スクリーンショット_2019-09-05_22

年末フェス「CDJ」まで、あと114日。

夏フェスの季節が過ぎたばかりかと思えば、既にもう、「COUNTDOWN JAPAN」開催へ向けたカウントダウンは始まっている。

昨日に発表された第1弾出演アーティストは、こちらの9組。

Official髭男dism
Cocco
サカナクション
SIX LOUNGE
sumika
HYDE
フジファブリック
宮本浩次
Little Glee Monster

アイウエオ順ではあるのだが、やはり、真っ先に目を引くのがOfficial髭男dismだ。

2019年、音楽シーンにおける台風の目となった彼ら。メジャー初アルバム『Traveler』のリリース後に迎える「CDJ」のステージでは、きっと数々の眩いポップ・アンセムを届けてくれるだろう。


Coccoの待望のフェスシーンへのカムバック。

HYDEのロッキング・オン主催フェスの常連化。

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」を大いに沸かせた、ソロ・宮本浩次の再エントリー。(今回も、横山健との競演が叶うか)

このように、既に音楽ファンにとっては堪らないラインナップが発表されているが、最大のトピックスは、やはりサカナクションの4年ぶりのCDJ出演だ。

夏フェスで観たサカナクションは、今から思い出しても、本当に凄まじかった。最新作『834.194』の楽曲を、さらに血肉化させた彼ら/彼女らが、令和初の年末をどう彩ってくれるのか。期待が止まらない。


そして、最後に特筆すべきは、フジファブリックの出演発表である。

2009年12月24日、志村正彦、急逝。

そのたった数日後に行われた「COUNTDOWN JAPAN 09/10」。

当時のクイックレポートがこちら。

今日のこのフジファブリックのライブは、過去の彼らのライブ映像と音源を、当初予定されていた通りのセットリスト順にかける、という方法で行われた。メンバーとスタッフの意志により、ステージには普段のように楽器がセッティングされ、照明も当初の予定そのままに演出された。
いつも通り、当フェス総合プロデューサー渋谷陽一が前説を務める。まず、集まった参加者全員で、12月24日に亡くなった志村正彦を悼み、1分間の黙祷を捧げた。そして、渋谷が今日のこのライブの趣旨を説明し、フジファブリックを呼びこむ。
セットリストは以下の通り。カッコ内は、いつのライブだったかのデータです。
1.銀河(ROCK IN JAPAN FES.2009)
2.Merry-Go-Round(ROCK IN JAPAN FES.2009)
3.Surfer King (COUNTDOWN JAPAN 07/08幕張)
4.ダンス2000 (ROCK IN JAPAN FES.2006)
5.地平線を越えて (2006年12月25日/渋谷C.C.レモンホール)
6.TEENAGER(COUNTDOWN JAPAN 07/08幕張)
7.星降る夜になったら(2007年12月15日/両国国技館)
8.Sugar!! (ROCK IN JAPAN FES.2009)
最後に、志村正彦の写真と、「Masahiko Shimura 1980-2009」という1行が画面に映し出され、ライブは幕を閉じた。 アンコールを求める拍手と歓声は、いつまでもやまなかった。(兵庫慎司)

あのステージから、今年で10年。

そう、残された3人は、10年間、志村の想いを繋ぎ続けてきたのだ。

今回、フジファブリックの3人が「COUNTDOWN JAPAN」へ出演することには、だからこそ、かけがえのない意義が宿るのだと思う。

デビュー15周年を迎えた彼らが、さらにその先の未来へと音を鳴らし続けていくことを信じて。まずはその一つの通過点である今回の年末のステージを、今から楽しみに待ちたい。


2004年〜2009年のフジファブリックの楽曲に馴染みのない人は、ぜひ、こちらのトレーラーをチェックして欲しい。



【関連記事】


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。 これからも引き続き、「音楽」と「映画」を「言葉」にして綴っていきます。共感してくださった方は、フォロー/サポートをして頂けたら嬉しいです。 もしサポートを頂けた場合は、新しく「言葉」を綴ることで、全力でご期待に応えていきます。