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Web資格頻出ワード!HTTPリクエスト

HTML5プロフェッショナル認定試験はWebコンテンツ制作のスキル認定資格として定評があります。
Webエンジニアに必要な知識が習得でき、合格すれば自己アピール材料として転職の際に役立ちます。
この記事を読んで、Webに関する知識をインプットしながら資格合格を目指しましょう!

今回は資格勉強中、何度も遭遇したHTTPリクエストについて解説します。
資格勉強中の人やWeb業界人のスキルアップの一助となれば幸いです。


HTML5プロフェッショナル認定試験とは

Webシステムを制作するうえで欠かせないHTMLやCSS、JavaScriptを使いこなす技術と知識を認定する民間資格です。
試験はlevel1とlevel2に分かれており、level2では難易度が数段上がると言われています。
level1はWebコンテンツ制作基礎分野が出題されますが、なんせlevel2はlevel1の内容に加えて開発・設計能力の有無まで問われますからね。
半端な気持ちで受けてほしくないという認定側の意向かどうかはわかりませんが、level1に合格しないとlevel2は受験できません。
受験料はlevel1・2ともに16,500円(税込み)と、ITパスポートや基本情報技術者試験などの国家資格に比べたらお高めの料金設定です。
試験の詳細については公式サイトをチェックしてください。


使用テキスト

今回購入したテキストはこの1冊です。

ほかにも公式テキストがいくつか紹介されていましたので、気になる人は公式サイトでチェックしてください。
level1受験ならテキスト1冊で十分だと思います。
何冊買っても疑問点は検索して調べますし、なによりテキスト横断して勉強する時間はないでしょう。


HTTPリクエストとは

ブラウザとWebサーバは通信の規格(プロトコル)にしたがってデータをやりとりします。
このやりとりの名前を、ブラウザが送るのか・受けとるのかの視点で覚えてください。
ブラウザからWebサーバに送るものはHTTPリクエスト、Webサーバがブラウザに返すものはHTTPレスポンスと頭に叩き込みましょう。

ブラウザとWebサーバのやりとり

ブラウザの要求に対してWebサーバは応答を1回返します。
Webサイトを閲覧するときは基本的にこのラリーの繰り返しです。


HTTPとは

HTTPとは通信規格

HTTPはHyper Text Transfer Protocolの略で、Webサーバとブラウザがデータをやりとりするための通信規格です。
Protocolを直訳すると「儀礼作法」「実施要項」だそうです。
要するに「決まり事」ですね。

普段使っているパソコンやスマートフォンは機種やOSによってブラウザが変わります。iPhoneならSafari、AndroidならChromeが有名です。
ブラウザやWebサーバOSが異なっていても、とくに通信のお作法を意識することないですよね?これは規格が決まっているからです。

HTTPとHTTPSの違い

HTTPとセットで覚えるのがHTTPSです。
HTTPSはHTTPに「Secure」の「S」がついたもので、語源の通りHTTPをより安全・安心に利用するために作られました。
ときどき誤解されてますが(わたしです)、あくまでもHTTPというプロトコルに安全な接続を可能にするプロトコルを別途追加したものがHTTPSです。
HTTPSというプロトコルはありませんのでご注意を。


HTTPリクエストの中身

リクエストの構成

ブラウザがWebサーバにリクエストを送るときの構成は決まっています。
リクエストはリクエスト行・ヘッダー・ボディの3つに分かれています。

リクエストの中身

3か所それぞれの内容について簡単にまとめました。

  • リクエスト行……Webサーバに「どこで」「何をさせたいか」を書いた場所

  • ヘッダー……リクエストに関する詳細な情報や補足事項を書いた場所(省略可)

  • ボディ……Webサーバに送信したいデータを書いた場所(省略可)

今回はWebサーバと通信する上で必須のリクエスト行について確認します。

リクエストメソッド

リクエスト行

左から順に「リクエストメソッド」「リクエスト先」「HTTPバージョン」がスペース区切りで記載されています。
「リクエスト先」はやり取りしたい情報やデータが格納されているアクセス先、「HTTPバージョン」は通常HTTP/1.1が設定されます。
覚えるべきは「リクエストメソッド」。ブラウザがWebサーバに対して送る指令です。
ブラウザが指定するメソッドに応じて、Webサーバは処理を行います。

リクエストメソッドの種類

リクエストメソッドは複数ありますが、主な4つについて紹介します。

  • POSTメソッド……サーバに対して情報(データ)を送信

  • GETメソッド……サーバの情報を読み取る

  • PUTメソッド……サーバの情報を更新

  • DELETEメソッド……サーバの情報を削除

上記4つは格納データに対して作成・読み取り・更新・削除の主要動作を行うメソッドです。
この主要動作をまとめてCRUD(クラッド)と呼びまして、Webコンテンツ開発をしていると必ず使用します(とくにPOST・GET)。

※なぜCRUDと呼ばれるのか?
作成=Create 読み取り=Read 更新=Update 削除=Delete
4つの頭文字をとって「CRUD」です。


まとめ

HTML5プロフェッショナル認定試験頻出のHTTPリクエストについて解説しました。
HTTPだけでこれほど知っておくべきことが……とすでに頭が痛くなった人もいますね(わたしです)。
ただ!ありがたいことに試験は選択肢形式がほとんどです。
なので完璧に覚えなくても合格できます└(・∀・)┘♪
合格基準は約7割の点数取得が目安とのことですので、合格点を目指してこつこつ勉強しましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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