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ESO・フィールドやパブリックダンジョン、メインクエスト戦闘を楽にするくらいのDPS

DPSに関する記事は以前にも書きましたが、

ESOを始めてCP160を超えた人が、「まだきっちり突き詰めるつもりはないんだけど、今よりちょっと強くなりたいな・雑魚戦楽にしたいな」くらいの目的の時に役立つよう、↑の記事から「やりやすい・すぐできる」を重視しておすすめする点を絞ったのが今回の記事です。

あくまで「セット装備に関係なく、スキル面で戦闘を楽にするには」に焦点を置いた記事であり、

「セット装備やビルドによって、スキルの選び方は全然違うものになる」ことは頭の片隅に置いておいてください。



■雑魚戦を楽にするには「範囲の継続ダメージ(dot)」が重要!

攻撃杖の設置範囲dotは、装備する杖によって名前と効果が変わる

dot(Damage on Time)、これは「効果時間中、少しずつダメージが発生する」タイプのアビリティです。ESOでは「継続ダメージ」という表記がされています。

一見、ダメージが低いスキルですが、効果時間いっぱい完走するととても強力だったり、完走できなくても「別の攻撃と一緒に発生する追加ダメージ」として優秀です。

イメージとしては「自分の周辺を毒の床にしたら、周りの敵全員がじわじわダメージ食らうのでそれだけ早く倒れる」という感じの利便性です。


次項目で使用例を出しますが、クラスによって、装備している武器によって、設置範囲スキルは色々あるので、自分のキャラが何を使えるかを認識していく必要があります。

中には変異先で効果や使用するリソース(マジカ・スタミナ・体力)が変わるスキルもあります。全てを把握するには、覚えられるものを覚えてみるのが一番早いですが、スキルをまとめているサイトを参照するのも手です。

↑個人的おすすめ:星霜物語さんのスキル一覧ページ
効果まで全て文章起こしされているので、「継続ダメージ」など欲しい効果名で抽出しやすい。


(余談ですが、ドルメン等のパワーレベリングがあまり推奨できないのは、レベルが上がるのが早くても、こういう時に使える「スキルポイント」は全然集められないためです)


■戦い方の例(マジカソーサラー)

今は雷重攻撃ビルドなので全然違うスキル構成です

ダメージの種類で言えば、

「①、設置範囲のdotを敷く」
「②、別の設置範囲のdotを敷く」
「③、直接範囲のアビリティで削り切る」

の流れになります。

①、②で範囲を敷いて、③を連打する、という戦い方です。
マジカソーサラーなら↓の例が正解という訳ではなく、私は「雷術士っぽい戦い方」「出が早くて戦いやすい」を重視してアビリティを選んでいました。

クラスによっては、「地面に設置するのではなく、周辺の敵に直接付与するdot」「自分を中心として発生するdotエリア」もあるので、それぞれのスキルの使い勝手や付加効果込みで、色々考えてみてください。

特に後述する「侵害」を範囲で与えるのは強いですよ!


①攻撃杖スキルの「不安定な属性の壁」

①属性の壁変異、「不安定な属性の壁(雷杖なので嵐の壁)」

攻撃杖の「属性の壁」は自分の前方方向の地面に、継続ダメージ範囲を10秒間出すアビリティです。

初手で攻撃杖の「属性の壁」を使う場合、武器の符呪で「クラッシャー符呪」をつけておくと、属性の壁が継続している間も物理耐性・呪文耐性の減少効果が更新されます。

CP160↑で最高品質なら「イタデ・デテリ・クター」
両手武器スキルでは、クリティカルチャージの変異「殺到」に
設置範囲dotダメージ効果があります

理想は符呪効果が上昇する注入特性ですが、使いたいセットを集める前からこだわる必要はありません。レベリング途中でとっかえひっかえする間は、Lvの高い武器の方が純粋に強いです。

また片手武器では効果が半減するので、二刀流・剣盾装備時にもクラッシャー符呪は向いていません。同名のバフ・デバフは重複出来ない仕様上、グループを組んだ時に誰かが両手持ちでクラッシャーのデバフを入れていても、片手武器の半減した符呪効果で上書きしてしまう可能性があります。


②クラススキルの「稲妻の氾濫」

嵐の召喚スキルライン、稲妻の飛散の変異「稲妻の氾濫」

攻撃杖の「属性の壁」は、キャラクターの眼前に「dot範囲を作り出す」ものですが、こちらの稲妻の氾濫は、「プレイヤーが地面上の任意の位置に、dot範囲を作り出す」ものです。

こうした「標的:地面」のアビリティは、デフォルトでは「作り出す位置を決める」→「発動させる」の2回操作が必要です。が、これは設定で「画面中心のマーカーに合わせて、設置と発動を1操作で済ます」ことも出来ます。慣れるとこちらが楽!

