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マーベルの父・スタン・リーに、最大限の愛と敬意を

現在発売中の『アベンジャーズ/エンドゲーム 』のBlu-rayソフト。

その初回版ボーナスディスクには、「スタン・リーの功績」というドキュメンタリー映像が収録されている。


スタン・リー。

世紀の編集者、そして、マーベルの父。

そう、彼こそまさに、「MCU」のはじまりの男だ。

2018年11月、95年の生涯に幕を閉じた彼の絶大なる功績を讃えるこのドキュメンタリー映像に、涙が止まらなかった。


この映像の冒頭で、彼は、満面の笑顔を輝かせながら次のように語っている。

「自分の作品が大作になり、カメオ出演するとは思いもしなかったよ。」

そう、スタンは、これまで数々のマーベル映画にカメオ出演してきた。自分が生み出したキャラクターと、スクリーン上で共演する。そんな奇跡のような偉業を幾度となく成し遂げた編集者は、他にいないだろう。

カメオ出演シーンの撮影時、スタジオを訪れた彼が、マーベルヒーローたちと運命の邂逅を果たす。その光景に、思わず胸が熱くなる。


そして、あるカメオ出演シーンのメイキング映像におけるスタンの言葉は、「MCU」の真髄を見事に表している。

「マーベル・ユニバースを繋ごうとしている。私自身が共通項になることでね。」

そう、11年間にわたって紡がれ続けてきたヒーローたちの物語には、スタンの熱き想いが真っ直ぐに貫かれているのだ。

惜しくも、最後のカメオ出演となった『アベンジャーズ/エンドゲーム 』において、彼はこう叫ぶ。

「Make love, not war.(戦争より愛し合おうぜ)」

彼の最後の言葉が、『エンドゲーム 』の、いや、「MCU」が伝えるメッセージの本質を鮮やかに射抜いていたことは、決して偶然ではないだろう。


スタン・リーの願い、祈り、そして信念は、この先も続いていく「MCU」の物語へ引き継がれていくはずだ。

彼への最大限の愛と敬意を胸に、フェイズ4、フェイズ5の始動を待ちたい。



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