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チームボンディングを実施してチーム力の向上を図る

 Bリーグが開幕しましたね。今年はどうなるのか分からない状況でしたが、無事開幕を迎えられたことは本当に嬉しいですね。

さて、今日はチーム力をどのようにして向上させていくのかを書いていきたいと思います。

 今年に関しては、開催をする事ができていない状況ですが、我チームは、オフコートでチームが集まり、食事会などを開催しています。

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 部員は80名ぐらいの大所帯チームで、毎日全部員が同じ時間に集合して練習する事がありません。そこで、定期的に学年対抗ポセイドンズカップ、新入生歓迎会、栄養会などを主催して実施しています。また、アメリカでは、これらのことをチームボンディングと言うのですが、これを活用して私も学生達と積極的にコミュニケーションを図るようにしています。

 そして、私自身が描く理想のコーチ像は、指導者が常に上にいる立場ではなく、選手達の輪の中に入り、世間話やキャンパス時の生活などを聞き、普段どんな生活をして過ごしているのかを把握して、アドバイスやサポートをして、『自ら考えて行動をできる人間を育成する事』です。

 しかし、中には、自分のことを話したがらない学生もいるので、その時は、他の学生から情報を聞いて、その人物像を探るようにして、学生が興味を持っている話をして引き出します。

 つまり、バスケットボールを教える前に「人間関係の構築」が重要であり、信頼関係のもと「このチームのために自分ができること、このチームのために自分が犠牲になってでもやろう、この人のために頑張ろう」という自己犠牲の心がお互いに必要になるので、まずは自分自身から壁を作らずに話しやすい雰囲気を作るようにしています。

 ただし、学生としてのマナーやチームルールを厳守していなければ、厳しく指導する時もあります。これは、プレイをする前に1人の人間として大きく成長してもらいたいと思っていますし、『人間力の向上なしに技術の成長は無い』と思っていますので、少し古風な考え方かも知れませんが、学生には、ここは大事にしてブレずに伝えています。

 しかし、私は昔からこのような考え方ではありませんでした。色々と研修を受講することによって変わってきました。数年前であれば、選手の話に耳を傾けず、選手との距離を置いてコーチングをしていましたが、これではダメだと思い変えるようにしたのです。

 最後に、本日は学生との距離を縮め、チーム力の向上を図ることを述べましたが、チームボンディングだけではなく、私達はチームビルディングも行っています。これは、色んなアクティビティやチームの中での自分の役割とは何かを考えながら、お互いの距離を縮めて、チームの結束力をあげることを目的にやっています。

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 個で戦うのではなく、チームで戦う意識改革をすることによって得られる利益は、甚大なモノであると思うと同時に、この仲間意識は、社会に出ても必ず役立つと思っています。

『1人のミスは全員のミス』

全員でカバーし合いながら戦うからこそ、チームスポーツ、ボールゲームの面白さがあると思います。

本日はここまで

次回は、年間計画について書きたいと思います。


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