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ESO・「タンクをやりたい!」初心者さん向けの話:実戦編

前提として、ESOは野良マッチングでGDのクエストをゆっくりやるのは不確実な手段となります。「クエストがある」「待って欲しい」と意思表示した上で、会話やシーンをメンバーが待ってくれる・くれないは完全に運です。

確実にゆっくりクエストをやりたい人は、まずは主旨の通じる友人を募る、ギルドやtwitterなどで募って行きましょう。

Nランなどで「クエストをやりたい未踏破のダンジョン」に当たってしまった場合、クエストを受諾しない状態でダンジョンをクリアしてしまう手もあります。ボス戦に伴う展開は判ってしまうものの、背景や状況は主にNPC会話からの情報量が大きいです。

前回の記事では「事前準備編」を書きましたが、今回は「実際にダンジョンに行く際には、どういった動きをするのか」についての記事です。

こちらでもいくつか装備やスキルについて記載していますが、装備セットについては「これが必須装備ではない」と前置きしておきます。ただ便利だよ~という紹介です。


最初にまとめてしまうと、ESOのタンクがやることは大きく分けて2つです。

・道中の雑魚戦では、敵をまとめる・身動きをできなくしてDPSが殲滅しやすくする

・ボス戦では、挑発スキルや自己回復・バフデバフをしっかり維持して自分と味方を守る

これらについての補足や、実際の戦闘で起きがちな事態についてまとめていきます。


■道中の先導は必須ではないし、道を間違えても別に戻ればいい

ダンジョンでは戦闘前に必ずあるのが「道中」で、タンクは先導するものというイメージがあるものではないでしょうか。

分岐が多いアリクル砂漠GDのヴォレンフェル

ESOのGDは結構分岐や行けるルートが多いので、デフォルトのUIで遊ぶと結構迷います。

ただESO野良ではガンガンDPSやヒラが先行することがあるのでそういった人についていく、もしくは自分から「ここの道分からない・道を分かる人が先導して」と言っても良いでしょうし、もちろん無言でついていっても問題ありません。

逆に普通通りのルートで行こうとしたら、自分以外の全員が滝やら川やらに飛び込んだ短縮ルートを行っている、ということもあります。

初めてのところは無理に先導しようとせず、味方が走り出したらついていって道を覚える、で大丈夫です。

全員道を知らなかったら腹をくくりましょう。


・ミニマップのアドオンは道が分かりやすくなる

Votan´s Minimap

またミニマップの表示するアドオンは道を見る上で便利なので、導入してしまうのも手です。道順自体は覚える必要がありますが、逆走や単なる行き止まりを避けやすくなります。


私はこちらを参考に「Votan´s Minimap」を導入していますが、パッド操作だときっちり右上に設置できないようでした。

また記事中にも説明がありますが、「戦闘中にも表示する」機能はデフォルトではオフです。


■雑魚戦でのタンクの役割は「まとめる」「足止めする」

多数の敵の動きを止める、移動できないようにするのが雑魚戦での役割

タンクの雑魚戦での役割は、「一身に攻撃を受ける」という基本的な役割のほかに、「DPSがまとめて雑魚を攻撃できるように、一か所にまとめる・足止めする」が出来るのが望ましいです。

そのために、「範囲設置」と「足止めor鈍足or気絶」系のスキルをスキルバーに入れておきましょう。初手でタンクが「設置範囲」を置ければ、基本的に敵はタンクに向かって攻撃してきます。

ただしより攻撃力の高い攻撃にヘイトが上書きされてしまう等で、DPSの方に敵の矛先が向いてしまうこともあり、それを遅らせる・DPSの被ダメを抑えるために「足止め・鈍足・気絶」スキルが役立ちます。

詳しくはこちらの記事の「「範囲を設置する」タイプのスキルも欲しい」項目で説明しています。


・敵をまとめて引き寄せられる装備セットもある

ヴァテシュラン剣盾の引き寄せ発動の図

以下は遠距離から攻撃してくる敵を引き寄せるスキルです。

・ドラゴンナイトの「火の捕縛」とその変異
・ネクロマンサーの「招きの鎧」(骨の鎧変異)
・ウォーデンの「氷結ゲート」「氷結トラップ」
・戦士ギルドの「拘束の銀矢」(シルバーボルト変異)

