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上司と部下の信頼関係を創る「ラディカル・キャンダー」

ラディカル・キャンダーとは?

良いチームを創りあげていくために、部下と上司チームメンバー間の信頼関係を築き上げることは非常に重要です。
信頼関係を築きあげるために最も重要なのは自分のことを相手に知ってもらう事、相手の事を知ること、相互理解です。当たり前のことで、簡単なことのように思えるがこれができている部下と上司、チームは多くない。
この相互理解を深めるために「ラディカル・キャンダー」の関係性を構築することが大切です。ラディカル・キャンダーとは、「徹底的な本音」という意味である。徹底的な本音とはつまり、「言いにくいコトをはっきり伝えること。本音をいう事」です。本音をズバッと言う事で信頼が築かれ、コミュニケーションが生まれ、狙った結果が出るようになる。
そんな、ラディカル・キャンダー(徹底的な本音)についてご説明していきます。

POINT1.全人格を仕事に持ち込め!(心構え)

「仕事とプライベートは切り離せ!それがプロだろう!」ということをよく言われました。この考え自体はプロ意識が高く素晴らしい考えの様に思えます。しかし、こんな考えが本来のあなたという人間を閉じ込め、会社での偽りの自分を演じるようになってしまいます。
演じられたあなたに対して部下は心を開けるでしょうか?
本音や感情を表に出さない上司の下で、部下も感情を押し殺し、自分を出せなくなってしまいます。これでは信頼関係は築けません。

「あなたの全人格を職場に持ち込みなさい」

上司が部下に自分の弱い部分を見せたり、嫌なことがあったらそれを打ち明けたりすることが大事。部下に自分の内側もさらけ出すことで部下も「この人には弱みをみせていいんだ」と安心して同じことができるようになる。
役職が上がるにつれて、部下に弱いところをみせてはいけない!頼りがいのある上司でありたい!と、思いがちである。その考え自体は素晴らしいが、あなたが上司として、しっかり普段の仕事をこなしている前提があれば弱みを見せても部下はあなたを頼りないとは思わない。逆にこの人も人間なんだと親しみを覚えるでしょう。
上司と部下という関係の前に人対人であることを忘れないコミュニケーションが大切だと思う。

POINT2.部下の成長を第一に考えろ!(目的)

「周りから良い上司、良い人だと思われたい」、「会社から評価されたい」、「優秀だと思われたい」上司も人なので、承認欲求や、自分の出世を求めてしまう動きをみせてしまうかもしれません。けど、これが部下に見えた瞬間にあなたへの信頼は無くなります。

優しさをはき違えるな!

厳しいことを言わずいつもニコニコしている上司が優しい、良い上司ですか?
違います。
それが上司として正しいと思っている人は部下ではなく、自分にベクトルが向いてるダメ上司です。部下の事を心から思っているのであれば時には厳しい言葉が必要なときもあるはずです。
部下があらぬ方向へ向いた時に上司であるあなたがしっかり批判し、正してあげないと後々困るのは部下です。
本当に部下を思うのであればはっきりと指摘してあげることは必要なのです。優しさを履き違えてはいけません。

POINT3.言いにくいことをはっきり伝える(手段)

他人の意見に反論し、反論相手を励ますことが、信頼関係の構築に繋がります。相手にはっきり意見をいう事で以下のふたつが相手に伝わる。

①うまくいってることとダメなことの両方を指摘してくれるほど、あなたが相手を気に掛けていることが伝わる。
②あなたは自分が間違っていることを喜んで認め、あなたや他の人の間違いを正すために力を尽くそうと思っていることが伝わる。

それが言いにくいことをはっきり伝えることが信頼関係の構築に繋がる理由です。
しかし、言いたい事をズバリ相手にいう事はなかなか難しいですよね。
「徹底的な本音」を実践する上で以下のSTEPに沿って実践してみてください。

STEP.1:部下に「徹底的な本音」のコンセプトを説明する
STEP.2:部下に自分を批判してもらう
STEP.3:自分はまず本音で部下を褒める
STEP.4:本音で部下を批判する

重要なことは、部下もあなたに遠慮なく批判できる空気をつくることです。お互いが言いたいことを言えることが信頼関係の構築には必要です。
まずは部下に自分に対して思っていることを率直に語らせてあげましょう。

POINT4.徹底的な本音のフレームワーク(チェック)

上司として、リーダーとしてどう褒め、どう批判すればいいのか。
優れた指導には二つの面がある。
「心から相手を気にかけること」・「言いにくいことをズバリ言うこと」この二つです。
この二つを同時に行うと「徹底的な本音」が実践できるのです。どちらかに失敗した場合、「過剰な配慮」や「イヤミな攻撃」になったりすることをしっかり知っておくことが大切です。
例えば、あなたは友達のズボンのチャックが開いているのを発見しました。
あなたがその事実を友人に伝えたら友人は恥ずかしい思いをするかもしれない、しかし、もしあなたがその場で伝えなかったらもっと多くの人前で友人は恥をかいてしまうかもしれません。
相手の事を第一に考え、「チャック開いてるよ。言いづらかったけどこのまま外にでたらもっと恥ずかしい思いをしちゃうと思って。」これなら相手を気にかけながら、ズバリ事実を伝えています。
徹底的な本音を伝える時の注意点として、怒りの感情を乗せないことです。怒りの感情が乗ることでイヤミな攻撃として相手に受け取られてしまう危険性があるので、あくまでも客観的な事実、意見を伝えること。相手に言い分がある場合はしっかり聞いてあげることが重要です。
意見の押し付けになってしまわないように注意してください。
以下のフレームを参考に自分が間違った方向にコミュニケーションを振らないように心がけましょう!

参考著書:GREAT BOSS(グレートボス): シリコンバレー式ずけずけ言う力

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