Tsuyoshi Murata (村田 毅)

Husband, Father, Professional Rugby Player.

Tsuyoshi Murata (村田 毅)

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マガジン

  • 自由気ままに

    自由気ままに、今の考えをまとめたいと思ったことを更新していきます。

  • Books take me to the new world

    「アスリート×書評」 スポーツ選手が読書を通じてどんなことを感じるのか。どのように理解して、どのように自分のフィールドに転用していくのか。パフォーマンスを向上させていく上で、こんなアプローチの仕方もアリなんじゃないかと思って始めてみました。 目標は2019年の間に50冊。 2019年1月から他サイトでスタートした記事から順に転載していきます。

  • ラグビーが教えてくれたこと

  • プロラグビー選手が勉強に本気出してみた

    タイトルの通りです。この期間英語の勉強をしているので、その記録と、僕の学びに対する考え方とかを発信していけたらと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

ラグビーが教えてくれたこと 0

☆今回は、この一年くらいに考えていたことをお話させてもらいます。 自分にとっては少々大きなテーマですが、 自分にとってのラグビー(スポーツ)の価値について です。 なんで今年1年間そんなことを考えていたのかというと、 シンプルに言うと、 この一年、ラグビー選手である自分からラグビーが一度奪われてしまう経験をしたからです。 そうやって考えたアスリートは多くいるかと思います。 ぼくにとってのそれは、 チームの不祥事による自粛期間や、コロナによる自粛期間、なかなか

    • SNSデトックスやってみたら、色々みえてきた

      ご無沙汰しております。 今年1月9日から、およそ2ヶ月半、SNSデトックスというものを試験的にやってみました。具体的にいうと、Twitter、Instagram、Facebookで投稿しない・人の投稿を見ない生活です。実際は、そこでしか繋がっていない方からのダイレクトメッセージには反応できるように3日に一回くらいアプリを開くことはしていましたが、タイムラインは見ていませんでした。何人かの方々から、「最近SNSで見ないけど元気にしてる?」という声かけも受けたりもしましたが、大

      • 2021 年に読んだ本

        ユーフォリアの橋口さんが毎年やっておられる、1年間の読書の振り返り。自分の記録としてとても面白いことだなと。全力でパクってみました。 2年前には書評を書いたりしていましたが、今回は1冊1冊そこまで深堀りはせず、どんな本を読んできたかを振り返ってみました。 今年は47冊の本を読んだようです。 振り返ってみて感じたこといくつか。 一年を通して色んなジャンルの本を読んだなと。その時期によって、読書以外で刺激を受けたこともたくさんあったりして、その新しい世界をもっと知ってみたいっ

        • ラグビーが教えてくれたこと20

          【上手い選手の分析をして、自分と何が違うのかを分析する】上達するためには、客観的に指摘してくれる良い指導者がいて良い指導を受けるというのもあるかもしれませんが、 ラグビーを通して、自分で分析をして上達していくことの大切さも学びました。 僕がこのことを学んだのは、社会人一年目の時のことです。 2011年のW杯を観戦していた時に、オーストラリアのデービット・ポーコック選手の「ジャッカル」という相手のボールを奪取するプレーに魅了されました。 それまでもジャッカルというプレーのこ

        • 固定された記事

        ラグビーが教えてくれたこと 0

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        記事

          ラグビーが教えてくれたこと19

          【自分が壁にぶつかった時ほど、そこから学ぶ事が多い】これは、まさに今この「ラグビーが教えてくれたことシリーズ」をやっている時に感じる1つの大きな学びです。 今回に関しては、このシリーズのほぼ全てのエピソードが、自分が壁にぶつかってもがいている時に感じたことなので、具体的なエピソードは省きますが、 自分にできるかできないかわからないチャレンジや、難しいだろうなと思う選択をして、もがいている時。その時にその現実から目を逸らさずに向き合った時に、ポロっと「学び」の当たり玉が転が

          ラグビーが教えてくれたこと19

          ラグビーが教えてくれたこと18

          【しんどいことをみんなでやると絆が深まる】こんな当たり前のようなことも、僕にとってはグランドの上でラグビーに教えてもらったことだなと思います。 ちなみにこれは、しんどいことをしたから試合に勝てるとか、みんなでやるから楽しいとか、そういう話とは関係なく、 しんどいこと(きついこと)を一緒にした というそれだけで、 一緒にやったみんなとの絆が深まるという経験をたくさんしてきました。 これは、スポーツをやってよかったと思われる理由の1つにも挙げられるんじゃないかなと思いま

          ラグビーが教えてくれたこと18

          ラグビーが教えてくれたこと17

          【アピールも大事だけど、レベルアップして自信をつけることが大事。】これは本質を見失いそうになっていた時に、父から言われた一言です。 そして、この言葉は、いつどんな時でも、ハッと気付かされる言葉の1つです。 これを父から話してもらったのは、2012年、日本代表に初めて選出された、社会人2年目のころ。 それまで、高校・大学・社会人1年目と、ずっと試合には出続けており、チームに所属していたら試合は出れるもんだと思ってきていた部分が僕にはありました。だから、社会人1年目で活躍して