見て分かるように、「拘束の銀矢」以外はクラススキルです。他クラスの選択肢は実質的に拘束の銀矢しかありません。

(※他にクラススキルであったら追記します)

これらの単体引き寄せスキルを使って、遠距離から攻撃可能な故に離れている弓士、魔術師などの敵を引き寄せると、味方がまとめて殲滅しやすくなります。


しかし次の装備セットであれば、単体どころか複数の敵を一挙に引き寄せられます。

初心者向け、かと言われると悩ましいラインですが、便利な装備には違いないので記載します。ただし、決して「この装備がなくてはタンクをしてはいけない」系の装備ではありません。


・引き寄せ便利セット①ヴァテシュランの「虚無の強打」

愛用しています

・ヴァテシュランの「虚無の強打」セット
片手武器+盾のセット。剣盾スキルの「パワーバッシュ」とその変異に、12m以内の敵を引き寄せる追加効果を持たせる。

DLC「マルカルス」で解放される「ヴァテシュラン洞穴」のノーマルorベテランのクリアでランダム入手。ノーマルで挑んでも2セット目のセット効果は変わらないが、装備Lvの上限上、入手はCP160以降がおすすめ。

ヴァテシュラン洞穴はDLCエリアのソロアリーナです。ESO+に加入する、もしくは「マルカルス」のDLCを購入する必要があります。

メイルシュトロームアリーナよりは短く済む



・引き寄せ便利セット②「闇の収束」セット

PvPエリア装備だがギルドストア販売あり

・「闇の収束」セット
地面への設置アビリティを使用すると、そこを中心として敵を引き寄せるエリアを作り出し、1秒の気絶、魔法ダメージを与える。この効果は25秒ごとに発動する。

シロディール自陣の「エリート装備売り」から部位ガチャで購入できる。軽装備なので、タンクで使う場合はアクセサリー+武器の組み合わせが一般的になる。

こちらも引き寄せセットですが、味方の火力が高くて1戦あたりが素早く終わる場合は、次の雑魚戦が始まるまでに25秒が経過していないこともあります。別途、足止め系の設置範囲スキルをセットしておくに越したことはありません。


・スキル次第で範囲挑発が出来る「拷問者」セット

色々なアビリティで発動する挑発効果

この拷問者セットは引き寄せではないものの、ESOで唯一の「範囲攻撃で一度に複数の敵へ挑発が出来る」セットです。

・「拷問者」セット
チャージ、跳躍、テレポート、引き寄せアビリティで直接ダメージを与えると、その直接ダメージを与えた対象に15秒間の挑発効果を与える。

ベースゲーム内のGD「追放者の監房」で入手できる装備セット。低Lvから解放されるので周回はしやすい。

・拷問者セットが発動する範囲スキル例
 両手武器の「殺到」
 ウェアウルフの「残忍な急襲」

 テンプラーの「爆発性チャージ」
 ドラゴンナイトのULT「ドラゴンの跳躍」(飛翔変異でコスト減) 

拷問者はあくまで引き寄せ「アビリティ」で発動するものなので、セット効果で引き寄せがつくもの、先ほどのヴァテシュラン剣盾や闇の収束では挑発効果が出ませんでした。

ただし、ヴァテシュランや闇の収束で集めた後に拷問者対象の範囲スキルを叩き込む、という方法ならば問題なく範囲での挑発効果は発動します。


・「コレクション」から未所持の装備セット効果も見てみよう!

