参加作品Wリリースその1〜星野みちるさん《ONE-TIME LOVE》編〜

お店に買いに行って帰宅したらポストに入っていて2枚になった図


2017年6月21日リリース星野みちるさんフルアルバム「黄道十二宮」の3曲目"ONE-TIME LOVE"を作詞作曲編曲で提供させていただきました。コーラスもちゃっかり歌ってます。
"今の星野みちるを表現したい"というはせさんのリクエストに応えたい一心で、かっこいいサウンドに女性らしさを全面に押し出した歌詞を乗せました。コール&レスポンスができるように、曲名をコーラスで連呼している部分があります!

Gt.Dr.井上拓己(Rabadaps)Ba.沖井礼二(TWEEDEES)Tp:溝田喬士



ここからは、個人的な思い出を織り交ぜた文章になるので、最後まで読みたいかたはどうぞ。笑
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今回私が提供させていただいたのは、昨年末に渋谷のStar Loungeで開催された「涙」というオールナイトイベントに沖井さんが誘ってくれて、そこでViViDの方々とご挨拶したのが大きなきっかけでした。(沖井さん本当にありがとうございました!)

みちるさんのライブを何度か拝見していて、素敵な歌声と独特なMCにすっかりファンになっていたので、お話を振っていただけたことが嬉しかったです。その時に、「沖井さんとブルー・ペパーズも曲を書いている」との情報を聞いて、それだけでも「私も何がなんでもそのアルバムに参加しなきゃ!」と勝手な使命感と意地が沸いてきました。

実は、一度お送りしたデモがアルバムのコンセプトと違うものになってしまったので、ワガママを言ってリトライする時間をいただいて、"ONE-TIME LOVE"が生まれました。(実は実は、採用ならずだった曲は自分自身気に入っていたので、ふたりの文学の新曲になりました。笑7/18の自主企画ライブで販売する予定なので、ハーフバージョンをどうぞ。)
https://soundcloud.com/j8lgviitve2b/dxotwxgidhnc

お話をいただいた当初は、私自身作詞と編曲に苦手意識があったので、作曲だけさせていただく方向で制作していたのですが、リトライしてデモをお聞かせした後に、「辻林さん作詞もする?みちるの楽曲チームには女性が居なくて、できたら女性らしいアプローチで書いてほしい。」
と私の家のちかくのファミレスではせさんとお話しし、最終的に作詞編曲も担当させていただくことになりました。(作詞…編曲…どうしよう…ととても不安になりながら家に帰りました。笑)

私もみちるさんに曲を書くことが決まりました!と沖井さんに報告したら、とても喜んでくれて、これは頑張らなきゃいかんと気合いを入れなおしました。
完成に向けて、仮歌や仮ギター、仮ベースを入れていったのですが、仮ギターはPOLLYANNAのクロちゃんやもっくん、仮ベースはふたぶん(ビーチ・バージョン)のドラちゃんに手伝ってもらいました。みんなありがとう!私はギターをまったく弾けないので、たしか彼らに「インコグニートのこの曲みたいな感じをイメージしてるんだよね」と話した記憶があります。
そして本チャンですが、公私ともに仲良くしている井上拓己くん(Rabadaps、元ポートレイツ)に相談して、ドラムとギターを本人の自宅で録音してもらいました。オレンジというバンドを一緒に組んだこともあり、私が想像している以上にかっこいい演奏をしてくれました。
ベースですが…今回のキーパーソンである沖井さんが弾いてくださることになって、これって本当にすごいことだよなぁ…と嬉しさ半分緊張半分で弾いていただきました。サウンドをどっしりと支えてくれる部分、かっこよく暴れてくれている部分、聞きどころがたくさんです。
ブラスアレンジですが、デモの段階ではメロトロンのチープな音を使っていて、耳障りな感じを完成形と思っていましたが、なんと溝田さんに生で吹いていただく機会をいただいて、佐藤清喜さんのお力添えをいただき、セクシーなサウンドになりました。

作詞は、みちるさんの美しい声でこんなことを歌われたらたまんないだろうなぁーっと思うような言葉を並べて、エロティックで大人な女性のストーリーを作りました。はせさんとお話しした時に、「男が作詞すると5W1Hがはっきりしたものになる。女が書くと良い意味で散らかったものになる」というような話題になったことを思い出して、説明的にならないように、本能で生きているような雰囲気を出せるように頑張りました。

レコーディング当日、みちるさんが本当に妖艶で素敵な歌声を聴かせてくださって、終始感動していました。ヴィヴィッドの浅井さん(女性)が、「辻林さん20代なのにどうして私たちの気持ちが分かるの!すごい!」と詞を褒めてくれて、それが特に嬉しかったです。この後私もコーラスをとっていただきました。

後日溝田さんのトランペット録音が終わり、ゲイリーさんアレンジの「流れ星ランデブー」の録音も見学させていただき、ここでゲイリーさんとはじめましてしました。(のちにゲイリーさんとお仕事させていただくことになるとは…!)

そんなこんなで、佐藤さんにカッコ良いミックスをしていただき、皆様が今聴いていらっしゃる「ONE-TIME LOVE」となりました。

私が楽曲提供したのは2年ぶりぐらい(しかも今回が人生2度目)で、経験が本当に乏しいので、不安とたたかいながら、TWEEDEESやPOLLYANNAに励ましてもらいながらの制作でした。ライブや、リリース後でのエゴサーチで(私ツイ廃なので)、この曲がみちるさんの足を引っ張らずに寄り添っていけているみたいだと分かって、ホッとしています。
チャンスをくださった方々、チャンスと私を結びつけてくれた沖井さん、力を貸してくれた音楽仲間、本当にありがとうございました。
黄道十二宮に収録されている曲、全部かっこいいです!音楽を再生する機械を持っている人は全員聴くべきだと思います。みちるさんの魅力がみっちりみっちり詰まった1枚なので、まだ買っていない人は再生用と飾る用で2枚買ってください。私みたいに。

てなかんじで、なんにも面白くないブログですが、最後まで読んでくれてありがとうございました。(ブルーペパーズは歳下なのにこんなにかっこいいサウンドを作れて憎い!と思っていたけど、最近一緒にカラオケに行って、めちゃくちゃ良い子たちで一気に好きになりました。笑)


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