンジは、今どこにいるのか?」である。『Q』のラストシーンと今回のシークエンスの間に、いったい何があったのだろうか。
「どこにいても必ず、迎えに行くから。待ってなよ、わんこ君。」
マリの言葉に込められた真意も気になる。
《続、そして終。 非、そして反。》
今作のメインコピーも、物語の核心を示唆しているものと思われる。様々な推測を重ねることはできるだろうが、いずれにせよ、全ての答が明らかになるのは、来年、2020年の公開時だ。
《希望は残っているよ。どんな時にもね。》
渚カヲルの言葉を信じながら、続報を待ちたい。
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