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『祈り』を描き終えて(あとがき)

ご無沙汰しています!
久々のnoteの投稿です。

今回の作品から、コンセプトのある作品に限り、あとがきを書いていこうと思っています。
お時間の許す限り、お付き合い頂けますと幸いです😌

まず今回からなぜコンセプトのある作品を作っていこうかと思ったのかというと、装画のお仕事をやってみたい!と思ったからです。
でもどうすれば装画のお仕事ってできるの?というところから、現役で活躍しているイラストレーターさんを調べてみました。
装画と言っても作風もジャンルも幅広く、漠然としたまま走るのは少し不安でした。
そんな中しらこさんのnoteを拝見して、感銘を受けたのでご紹介させて頂きます。(この記事以外もとても勉強になります。。感謝..…🙏)

この中の「海でも空でも、青すぎると逆説的に悲しくなるというのがある」という言葉にもう鳥肌が立つほど衝撃を受けました。ああ、、そうだ、、私はそういうことを表現したいし学びたい...!
絵によって受ける感情、そしてただ悲しい感情をそのまま悲しい表情で表現するのではなく、人間の複雑性をもっと表現したいし学びたい。
学ぶために装画の仕事をしたいだなんて、可笑しな話ですが、私は仕事で絵を描くと学びが多くて、そこが好きだったりします。(それは企業様、個人の方問わず)
自分をどんどんアップデートできる感覚。自分にはない視点を得られる感覚。世界が広がる感覚。
もちろん自分でも視点を広げたり、技術を磨いたりすることは大前提です。
でも自分だけでは限界があって、そういう時に他の人の視点だったり、経験がとても大切になってくると思っています。

主役は言わずもがな本です。
その主役をどう引き立てるか、そして本の顔である装画でいかに人を惹きつけられるか、色んなバランスを考えながら作る自分の作品はどんなものになるんだろう、と装画に携わってみたい気持ちがムクムクと湧いてきました。(知らない事も多いので、もっと装画家について調べたり勉強して行きたいと思っています。コンペとかも出して行きたい。)
そして今回作った作品が『祈り』です。

人魚姫は童話で、ほとんどの方が知っている有名なお話です。
ディズニーの「リトルマーメイド」はあまりにも有名ですが、こちらはハッピーエンドに終わっています。
だけど童話の中は最期泡になって消えてしまいます。
その対の関係に物悲しくなったのですが、果たして童話の人魚姫は最期本当に不幸だったのだろうか?と考えました。消えゆく儚さの中に、少しの希望も見出してなかったのだろうか、と。
どうか、幸せに、と願うそれは希望ではないのだろうか。そう思いました。(そうであってほしいという私の願望かもしれませんが)

「絶望的な状況の中から見出す希望」これが今回のコンセプトです。
そして本のジャンルの想定としては、色んな苦楽を知った大人に向けて書いたミステリー小説をイメージしています。

以上があとがきとなります。
これからどうコンセプトを見つけて、どう描いて行こうかはまだ決めていません。
ですが、自分の中に内包している重苦しくもの悲しい感情や言葉では表現しづらい複雑な感情は、作品を通してお伝えできればと思っています😌
そしてそれがお仕事に繋がっていけばいいなと思っています。
もちろん今までのように画面やモチーフとしての好き!を追求することやこのモチーフ描きたい!という理由で描いたりもして行きたいと思っています!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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感想頂けるととても喜びます!
最初の印象とこの文を読んだあとの印象、この絵や文を通して感じたこと、絵としての綺麗さや良いと思ったこと、文を読んで実は以前から感じていたこと、何でも構いません。(あ、私はこう思う、などの意見はウェルカムですが、批判や揚げ足取りはしんどいので、あってもそっと心の中にしまっておいてくれると嬉しいです.…😂わがままですみません😂)
見て頂いた方と絵を通して対話ができればとっても嬉しいです😌

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