コミュニケーション能力とコストについて

僕は吹奏楽団体に所属していました。サークルにおいて仕事をする際のコミュニケーションコストについて少し思ったことを連ねてみます。

サークルにおいて、音楽をやる前に大切なのはコミュニケーションだと思います。僕が所属していた吹奏楽団体は東大で吹奏楽とか楽器を続けたい(あるいは始めたい)ということしか共通のバックグラウンドがない団体でした。集まった人の中には、コミュニケーションコストの高い人がいます。コミュニケーションコストとは例えば楽器の技術的なレベル、音楽のレベル、普段の生活での対話力など、様々です。

それと逆に、コミュニケーション能力が高い人というのもいると思います。上で挙げたようなコストの高い相手に対して、積極的に働きかけることのできる人です。これは役職に縛られません。役職に着くことで、コミュニケーションは取りやすくなると感じるかもしれませんが、それは自らのコミュニケーション能力の上昇も、他人のコミュニケーションコストの低下も意味しません。役職により一方通行のコミュニケーションになってしまう危険性はそこだと思います。

もし他人に積極的に働きかけることにそこまでストレスを感じない、あるいは、例えば音楽的なコミュニケーションは得意だと思うなら、それを武器にコミュニケーションをとってみればいいと思います。そこに多くののリソースを割くほどやる気が起きないというなら、できるだけでいい、なんにしろ発信0や受信拒否は人間関係的にもよくないです。

きっと自分と向き合うことでそれまでの組織での立ち位置に縛られず、より良い団体を、音楽を目指すために何をすればいいのかが見えてくると思います。

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