むっく

頭の中を文字や音として出していく場所。

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マガジン

  • Dusty Storeroom

    オリジナルの小説を集めたマガジンです。意味は「埃っぽい書庫」。日の当たらない場所でも、文章を読んで楽しめるようにという思いと、あまり明るい作風のものが多くないことから名づけました。長編短編色々。心情描写多めです。

  • Soundnote

    曲上げてます。

  • 長編

    シリーズ物の書き溜め。現在The Time Lagシリーズ連載中。

  • 2016

    20160102開始の日記。野球(横浜DeNAベイスターズメイン)、サッカー(ギラヴァンツ北九州メイン)、音楽がメイン

最近の記事

アウトプットが出来ない…

    • 0804 なにもないのはすごくださいから じまんできるふこうをください

      好奇心に火をつけて。 右手には鶴嘴頭にはライト。 あとは掘る所決めて掘り下げれば金脈。 例え其処に財宝がなくとも。 それだけで十分楽しい。 そう思える事が楽しい。 掘るのに夢中で時間忘れてたとか。 寝食放り出して掘り続けるとか。 気づいたら向こう側貫通するまで掘ってたとか。 そういうことを感じられるのすごく気持ちいいんです。 天日干しの後のふっかふかの羽毛布団と同じくらい心が弾むんです。 ねぇ、何処に行ったの? いつ無くなったの? もしかして自分で捨

      • Rain Through Umbrella

        ぽつり。ぽつり。ざー。ざー。 湿度の高まりとともに気圧が低まり、雨が落ちる。 部活動の練習が中止になって喜ぶ学生や、 傘を持ってきていない学生から漏れるため息、 必死に雨避けを探しながら小走りで移動する社会人。 雨を物ともせず颯爽と自転車で駆け抜ける雨合羽姿の用務員。 止むのを待ちながら与太話に花を咲かせる女子会勢。 様々な顔が見られるこの街で、一人傘を差し歩く。 雨は嫌いじゃない。 確かに洗濯物も干せなければ、外出する気も失せる。 湿度も高まり、癖毛がう

        • 0728 わかってるんだでもできないんだ

          休みの日を使って通院・検査。 ここ4ヶ月そんな日々が増えました。 メンタルと消化器。 今日は内視鏡検査でした。 綺麗な話じゃありませんが、液体状の便って本当に出るんだと驚き、 検査が終わった後のガスで膨らんだ腹の痛みは耐え難く、 自宅に帰るまで地獄を見ました。 健康って、元気って、楽しみって素晴らしいなあと思います。 移動手段として自転車と定期券を所持するものの、利用機会は減るばかり。 学生時代ほどの感受性も時間もなく、出不精に拍車がかかるばかりです。 か

        アウトプットが出来ない…

        マガジン

        • Dusty Storeroom
          32本
        • Soundnote
          1本
        • 長編
          5本
        • 2016
          35本

        記事

          Startup

          大学時代に作ったバンド用アルバムデモ音源の1曲目。インスト。完成してから主旋律が某ゲームのサントラと一部もろかぶりなのに気づいて出そうかすごく迷ったそんな曲です。

          辛いことの共有を悪く言うつもりは一切ないものの、やはり楽しさの共有で他人に貢献したい。 因みにどうでもいいですが、今日3本もかけたのは昔の思い出を引っぱり出されるめちゃくちゃ強いインパクトの夢を見たからです。あのまま目が覚めないで欲しかった。案の定起きたら午前5時前だったし。

          辛いことの共有を悪く言うつもりは一切ないものの、やはり楽しさの共有で他人に貢献したい。 因みにどうでもいいですが、今日3本もかけたのは昔の思い出を引っぱり出されるめちゃくちゃ強いインパクトの夢を見たからです。あのまま目が覚めないで欲しかった。案の定起きたら午前5時前だったし。

          Home Town

          空港から電車へ乗り最寄り駅に降り立った瞬間に感じる、照りつける日差し。 この場所で浴びると、炎天下に晒され汗と血と涙を流した あの時を巡るような心持ちになる。 電車の中には、精悍な顔つきで参考書をめくる見慣れた制服の高校生がいた。 迫り来る勝負の時に備え、虎視眈々と刀を研ぎ続ける様は 自分の足跡を振り返るような気持ちと、応援の言葉が湧き上がってくる。 最寄り駅からは、バスに揺られる。 1時間に2本。スカスカのダイヤ。乗客は自分一人。 道中の車窓から見える、何処

          The Time Lag 0:05

          地図に載っていない新境地は、ちっぽけな存在を迷わせた。 自己防衛のため他人から向けられた善意を無下にしたという結果は 益々、今後あの娘とどのようにして向き合えばいいのかという 問題の答えを黒く塗りつぶした。 元来空欄だった場所に色が入っただけで大差ないという考えを壁に投げては、 それは考えとして全く本質的ではないという論理と、 仮にも他人に誂えてもらったものに対する態度として あまりに杜撰だったという事実の二つが跳ね返ってきた。 当然周りからは様々な憶測を飛び

