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「おじさんみたいに老けてる」と言われた20代からの変身劇

「人生ってしんどいことばかり!」
「何でこんなに生きるのは辛いんだろう!」

物思いにふけるたびに
ネガティブなことを考えていた。

「やっぱり自分はダメだ」
毎日同じセリフが頭をよぎり一日が終わる。

極度の人間恐怖症で、
人の目もまともに見れない。

悩みを相談できる友達もいなくて、
漫画とゲームだけが友達の日々だった。

「もっと、人と笑顔で楽しく話せたら、
どんなに楽しいだろう」

妄想ばかりで、行動ができなかった
20代を過ごしていました。

私の気持ちに変化があったのは、
30代になりインターネットで
「コミュニケーションの教室」を見つけた時でした。

温かい雰囲気を感じる
コミュニケーションの教室の
レッスン風景を見た時、
ほんの少し希望が膨らんだ。

「自分も、変われるかもしれない」

・・・

「でも、馴染めないかもしれない」
「仲間外れになったらどうしよう」
「恥をかくかもしれない」

すぐに弱気の虫が顔を出したが、
「このチャンスを逃したら
もう二度と変われないかもしれない」
という気持ちが後押ししてくれました。


でも、現実は甘くなかった。

勇気を出して教室に足を運んだものの、
初めての場所、知らない人たちの前で、
ギュっと握った手から汗がにじみ出た。


初回は、先生と教室の生徒さん8人を前に
足の震えが止まらなくなり、
まともに前を向くことすらできませんでした。

自己紹介として与えられた
1分の時間も、何も喋れませんでした。

「恥ずかしいし情けない」
「何て惨めなんだろう」
「やっぱり自分には無理だったんだ」
「もう逃げ出したい」

どうしていいかわからずに
立ち尽くしていたその時、
予想もしない言葉が耳をかすめました。

「おかじ~さん、そんなに緊張しながら、よく頑張りましたね!」

何も結果を出せていないのに
温かいねぎらいの言葉をもらったのは
人生で初めてだった。

これまでは、「できない自分がダメだ」
とずっと自分を追い詰めていました。

その自分へのダメ出し、
見えない重しを取ってくれる
先生の温かいねぎらいの言葉だった。

「この教室に入会して自分を変えたい」

先生の温かい言葉をきっかけに
心から前向きに思えるようになって、
3年半の間、夢中で
コミュニケーションの教室に通い続けました。

しんどいこと、上手くいかないことは
以前と変わらずにあります。

でも、「前向きに乗り越えたい」
と考えられるようになって、
一つひとつの出来事が、
プラスの経験に変わるようになりました。

それから月日は流れ、
年齢は40代になりました。

周りからは、
「とても40代には見えない」
「若々しくてエネルギッシュ」
と当時と真逆の言葉をもらえるようになってきました。

たった一つの言葉に
人生を変えるパワーがあったのです。

30代前半まで人間恐怖症で、
コミュ症を極めんばかりの勢いだった私は、
今、コミュニケーションの講師になりました。

自分の経験を通じて、
自信を持ちたい人を応援したい。

今度は自分が、
人生を変える希望をプレゼントできる人になる」
そんな使命感を持っています。

きっかけさえあれば、人は必ず変われます。
私は、きっかけをプレゼントできる人になる。


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