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[2019年 Xデザイン学校 ベーシックコース] #03 エスノグラフィ

第三回のテーマはエスノグラフィ。昨年のビギナーコースも含めこれまで一度も体験したことがない手法なので楽しみにしていました。

まず前半は浅野先生の講義。
サービスやコトを決めていくにあたり、まず先に頭の中だけでアイディアを考えようとしてはいけないとのこと。それを使う現場など、どんな環境で行われるのかを理解しないことには的のズレた議論になってしまう。
自分の志向性として、一旦じっくり考えてから話を進めたい方なので今後気をつけるポイントだと認識。先に情報をインプットしてしまうと思考に偏りが出てしまいそうに思っていたが、それこそうまくリフレーミングするべきところだ。

もう一つ響いたのはUXを認めてくれないケースはプレゼンが悪いのだということ。①数字による定量的観点、②ネットなどからの第三者的観点、③質的調査による定性的観点、これらがセットになってこそ説得力をあたえることができる。自分の業務にあてはめてみるとこれらに加えビジネス視点での価値をどう表現するのかがポイントになりそうだ。そしてここがいつも悩むところ、、

さていよいよ後半は浅草に繰り出し、写真撮影をする外国人観光客を対象にしたフィールドワーク。心配していた台風は大丈夫そうで良かったのですが日差しが強くてとても暑い。この日は隅田川の花火大会もあるとのことで日本人も多め。みんな楽しそう。

30分ほどで雷門前に到着。
カメラを構えた外国人観光客に対し、なぜこうしているのだろうという「問い」を持てた対象に焦点を当てるのですが、ランドマークである大提灯を普通に撮影している様に見えてしまい問いがたてられていないと感じる。
場所を移動し仲見世通りを歩いてみる。自然体を装い怪しくないように被写体にカメラを向けていたところ「何撮ってるんですか?」と急に肩を叩かれビビる。一瞬思考停止したのですが振り向くと別グループの人がニヤッと笑っていたのでした。
仲見世通りは人の流れが多く、歩きながらだと対象を見つけ出すが難しい。きっとコツがあるのだろう。

仁王門あたりから少し傾向が見え始めてきて、外国人観光客の多くは仲間で来ていてもひとりずつ順番に撮影。みんなで一緒には撮らない。逆に日本人はみんなで一緒に撮影。みんなでいることが大事。この差が一番印象的でした。そのほかお水舎で「日本文化を体験している構図」を収めている人が多かったので露店の方も見に行ってみたのですがこちらはほとんど外国人観光客はいなくて期待通りにはならず。ちなみに仮説をもって観察するのはNGとのことです、、

うまく問いがたてられていないことが原因だと思いますが、思ったほど気づきを得ることができませんでした。次回のKA法で価値分析をする際に新たな気付きがあることを期待します、、

普段の業務では画面とにらめっこしてばかりなので、こういったフィールドワーク楽しいですね!

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