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おくりびと

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おくりびととは、正式には「納棺師」と言います。呼称は他にもあり、「湯灌師」「復元納棺師」などと呼ぶこともありますが、どれも意味は同じです。→ https://y-osohshiki.com/column/129 より引用。

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今月一日に 他界した父の納棺の儀が通夜の日の三日に行われた。
おくりびと 納棺師 と言われる方が男女二人来てくださって湯灌(ゆかん)をしてくれた。
お二人とも所作含めとても美しい人でした。
なかなか立ち会えない儀式だし、せっかくなので間近でお仕事ぶりを拝見させてもらった。

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湯灌は 要するにお風呂。父の体をていねいに洗ってくれた。
葬儀場の待合室、畳のお部屋に幅約1メートル 長さ約2メートルの浅いバスタブと表現したらいいのか・・・をセットして始まった。

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湯船につけるのではなくシャワーでていねいに体を洗ってくれた。
シャンプーリンスもして 髭も剃ってくれた。

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それからお化粧。
「自然なほうがいいですね。」とファンデーションって言うのかな、基礎化粧品からちょっとしたあごの横にある痣を隠すためのお化粧。
仕上げにオイルを少し塗ってつややかな 良いお顔になった。

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口が開いていたので枕をちょっと高くして直してくれた。
おくりびとの人と、いろいろお話をしたんだけどそれは秘密ね。

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            タイトル画像の写真
穏やかな表情になって棺の中に納まった父。
自己満足かもしれないけど 良いことをしたなぁ、と思った。
おくりびとの仕事ぶりも とても気持ち良かったです。
ちなみに 彼らは寝たきりの人の 入浴介助のお仕事が本職だって。
映画「おくりびと」が上映されて以来、湯灌の仕事も増えたって言われてました。
介護の仕事 医療関係の仕事 生前からいろんな人の助けを借りて生活を続けてきた父。ボクら家族も とても助けられました。
自分ができることで 世の中の人の役に立って 恩返しできたらいいなと心から思ってます。
いい経験でした。

最後まで読んでくれてありがとう。
良き一日をお過ごしください。

                       梅田剛嗣



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