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ねこを迎える上で必要な心構え3つ

約半月前。母親の友人から保護猫(去勢・ワクチン済み)を引き取ることになった。私の母は実家で猫を飼っていたが、私は初めて猫と一緒に生活をしている。一緒に暮らしてわかったことがたくさんあったので、これから猫を迎え入れる人、猫を迎え入れるか悩んでいる人へ、私が思う最低限の心得を綴る。

ねこを迎える上で必要な心構え3つ

①家族全員の同意

一緒に暮らす家族が一人でも反対している状況で猫を迎えるのは厳しい。特に最初の1週間は猫にとって、超ストレスフル。突然の環境の変化にうちの猫は丸一日ほとんどなにも食べず、トイレも粗相をし、餌をあげようとしたら逃亡し、触らせてももらえず、ひたすらニャーニャー鳴いているけど、なにを要求しているのかわからない状況だった。
特に母は自分のジーンズの上に粗相をされたので、かなりショックを受けていた。それでも、みんなでこの子のことを考えて、それぞれネットで調べたり、図書館で本を借りてきたり、おもちゃを買ったり、トイレを変えたりと、みんなでアイデアを出しあったことが、お互い支えになった。

②経済面での余裕

餌、トイレ、ケージ、おもちゃ、おやつ、消臭剤、猫ベッドなどなど、必要なものは結構多い。猫は散歩しなくていいから楽と思いがちだけど、その分家でしっかり遊ばなくてはいけない。設備投資はストレス発散のために大切。おもちゃや爪とぎなど、気に入ってくれるのと、気に入ってくれないのとある。試行錯誤しながや購入するため、どうしてもお金がかかる。
あと、匂いと抜け毛対策グッズも必要。目に見える所以外にも、設備投資が必要なので金銭的な余裕がない人、あまりお金を使いたくない人は猫を迎え入れることを考え直したほうが良い。

③猫を問題解決の手段にしない

猫を迎え入れることで、寂しさを紛らわそうとか、家族が一致団結するんじゃないかとか、自分や家族に起こる問題を解決するための手段にすると、辛くなると思う。もちろん、猫がいる人生はとても豊か。生命を慈しむ心が宿るし、お家に帰るのが楽しみになる。
けれど、猫が問題を解決してくれるのではなく、あくまでも飼い主が猫さんに起こる問題を解決する側。なにか問題を抱えている人は猫を飼う前に、自分の悩みを解決することが先決。

猫のいる人生はとても豊か。うちの子は多頭飼い崩壊で捨てられた猫。しかし、私たち人間を恨むことなく、少しづつ信頼関係を築く。
なによりもとにかくいい子でかわいい。皆さまが豊かな猫ライフを過ごし、1匹でも多くの猫さんが救われることを祈ります。


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