「メニュー」→「コレクション」→「セットアイテム」

「ほかにどんなセット装備効果があるか知りたい」場合には、ゲーム内の「コレクション」→「セットアイテム」から、実装済みの全てのセット装備効果を確認できます。

フィールド、GD、DLCGDと入手先別に一覧できるので、入手先が分からない、ということもありません。(古遺物は除く)

ESOは面白いセット効果が多く、タンクやヒラは特に「DPSよりも自由度が高い」と言われています。

自分のやってみたいタンクにぴったりな装備が無いか探すのも、カタログ的で楽しいものですよ!


■ボス戦でのタンクの役割は「タゲを取り続ける」「生きる」「場合により蘇生する」

タンクはボスの真正面に立つ

前記事で書いた立ち位置のおさらいです。
ボス戦において、タンクはボスの範囲攻撃が他のメンバーに当たらないように、基本的にはメンバーたちとは反対側の位置に陣取ります。

そしてヒーラーという回復職はあるものの、詐欺ヒラだったり、単に不慣れなヒラさんであっても大丈夫なように、1~2個は自己回復スキルを入れておきます。

そしてダメージを軽減するのに重要なバフ「強固(強)(弱)」、敵への与ダメを上げるデバフ「侵害(強)(弱)」、そして「挑発効果」を常時切らさないように心掛けてみましょう。

つまりはそれぞれのバフ・デバフ効果を「途切れないように、秒数が多少残っているうちに上書きしていく」スキル回しや心構えが必要になるんですね。

・他にタンクにあると良い、ボス戦向きのスキル効果候補

自他のリソースを回復するもの
デバフを解除するもの
味方を守るもの(シールド効果など)
味方にバフ効果があるもの(与ダメ上昇につながる効果)


・ボスの攻撃は予兆に注意

金色の集中線めいた予兆は「防御」が必要

タンクはただボスの攻撃を食らうだけでなく、「防御」や「強撃(バッシュ)」で対処するタイミングがあります。

杖以外の武器では防御はスタミナ消費、
杖時の防御はマジカ消費

金色の予兆の攻撃は重攻撃、被ダメが大きい・転倒させられるなど強力な攻撃です。これは予兆が出ている間に防御しておく必要があります。

基本的にこの攻撃は(ランダムターゲットでなければ)タンクが食らうものなので、備えておきましょう。


赤い集中線めいた予兆は「中断できる攻撃」の予兆

赤色の予兆の攻撃は、強撃で中断させることが望ましい攻撃です。その攻撃をする時間を短縮できたり、相手をフラフラ状態(被ダメが上がる状態)に出来ることもあります。


発動すると赤い範囲部分はダメージを食らう場となる

この手の特殊攻撃はランダムターゲットであることも多いです。味方が対象になってしまったら速やかに強撃して妨害し、タンクが対象になった時は味方が強撃で解除出来ると知っていることを祈りましょう

英語では「Bash」です。Please bash!


・野良なら蘇生速度UPのCPがあると安心

PT崩壊時に役立つ

「タンクは蘇生しなくていい」「タンクは蘇生要員になるほうがいい」、どちらの意見も見かけたこともあります。議論の余地がある話のようです。

が、実際問題として、野良のNランでは「タンク以外死んでる」「タンクしかヒーラーの死に気づいていない」という状況が起きがちです。

立ち位置的にタンクが一番「味方の死体」に気づきやすい

ボスのサイズにもよりますが、基本的にタンクはボスと一緒に味方の方が見えています。しかしDPSは基本的にボスしか見えていません。ヒーラーならば味方のHPバーを注視することはあっても、DPSは意識していない人の方が多いのではないでしょうか。

そうすると起きるのが、何らかの攻撃でヒーラーが死ぬ→回復が来ないことで次に耐久が低いDPSが死ぬ→タンクだけが残る、という状況です。

タンクは元々耐久が高いこと、そして自己回復スキルをセットしておくことで、立て直し要員としても立ち回れます。

よって、私は「野良なら霊魂マスターは入れておくと便利」派です。


ただ自分がDPSの時にも霊魂マスターは入れておき、率先して蘇生要員になれるようにしておくのがおすすめです。

タンクの蘇生はボスの攻撃手段次第では結構難しいので、タンクの仕事を増やさないように出来たら一番ですね。



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