今日のエスキース

蓋がある。

厚くて重い、マンホール蓋を思い浮かべてもらえれば間違いがない。

頭の上だ。

蓋がされている。


どうせ、ここでの学習は無駄になる。


もっと優れた機械があるからだ。


優れた機械に劣るこの機械での制作はアイデアを出し惜しむ。



自らの過去おいて、合理的な直線を歩まず非合理な迂回路を経由したことを肯定しつつ、一方でこの先の最短ルートを希求する態度はどう両立させるのだろうか。


しかし人間が一般的観念を形成して家、建築物、塔などの型を案出し、事物について他の型よりもある型を選択することを始めてからというものは、各人はあらかじめ同種の物について形成した一般的観念と一致するように見える物を完全と呼び、これに反してあらかじめ把握した型とあまり一致しないように見えるものを、たとえ製作者の意見によればまったく完成したものであっても、不完全と呼ぶようになった。


スピノザ エチカ 四部 序言より。


人は評価を誤る。

評価を得れないあなたの作ったものも、成功しているあの人の作ったものも、本来みな等しいのだ。


評価されないと嘆いているひとに、エチカ 四部 序言を送るとする。

しかし、みな等しいのなら、後に評価をされたときにもそれを退けなければならない。


病んだ人がいれば、人間とはそういう都合的なものだと、私は諭す。


だが、私は運よく病んではいない。

ならば、都合のよいことを言わず、迂回路を進むしかない。


弾を惜しんで獣に食われるか?



手持ちの弾はあと何発?

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