デフォルトでは設置する範囲の効果範囲が見やすいが、発動が遅い
「設定」→「ゲームプレイ」→「戦闘」項目までスクロールする


③攻撃杖スキルの「パルサー」

攻撃の杖スキルライン、衝撃変異の「パルサー(雷杖なので嵐のパルサー)」

前2つのスキルで、自分の付近に2種類の設置dot範囲が作れました。ここで使うのが、大きくHPを削れる主要な「直接ダメージ」のスキルです。


ESO上の用語としてある一方で、アビリティ説明上に無い「直接ダメージ」ですが、

「継続ダメージ」……継続的に少しずつダメージを与える

「直接ダメージ」……直接的に(瞬間的に)大き目のダメージを与える

私はざっくりこんな理解でやってます。いけるいける。


立ち返って、パルサーは「直接・範囲ダメージ」のアビリティです。ただパルサー連打するだけでも、通常の敵(雑魚、mob敵)は倒せます。しかし設置dotを併用すると、次のようなメリットもあります。

・自キャラが気絶させられた間にも、敵にダメージを与えられる

・敵集団の中に少し強い敵が混ざっていて単体アビに切り替えても、効果時間が残っているdot分のダメージで早く倒せる

・直接範囲を連打するより、リソース(マジカ・スタミナ・体力)の消費を抑えられる(※アビリティによる)

・その範囲dotアビリティを使うことで、クラス・武器のパッシブ効果が得られる(※アビリティによる)

・範囲直接ダメージ単体より、広い範囲にダメージが与えられる(※アビリティによる)


■ボス戦を楽にするには「継続の自己回復(hot)」と「デバフ:侵害」が重要!

色々「どのスキルラインのを使うか」を探す・選ぶのが楽しい

パブリックダンジョンのボス、ちょっとお強めのグループボスあたりに挑む時、役に立つのがこれらのスキルです。

hot(heal over time)はdot(damage over time)の逆、継続する回復です。他にも、「攻撃で与えたダメージの〇%分を回復」「攻撃効果がない分、回復効果が強めのスキル」等々本当に色々とありますが、ソロ戦闘をするなら回復効果のあるスキルが「継続」「直接」の2個はあると安心です。

続いて、敵に与えるデバフ「侵害」は、呪文耐性・物理耐性を下げる効果があります。色々数値がどうこうはありますが、シンプルに言えば防御力を下げるので、下げれば敵が柔らかくなる=削りやすくなります。

ただ侵害スキルは、あくまでソロ戦闘するなら入れる候補になるものですが、グループダンジョンではタンクが剣盾スキルを使っていれば不要になりがちです。……野良Nランとかだとあってもいいかもしれない。

フェイクでない剣盾タンクなら入れてるはずの、侵害強・弱入り挑発スキル


また、雑魚戦を楽にする用とは書きましたが、dotアビリティはもちろんボス戦でも有効です。(パルサーは使わなくてもいい/単体相手用にしては消費が重いので)

dotは完走させてこそ最大ダメージが活かせるものなので、リソースの枯れに気をつけつつ、ボスが死ぬまでなるべく完走→再使用出来たら感じです。



■色々とっかえひっかえできるのもESOの楽しさ

dotも色々、侵害も色々

CS版の発売で、XのESO_JPタグはかなり賑やかになっているのを楽しんでみています。ただそこで、「戦闘きついな~」という人をわりと見かけ、確かに往年のTESシリーズ的でない戦い方の概念があるよなぁ、と取り急ぎ書きました。

「現行パッチにおける正解」を探したい場合は、「ESO (英語で調べたいクラス名) build」で検索するのが早かろうと思います。


ただとにかく、数値としてのDPSはCP600くらいでまず30Kを目指すものだったり、遊び方上で必要でないなら別に目指さなくてもいいものではあるので

「それは自分にとってESOの楽しい遊び方なのか」は、何においても持っていた方がいいです。DPS上げはDPS上げを数値で見て、上がると楽しい人がやること。

その上で「言うても、もうちょっと強くなりたいな」というくらいなら、この記事の「範囲dot大事」「耐性を下げるのも大事」で事足りるはずです。ビルドでもっと具体的な事を知りたい場合、それこそESO_JPタグで聞いた方が集合知が得られるかもしれません。


他ソロDPSに関する記事:

↑神無月さんの一連のシリーズは、「CPはなんなのか」「アビリティのダメージ分類について」といった話が分かりやすくおすすめです。


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