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レナ・ダナムの『GIRLS』をみた

ラジオで気になった海外ドラマ『GIRLS』を観た。
「世界的に盛り上がる女性クリエイター映画シーンとは?」

率直な感想。同世代感がすごい。
ぁーわかる。思い出す。これって誰々じゃん。
みたいな。

それもそのはず、
製作・監督・脚本・主演のレナ・ダナムと私は2歳しか違わない。

はじめに言っておきたいのは、同世代感が強いドラマなので
誰もが好きになるドラマとはいえない。
下品に感じる人、全く理解できない人、面白いけど騒がれているほど重要じゃないと感じる人、様々だと思う。
(ちなみに、それは、私が『セックス・アンド・ザ・シティ』を観たときの感想でもある。)

ただ、特筆すべきは、彼女が製作・監督・脚本・主演のすべてを行なっているということ。この才能の豊かさと、それをサポートした大人の器量が半端なくアメリカンドリームだな!と感嘆するのであーる。

レナ・ダナムが魅力的なアイコン

レナ・ダナムが本当に魅力的だと感じるのは、普通っぽいから。
モデルさんみたいなパーフェクトボディではなく、ちょっとぽっちゃり。

普通の子がみんなが思っているけど、言ってもいいものかね?というようなことを代弁してくれる。もっともっと解放していいんだよってね。
その象徴として、すぐ脱ぐ。すっぽんぽんになる。

それがものすごく素敵に感じる。美人ならなにをしてもOK・・じゃなく。
全ての女性がなにをしてもOK!なのである。
自分の才能を信じていいし、大風呂敷を敷いていいし、男の子と遊んでいいし、すべてを捨てたっていい。

ドラマの中ではちょっと鈍臭く描かれる女の子、レナ・ダナムの名前がエンドロールでDirected、Written、Created、Producer、と矢継ぎ早に何度も登場すると、普通の女の子、勝った!イエーイ!!って気持ちになる。

コンプレックスを持っている普通の子がモテる。皮肉が効いたセリフ。
たまにはっとさせられる核心をついたセリフ。大体ユーモラス。
これってウディ・アレンじゃんっていう。

アダム・ドライバーがこれまた・・

私の頭のなかでは個性派俳優っていうカテゴリーにいるアダム・ドライバー。勝手にカテゴライズしておきながら、なんかそれっぽく振舞っているところが苦手って思っていたんだけど、このドラマで大好きになる。

なぜならば、言うことやなすことがちょっと元彼に似てるから。
という超個人的な理由。ちょっと幸せな気持ちになりました。ありがとう。

でもって、まさにこれぞ、同世代感で、あーわかるよ、わかる、うんうん。
これって誰々に似てるよね、って思わせてくれるドラマなのです。

ぜひ20代、30代のちょっとこじらせている普通の子に観てもらいたいドラマ。Amazon primeで観れるので、オススメです。

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