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RADWIMPS、Mステ出演。 『天気の子』を讃える2曲の「愛の唄」に震えた。



1曲目に披露されたのは、”グランドエスケープ”。

燦々と輝く電子音が乱反射する中、透徹なピアノの調べに優しく導かれてゆく。そのあまりにも美しい導入部に、まず息を飲んだ。

中盤、三浦透子と野田洋次郎のボーカルのラリーによって、静かに、しかし確実に高揚感が増していく。

そして、感情の高まりが絶頂へ達した時、逞しく躍動するリズムに合わせて、100名のゴスペル隊による合唱が壮大に響き渡る。その果てしない祝祭感に、心が解放されたような気持ちになった。

同曲がテレビで披露されたのは今回が初めてだが、ライブパフォーマンスを通してこそ、この曲が秘めるスケール感を味わうことができると感じた。



続けて、”愛にできることはまだあるかい”へ。

既に、この夏を席巻する時代の唄となりつつある同曲だが、聴く度に新しい発見がある。

オーケストレーションとバンドサウンドの融合は、3年前の『君の名は。』制作時よりもその深みを増している。また、一筋の眩い光が、ゆっくりと差し込んでいくような後半の展開は、言葉を失うほどに神々しい。


《君がくれた勇気だから  君のために使いたいんだ/君と育てた愛だから  君とじゃなきゃ意味がないんだ》

野田洋次郎が長年にわたって紡ぎ続けてきた「愛の唄」も、まさに、ここに一つの結実を見せていると言ってよいだろう。


背景の巨大ビジョンには、新海誠監督が自ら編集したという『天気の子』の特別映像が映し出されていた。

一つ一つの歌詞と映像のシンクロを見ることで、野田が提供した「愛の唄」こそが、この映画が伝えるメッセージの核心を鮮やかに体現していることを再確認できた。


もちろん、今回のライブパフォーマンスは、まだ映画を観ていない人の心をも掴む普遍的な輝きを放っていたように思う。

『天気の子』の夏は、まだ始まったばかりだ。今回のMステが、たくさんの人がこの映画を出会うきっかけになったら嬉しい。



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松本 侃士

編集者/ライター/1991・10・1 生/慶應義塾大学卒/2014年、音楽メディア企業 ロッキング・オンに新卒入社、編集・ライティング等を経験/2018年より、渋谷のITベンチャー企業にてメディア戦略を担当/音楽や映画のコラム記事をアップしていきます。よろしくお願いします!

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