          ラグビーが教えてくれたこと17

          ラグビーが教えてくれたこと16

          【人の心に感動を与えることがモチベーションである】これはラグビーを通して、自分自身に気付いたことの1つであります。 以前の、「アートとしてのラグビー」という話をした投稿でも話した部分でもあるのですが、 自分の目指すラグビー選手になるために取り組む中で、 自分なりのプロフェッショナルというものがあって、 それを突き詰めていくプロセスの中で、 結果的に人の心に感動を与えることができたら、 それによって人の行動に影響を与えることができたら、 それは僕にとってこの上ない喜びになる

          ラグビーが教えてくれたこと16

          ラグビーが教えてくれたこと15

          【厳しいことと楽しいことは共存する】ラグビーという心身ともに消費の激しいスポーツにおいて、成長のためにはシンドイことや厳しいことからは目を背けることはできない。それを乗り越えた時に、自分は成長して、何かを成し遂げることができる。 その理解は、間違っていないと思います。 ただ、今回の 「厳しいことと楽しいことは共存する」 ということに関しては、ラグビーをやり続けてきた中でわかったことで、僕にとっては完全に盲点でした。 成長するための厳しさやしんどさっていうのは、まぁツ

          ラグビーが教えてくれたこと15

          ラグビーが教えてくれたこと14

          【自分のプレーを振り返って反省して、次につなげる】これもラグビー選手してたら当たり前のようなことなんですけど、僕はラグビーを通してその大切さを学んだんだなと思いました。んだんだ。 プレーしている中で、それが良かったのか悪かったのかというのはあると思うのですが、それをそのままにせずに振り返って次に繋げるというのがまた凄く大切なんですね。 正直、僕自身、大学の高学年になるまではそこまで深く考えてプレーはしてませんでした。 というのも、大学の1・2年の頃の僕は、ただただ、どんな

          ラグビーが教えてくれたこと14

          ラグビーが教えてくれたこと13

          【勝つことだけが全てだと言って、勝つことだけが全てじゃないことを教える大切さ。勝つことが全てじゃないけど、勝つことを本気で目指さないと何も得られない。】これは、大学時代に指導していただいたマットさん(林雅人監督)から、卒業後に教えてもらったことです。 これもコーチ目線というか、教育者目線で非常に深い言葉だなと思い、この話を聞いた、その飲み会の帰りにボーッと考えさせられたのを思い出します。 お酒の酔いが引いてきて頭が働きだした時だったかと。 「勝つことが全てだけど、 勝つこ

          ラグビーが教えてくれたこと13

          ラグビーが教えてくれたこと12

          【試合後6時間は試合を見ない。熱くなっている時は視野が狭く、冷静な視点でみることができない。】これは、大学時代にマットさん(林雅人監督:これからもよく出てくると思います)が話していたことなのですが、どうやらエディ・ジョーンズ監督から教わったことのようで、 僕が試合を映像で振り返る時に大事にしていることです。 ラグビーの試合というのは(たぶん他のスポーツもそうだと思いますが)、身体的にはもちろん、非常に感情が揺さぶられるものでして、精神的にもとても疲弊します。試合中はもちろ

          ラグビーが教えてくれたこと12

          ラグビーが教えてくれたこと11

          【そのチームに合った伝え方がある。そのチームや地域、文化など、そこの特性を深く知ることで、そこの共通言語で伝えることができ、伝わる。】人の気付きシリーズ、 日野のアシスタントコーチのベン・ヘリングからの気付きを紹介します。 これは、指導者から何かを学びとろうと意識しながら彼を見ていた時に感じたことです。 選手をしていると、さまざまな指導者と出会うことができます。どんな指導者にも、きっとやりたいラグビーというか、実現したいものがあるはずで、 ここではその伝え方についての話

          ラグビーが教えてくれたこと11

          ラグビーが教えてくれたこと10

          【アートとしてのラグビー。ラグビーは自己表現の手段】これは僕がラグビーをどう捉えているか、という話になります。 ラグビーというスポーツを選んでそれを生業にしている自分に対して、一番しっくりきたのが アートとしてのラグビー これでした。 というのも、きっとそれは僕の育った環境が影響しているのだと思います。 僕は、小さい頃からラグビーをやっていたわけでもなく、スポーツ一家に生まれてラグビー選手を志したわけでもなく、 高校でたまたま出会ったラグビーに心惹かれて始めたのがき

          ラグビーが教えてくれたこと10

          ラグビーが教えてくれたこと9

          【自分にないもののある環境に身をおいてみると、そこで誠意を持って取り組めば、その環境が必ず人を成長させる。意外な方を選ぶと自分の幅が広がる】これ、いわゆる 成長するためにはコンフォートゾーン(居心地のいい場所)から抜け出そう といった話です。 僕はこのことを、ラグビーを通して学び、ラグビー以外の時間でも生かすようにしています。 ここでは「環境」、と表現していますが、大きくふたつに分類していて、 チームや住む場所などの物理的な環境 と 役職や新しいチャレンジなど、

          ラグビーが教えてくれたこと9

          ラグビーが教えてくれたこと8

          【何でも相談できる仲間の存在、相談できる専門家の存在は必要。どんな分野でも。】これもラグビーを通して得ることのできた、本当にかけがえのない財産です。 一言で言うと、 自分オールスターズ です。(初めて言った) 今初めて使った「自分オールスターズ」とは、 自分を構成する様々な分野で信頼して相談できる方々のことをいいます。別にその人たちが一度に集まってチームとしているわけではありませんが、自分だけの「これはこの人に相談しよう」な選抜チームです。 自分にとってのそういった存

          ラグビーが教えてくれたこと8