          The Time Lag 0:05

          0718 くだかれたかがみには なにもうつらないもうかたらない

          日記が週記になり、月記になるその様相を、有り有りと証明しています。 ここ1ヶ月で心身の状態は転勤前より悪くなったと感じることが増えました。 アルコール耐性と食事量が下向きを示し、 アラームの設定より早い時間に目覚め、 呼吸苦と胸の痛み、喉の渇きに苛まれ、 食事以外で外出のない休日と誰とも話したくないと感じる時間が 上向いています。 目標も特性も楽しい時間も将来の展望も何もつかめないままで、 メンテナンスの行き届いていない肉体と債務を引きずりながら、 勝手に自

          0718 くだかれたかがみには なにもうつらないもうかたらない

          0614 さいごにかけてみたいんだっていうにはまだはやい

          転勤後1ヶ月が過ぎ、まだ多くの仕事を任されているわけでもなく、 残業や早く変えることへの咎めのない生活を得られたことで、 多少感性を取り戻せつつあります。 それは、この場所に思いや考えを文章として綴られることの楽しみと 曲に合わせて楽器をひくという事で特に強く感じられます。 高校生の時にベースを持って早10年。 アコースティックギターに関しては12年。 時間だけが過ぎ腕っ節は伴わない状態が続いていますが、 それでも中高と聞いていた曲を多く弾けるようになったとい

          0614 さいごにかけてみたいんだっていうにはまだはやい

          Battlecry

          其れはいつも通り、開幕を告げた。 歴史とともに苔生すように錆を纏った鉄の壁が 悲鳴を上げながら姿を隠し、並ぶ人々を戦場へ誘う。 我先にと、血走った目の飢えた獣たちが座席とプラカードを手に取る為に 円滑な足捌きで鉄の壁の先へと雪崩れ込んでいく。 列を為すある者は連れと何気ない言葉を交わし、 またある者は目の前の電子の海に潜り込み、 そしてまたある者は聞き慣れた電気信号を耳へと流し込んでいる。 「待つ」という行為を意識しないように、「楽しいこと」「慣れた事」を

          0613 このやみのむこうには

          頭が止まり、筆が止まり、心も止まった3ヶ月。 繁忙と失態で抑うつとパニック障害の引き金を引かれて 何気ない日々が、視界に血の滲む修羅場へと変貌するさまは すべてを投げ捨ててしまいそうになるばかりでした。 考えていることが言葉にならない。 生欠伸のようなうまく息を吸えない状態。 気温ひとケタ台の中でスーツを着ているにもかかわらず、額を覆う脂汗。 言語的な受け答えに費やす嫌な長い時間。 身から出た錆に気道を塞がれる日々は 自律神経と自尊感情をめった刺しにするには

          0613 このやみのむこうには

          HARVEST

          シワの多いゴツゴツとした手で 肩の前で小さく弧を描く。 改札を抜けた後で見えるかどうかは分からないが 相手が見えなくなるまではそうするのが、私の流儀だ。 私が守るものから、更に守るものが生命の息吹をかけられて 10数年が経った。 一人で満足に厠にも行けなかったあの頃、 うちに来る度に飼い犬のマイクに怯えてたあの頃、 「おはしもてるようになったんだよー!」と自慢気に 好き嫌いもせずに豆ごはんを平らげていたあの頃、 「けいろうのひだから!!」とどんな写真より美

          0318 さめないゆめのつづきをいつまでもみていたいから

          1週間ものも書かずに何してたんだと、問いただしたくなるような 時間の過ごし方でした。 この質問に「仕事」以外答えられない辺り何もしていないのでしょう。 ああ何とも嫌な話です。 さて、私昨日で1周年を迎えました。 そう、北海道での生活です。 3~4年前の就職活動期から北海道いいよなぁと漠然と考えていた事があり、 一昨年に入社した京都支社がなくなるということで、 「大阪がダメなら札幌にして下さい。東京も地元(福岡)も嫌です。」 と発したことが事の始まり。 要は

          0318 さめないゆめのつづきをいつまでもみていたいから

          0313 ふうぶつし

          桜が芽吹き始め、一面の菜の花が土を覆い隠す頃、 二つの意味で球春が開幕します。 一つは春の甲子園とプロ野球。 もう一つはJリーグレギュラーシーズン。 今年はどんなシーズンになるのかと一戦一戦に胸を躍らせる そんな楽しみを噛みしめるのにふさわしい時期となってまいります。 さて、そんな中今年は2月最終週と少し早めに開幕したJリーグも 既に第3節。 札幌や山形、新潟と言った雪国でも漸くホームでの開幕戦が見られるように なってまいりました。 我らがギラヴァンツ北九

          0313 ふうぶつし

          0309 こたえのなかをぐるぐるまわる

          昨日の暖かさと雨で路面の雪が多く溶けた北国は だいぶ歩きやすくなっていました。 依然として最低気温は氷点下、木々も芽吹くどころか未だ 幹に雪化粧をまとったままで、春と言うには程遠いものの、 少しずつ顕になるアスファルトに、季節の変わり目を感じられる日々です。 そんな今日は休みではあったものの、用事があったので外出。 人と会う約束は、会う前の「約束するんじゃなかった。行きたくないなぁ」 という葛藤及び後悔から始まるのですが、いざ会うと 楽しく話をさせてもらったと

          0309 こたえのなかをぐるぐるまわる